私はもともと独立に向かない人だったと思います。
勉強したり、新しい物事に取り組んだりは好きですし、収入が立っていない状態でも独立しちゃうくらい度胸もありました。
でも、これだけでは成功しませんでした。
「これくらいでいいや」が癖になっていたんでしょうね。
知識やスキルを使って効率よくやっても、上限が「これくらい」なんですよね(笑)
「これくらい」を維持するのが楽になるだけで、その先に進めません。
突き抜けた行動をして、結果をぐんぐん伸ばしていくような人は何が違うのか?
考えてわかったわけではなく、運よくその違いが見つかったのでシェアします^^
独立に向く人は結果が出るまで1つしかやらない
これに尽きますね。
独立に向く人は、結果が出るまで1つのことをずーっとやってます。
周りで見ている人はこんな風に思います。
- 「よく飽きないなぁ」
- 「そんなに楽しいと思えるのは才能だ!」
- 「それをやるために生まれてきたんだろうな」
…いや、違います(笑)
とっくのとうに飽きてるし、楽しいどころか苦痛だし、そんなもんのために生まれたわけじゃないです(笑)
しかし、それをやらないと欲しい「結果」が得られないんですよね。
だからやってます。
そして、そんなに嫌なことを続けるにはどうしたらいいか、ということを真面目に考えてます。
嫌なものは嫌だし、楽しくないものは楽しくない。
これをどうしたら続けられるか、です。
少し事例を出しながらお話していきますね。
私は独立に向かない人間だった
嫌なことがあれば避ける、つまらないことがあれば辞める。
私はそうやって30年生きてきました。
欲しいものはある。
「やりたくないこと」の先に欲しい「結果」がたくさんある。
でも、「やりたいくないこと」はやらない。
手近にある欲求を満たせるものに時間を使い、満足したふりをして生きてきました。
実際には、15才くらいから徐々に、自分でできることが増えてきますよね。
そうするとアルバイトなんかして、自分で焼肉でも食えるようになる。
こうなったら焼肉はもう特別なものじゃなくなります。
そんなことはみんな気づいてますよね。
でも、ギャンブルをしたり、酒を飲みすぎたり、たばこを吸い過ぎたり。
全然自分の欲求は満たされないのに続けてしまいます。
他人が結果を出して成功したら妬んだりね(笑)
私はそんな人間でした。
そのまま何もしなければ独立も最終的には失敗に終わって、再度就職して普通の人生を送っていたかもしれません。
独立で成功する体質に変わったきっかけ
そんな私が変わったきっかけはダイエットです(笑)
まったく関係ない感じがしますが、これはメンタル面でむちゃくちゃ参考になりました。
太っている人が痩せるのは、運動だけでは絶対に無理です。
食べなければ痩せます。運動は補助。
つまり、「食べない」という制限の向こうに「痩せる」という欲しい結果があります。
そこで私は15日間の断食(ローカロリーはOK、しらたきとか食べてました(笑))を実行しました。
結果は-7.5kg。まぁ成功ですね。
「結果」を出したのです。
この成功体験から私が学んだのは、「○○をする」よりも「〇〇をしない」の方が結果を引き寄せるということです。
特に、私のように欲求が大きく、やりたいことが多い、そしてやりたい気持ちが強い人は、「〇〇をしない」という制限が大きな結果を招くことが多いです。
逆に「〇〇をする」という習慣づけはあまり効果が出ません。
もともとやることが多い生活の中で、習慣を追加したら続くわけがありません。
また、やりたいという気持ちが強いので、他のやりたいことが犠牲になってしまうことに耐えられなくなります。
だから、手放す。制限する。
1つやることを決めたら、他のことを一切やらない。
この考え方が私を変えてくれました。
「集中する」よりも「制限する」が重要
私は今まで、何か目標を持つと1つに集中しようと努力してきました。
しかし、少し時間が経つと、他にやりたいことができていつの間にかやるべきことをやらなくなってしまいます。
これを繰り返していました。
やる気が無いわけではありません。
時間があったらやりたいと思ってるけど、問題は時間じゃなくて、他のことの方がやりたいという気持ちだったんです。
当たり前ですよね。
「やりたくないこと」の先に欲しい「結果」があるわけですから。
例えば、ブログを書くってのは「やりたくないこと」です。
その横にゲームをするっていう「やりたいこと」があります。
どっちがやりたいか?という質問をされたら、即答でゲームです。
だから、ゲームに流れてしまって、ブログを書くことができなくなっていました。
「やりたくないこと」に集中しようとしても無駄です。
「やりたいこと」の方が存在感ありますからね(笑)
