今回は在庫を持たないビジネスの見つけ方を解説します。
在庫を持たないビジネスは無数にあります。その中から、「何でもいい!」という考え方で探しても、決めるのが難しいです。
まずは市場や業界の標的を定め、狙いを絞ります。
最終的に成し遂げたい大きな目標を立てることを先にすると簡単に見つかります。
「目標を達成するためには資金や実績が必要だから、今は在庫を持つようなリスクの無いことから始める」
という意識をもてば自然に見つかるはずです。
ちょっと前置きが長くなりますが、詳しくお話していきます。
在庫を持たないビジネスなら何でもいい!→挫折のもと
在庫を持たないビジネスを探している人がこの記事にたどり着く流れは以下です。
①「お金欲しい!」「ステータス高めたい」
②「起業したら得られそうだ!起業したい!」
③「成功するには在庫を持たないビジネスがいいらしい!(ってホリエモンが言ってた)」
④「…で、在庫を持たないビジネスってなんだ?」
⑤「儲かって在庫を持たないビジネスなら何でもいいから、見つけて始めたい!」
で、検索してここまで来られたのでしょう。
この流れだと9割の方は失敗します。失敗というより、厳密には行動力やモチベーションが足りなくて挫折します。
「お金」の欲求って、人を大きく動かすほどの動機になりません。
起業すると面倒なことが山ほど起こるので、動機が弱いとほぼ確実に挫折します。
「金持ちになったらベンツ乗りたい!」とか言って、その後金持ちになったのに軽自動車乗っている人がゴロゴロいます(笑)
月20万あれば世の中のほとんどのものが手に入る現代においては「お金」は意外と重要じゃない人が多いです。
「お金」があんまり重要じゃないと聞くと、「じゃあ自分にできることなら何でもいい!」と言う人が出てきます。
残念ながら、あなたができることってかなり多いのでその考え方だと狙いが絞れないと思います。
そのままとりあえず何か始めてしまうと、面白くもない、やりがいもない、ということで行動力が足りなくて挫折します。
対処法としては、まず「○○なビジネスなら何でもいい!」と考えるのをやめましょう。
「何でもいい」という部分を、自分のわがままで決めてしまえば、さらに楽しく仕事ができて行動量も増大します。
欲求の洗い出しから始める
ちと長くなってますが「在庫を持たないビジネス」の話につながるのでもう少々お待ちください。
自分の欲求を全部満たすような業界で起業することを目標にしましょう。
・好きなこと
・興味のあること
・解決したいこと
これらの感情から「〇〇したい」という欲求を書き出して、それらができるだけ多く手に入る仕事を仮定してください。
その仕事ができる環境を作っていくのが、起業に大きな意味を持たせることができる考え方です。
自分の欲求のほとんどが満たされるので、「人生これだけやってれば最高」状態が作れます。
つまり、行動力とモチベーションを最大にし、長くキープすることができるので、圧倒的な行動量で経営を成功させることができます。
しかも辛くないです。
これで、起業する業界が決まるはずです。
あとは、ざっくりとで良いので「どんな商品(サービス)」で「誰を喜ばせたいか」を決めてください。
まだ商品開発をする段階ではないので、ざっくりとで良いです。
他人のために役に立てそうなこと、喜ばせることができそうなことをできるだけ多く書き出すのが良いでしょう。
リスク少なくお客さんのためにできることからやる!→在庫持たない方がいいでしょ♪
起業する業界も決まり、誰を喜ばせるかも決まったなら、その人のために何ができるかを全力で考えましょう。
どうしたら喜んでくれるか、どうしたら役に立てるか、こんな商品があったらお客さんは大喜びするかもしれない、などなど。
中にはお金がかかることや、1人でできないこともあるでしょう。
そして、在庫を抱えないとできないこともあるかもしれません。
ただ、起業が初めてであんまり自信がないなら、
「在庫を持たないビジネスの方がリスクが少ないから、失敗してもOK!」
と割り切れるし、失敗したときにやり直すのも簡単なので、有利ですよね。
だから、「在庫を持たないビジネス」を選んだ方が良いってことです。
裏っ返せば、資金が潤沢にあって、別に在庫がダメになったって痛くもなんともない、という人は在庫抱えたっていいんです。
そのリスクを許容できるのであればOKです。
自分への制限をかけ過ぎないように注意してください。
つまり、リスクを低減させるために在庫を持たないだけであって、在庫を持たないビジネスが儲かるぜ!という話ではありません。
大事なのは、あなたがどの業界のどの分野で働くと幸せで行動しまくりな状態になれるかということが1つ。
もう1つは、お客さんのために何ができるかを全力で考えることです。
そして、できることから少しずつ始めるわけですが、資金が潤沢でないならまずは「在庫を持たないこと」から始めると、失敗したときに痛くないし、再起しやすいよということです。
あなたに合った業界で、お客さんを喜ばせることをできることからやってください!
そしたら儲かりますって。
まとめ
・まず「〇〇なビジネスなら何でもいい」という考え方をやめる!
・欲求を洗い出して起業する業界を決める
・ざっくりと「どんな商品(サービス)」で「誰を喜ばせたいか」を決める
・「この人を喜ばせるために、今の自分は何ができるか?」を徹底的に考える
・ここまで来て「はじめて起業するなら在庫は持たないことでお客さんを喜ばせよう!」と決める
・リスクが少ないなら在庫を持ったっていい→制限のかけ過ぎに注意