今回はちょっとコラム的な内容です。
ここまでの「やりがいある仕事の選び方」をじっくりやってこれた場合、あなたは内向型の性格をしている可能性が高いです。
内向型は、考え事をしたり精神的な活動をすることによってエネルギーを蓄えられる人であり、外側からの刺激によってエネルギーを奪われやすく疲れやすい人です。
※逆に外向型は外側からの刺激でエネルギーを得るので、行動して新しいものに触れるほどペースが上がっていきます。
ここまでのワークで心の中で目標を定め、向かうべき方向が見えたと思いますが、内向型の場合ここで一気に動き出すとすぐに疲れて動けなくなります。
行動が伴わずに「やっぱり自分には無理だ」となってしまう可能性ありますので、この記事で注意点を書いておきます。
「やりがいある仕事の選び方」は内向型に効果絶大
先に、「やりがいある仕事の選び方」が内向型に効果がある理由をお伝えしておきます。
内向型は、自分が100%納得しなければ前に進みません。
たとえ「お金が儲かる」と言われても、「こんなやり方では嫌だ」「こんな肩書になりたくない」「家族に胸を張れる仕事でなければやらない」という具合に、すべての条件がそろっていなければ実行しません。
だから、自分の欲求のすべてを満たすライフスタイルを決定し、それに沿った仕事をすることで深い納得のもとに行動を起こすことができるようになります。
行動の根拠が欲求であることを知り、すべての欲求を明確にして把握し、納得して行動を起こす、という流れですね。
逆に外向型の場合、目標なんかなくてもどんどん行動して人生を楽しみ、いろいろやってるうちに「何者か」になったという人も少なくありません。
つまり、じっくりやりがいある仕事を考える暇があったら、とりあえず外に出て楽しそうなことに参加して、誰かと遊んでいるうちに仕事が見つかる、という流れです。
ですから、ここまでじっくりワークをこなしてこれた場合、あなたは内向型である可能性が高いということになります。
「やりがいある仕事の選び方」をこなすと、行動の根拠がわかり、行動したい気持ちが溢れてきます。
しかし、内向型はむやみに行動すると簡単にエネルギー切れを起こします。
エネルギー切れに注意して、目標を達成するための注意点を次項から解説していきます。
内向型の目標達成は、十分な「暇」がカギとなる
内向型はエネルギー切れが一番の敵です。
外を歩けば、他人の小さな言動に敏感に反応します。
飲食店に入れば店員の接客態度を細かく監視し、友達の何気ない一言に傷つき、家に帰るころには「もう何もしたくない」という状態になりますね(笑)
それでも自分の中には強い熱意や、理想、目標があるので、頑張らなければいけないという思いがあり、中途半端に行動をしてはまた疲れてしまうの繰り返しをします。
この負のループを断つには、まず「暇な時間」と仲良くなることです。
意外と内向型の人間は暇な時間を嫌いますね。
ちょっとでも時間があると、ゲームをやったり、本を読んだり、しかもそれぞれの行動に目標があって頑張ってしまいます。
遊んでるつもりなのに、仕事でもしているかのように本気です。
しかし、もともとエネルギーの少ない内向型がこんな生活をしていては成長することができません。
ずっとエネルギー不足で、10%の力しか出せていない状態で前に進み続けようとしているのと同じです。
内向型が100%の力を出すには2つの条件を意図的にそろえる必要があります。
1つは「行動に対する納得感」です。やりがいある仕事の選び方で得られるはずです。
もう1つは「十分なエネルギー」です。これが完全な「暇」から生まれます。
実は、内向型の100%の力は外向型の2~3倍くらいあります(笑)
「行動に対する納得感」と「十分なエネルギー」を蓄えて「いくぞっ!」と前進するときの内向型は誰にも止めることができません。
完全な「暇」を作りましょう。
何も予定が無く、やりたいこともしない、勉強もしない。
とりあえずの散歩なんかいいですね。目標を持たないことが重要です。
完全な停止状態。運任せ、風任せです。
1日1時間でもこんな時間が作れれば、内向型のエネルギーは爆発します。
お勧めなのが「マインドフルネス瞑想法」です。
Googleの初期社員が始めたことで有名ですね。
何か長時間やっていることを断って、完全に暇な時間を作ってみてください。
目標がぐんぐん近づいてくるようになりますよ^^
また、精神活動が多すぎると考えすぎによる「不安過多」の状態になりがちです。
これもマインドフルネス瞑想法を使って、考えない練習をすると軽くなります。
あと、内向型は外からの刺激に敏感なので寝るときに耳栓をしましょう。
完全な睡眠ってどんなものかがわかります(笑)
知識の「広さ」を意図的に向上させる
内向型は1つのことに集中する傾向があります。
よく言えば深く知識やスキルを得ることができ、悪く言えば視野が狭くなりがちです。
取り組んでいることに集中することは良いのですが、行き詰まった時に外から知識を得て解決するような動きができません。
解決策としては、広く本を読むことです。
取り組んでいることから少し離れた内容の本を読むのがとても効果があります。
といっても、内向型だと、目標に向かっていない内容の本を読むのは耐えられないし、集中することもできないと思います(笑)
そういうときは、通勤・通学などの移動の時間を使って音声で本を読みましょう。
おすすめの方法は「kindle + iphone」です。
Amazonでkindle本を購入し、iphoneのkindleアプリを開きます。
iphoneで音声読み上げ設定をしておき、画面の上部から指2本で下にスワイプすると、本の内容を読み上げてくれます。
何かのついでに音声で本を読んでおきましょう。
すると、内向型の場合、あるキーワードが目標に使えると判断すると、そこから一気に思考が広がっていきます。
紙に書き留めておいておくだけで、行き詰まった時の突破口になります。
今回は以上です。
「やりがいある仕事」がしっくり来ているあなたは内向型の可能性が高いので、エネルギーの管理と、知識の広さの意識を忘れないようにしてください。