いくら集中しようとしても、いつも「やりたいこと」が頭に浮かび、それを忘れようとするから無理が生じます。
1つのことを続けるコツは、「やりたいこと」にしっかり目を向けることです。
正面からやりたい気持ちと対峙して、その感情を受け止めます。
その上で、
「やらないっ!」
と宣言してください。
やりたくないことへの集中よりも、やりたいことを制限することの方が大事です。
欲求が大きい人は特に、やるべきことは集中しなくても頑張ってやります。
このタイプは何事にも本気になれますからね(笑)
だから、集中しようという意思は必要ありません。
それよりも制限です。
やりたいことに目を向けて、「やらない」と宣言してください。
実は、多くの人の行動量は十分だったりする
独立起業を語るときに、
「行動量が足りないから成功しない」
とはよく言われることです。
残念ながらこの考え方が当てはまらない人はかなり多いと思っています。
実際、今考えても私の行動量は凄まじいものがありました。
放っておけば毎日10時間以上ゲームができるし、一度気合が入ればブログでも1日10記事以上記事を書いたりします。
しかし、そんなふうに活動した経験が無数にあります(笑)
行動量もあるし、やる気もある。
だけど結果が出ないのです。
「じゃあもっと行動量を増やそう!」ってそれじゃ体も精神も壊れます(笑)
大事なことは、その行動量を1つに集約することです。
良く言われる集中力ですね。
しかし、集中させようとするのは間違いで、1つのこと以外を制限する意識を持つと加速していきます。
すでにやる気があるから集中しようとしてもただ力むだけなんですよね(笑)
でも、やりたいことに「やらないっ!」と制限して我慢するなら、頑張るという言葉ぴったりはまります^^
夢や目標からのモチベーションなんかすぐになくなる
独立して夢や目標を持った時に、コルクボードに実現したときのイメージを作るみたいなのあるじゃないですか。
あとは、ノートに欲しいものを書くとか。
あれ、あんまり意味ないです。
夢や目標からのモチベーションなんかすぐに消えてなくなります。
モチベーションが無くなったあとにそのコルクボードを見てみてください。
吐き気を催しますよ(笑)
他のことを制限するために、その目標のイメージを見て、他のことをやらないという制限力に変えることは微力ながらできるかもしれません。
しかし、大事なことは、夢や目標とか「やりたくないこと」に目を向けることではなく、すぐそばにある「やりたいこと」に目を向けて制限することです。
なんならそのコルクボードに、好きなゲームやアニメのキャラクター、スマホやTwitterのロゴなんかの写真を張り付けて「やらないぞっ!」って書いておいた方がずっと効果があります(笑)
学歴、職歴、知識、スキルはあとからどうにでもなる
独立に向く人ということで、
- 学歴
- 職歴
- 知識
- スキル
- 人脈
あたりが引き合いに出されますが、これらは全部行動量の集中で後から得ることができます。
逆に、行動量の集中ができない場合、これらのリソースを持っていても稼げるようにはなりません。
膨大な知識、華やかな職歴、圧倒的なスキル、最高の人脈。
これらをもってして、起業や独立に失敗する人は大量にいます。
そういえば、一時期、慶応卒+三菱UFJ勤務という方とビジネスをするという話になりかけたことがありました。
しかし、彼は自分のステータスにかまけて全く動かず、学ばずでした。
私はその状況をみてかなりイライラしていました(笑)
しかし、もう一人すでに起業して成功しているPCの修理会社社長さんが参加していましたが、彼曰く、
「就職して働いている彼と、0から何もかも作り始めてる君じゃ、経験のスピードが違いすぎるねぇ」
とのこと。
独立するなら学歴も、職歴も、肩書もまったく意味が無いです。
旗を立てた業界で、自分に何ができるかを見極め、そこに行動量を集約して勝ち上がっていくしかありませんからね。
未知の領域に飛び込んで1年で勝つ人間がいるということ
独立するなら手ぶらでOKです(笑)
1つに集中する、他のことを一切制限するという覚悟を持って独立してください。
たった1年でその業界のトップに躍り出る人がいます。
だいたいそういう人は、もともとスキルがあったわけではなく、知識もその場その場で仕入れて、行動を集約してきた人です。
どんな業界でも後発組が有利です。
現状の悪い部分に気づくことができますからね。
ただし、先行している人がかけた「時間」だけは簡単に追い抜くことができません。
だから1つに集中して素早く結果を出しながら、一気に駆け上がらないとダメってことですね。
独立するなら「やりたいことを制限する」ということだけ覚えておいてください。
今回は以上です!