起業家の経歴を見ると、高学歴の人が多いですね。あれにはちゃんと理由があります。
「なぜ学ぶのか?」をよく理解しているからです。選択肢を増やして正しい行動を選択するためですね。
あと本を読んで学ぶことに慣れてますね。本を読むスピードがとりあえず速かったりします。
あと、逆に低学歴だと成功しにくいことにも理由があります。
勝ちたいという意識から、競争意識がとても強くなってしまうんですね。
特に「才能」「センス」「性格」みたいな、人柄とか生まれ持った頭の良さとか、そういうもので負けてないことを証明しようとしてしまいます。
そうなると「学んで成功する」という意識がどこかに吹っ飛んじゃいます。
本を読まない。選択肢が増えない。効果が無いのに同じことをずっとやってるという負のスパイラルです。
今回は、なんで本を読んだ方がいいのかという話(選択肢を増やすためです)と、どうしてそう言えるのかについてグダグダ垂れ流します。
高学歴の起業家が多い理由
一応ソースとしては東京商工リサーチの「130万人の社長データ調査」というのがあって、全社長の52.47%が大卒、大企業社長の85.43%が大卒というデータがあります。
高学歴の人は、学ぶことで結果を出してきた人です。
本を読んだり、勉強したりが日常化しているので、知識のインプットが凄まじく速いです。
「起業しよう」と思ったら、まずは本を読んだり、事例を調べたりしてどんどん知識を増やします。
逆説的に低学歴で起業して上手く行っている人が少ないのはインプットが少ないからです。
行動力がある人は多いんですけど、いかんせん学びが少ない。
そのため、上手く行かないのに同じことを繰り返したり、1度上手く行ったことを繰り返して失敗します。
私も低学歴組(大学は行ったけど中退なので、最終学歴は高卒)ですが、やっぱり思うのは競争心が強すぎると良くないですね。
特にセンスや才能の面で負けたくないという気持ちが強いと、学ばずに頭の中から出てくるもので勝負したいと思いがちです。
高学歴の人は競争心があったとしても、センスや才能だけではなく、知識のインプットで正しい行動を選択する前提を持っています。
だから、いつでも有利な戦いができるわけです。
やり方を知っていて、そこからの勝負なんですよね。
学ばずに、自分のアイディアで全部持っていこうとしたら、学んでからスタートする高学歴な人たちに勝てるわけありません。
才能やセンスよりも正しい行動の選択肢を知っている方が良い
どんなに頭が良くても、選択肢を知らなければ正しい行動を選択することはできない。
起業家はセンスと才能で乗り切っているわけじゃない、本を読んだり、人に聞いたりして、選択肢を増やして正しい行動を選択できるようになったから成功した。
しっかり勉強をする人ほど「とりあえず行動してみるのが大事」なんてことを言います。
そういう人に限って、平均をはるかに超えた知識のインプットをしています(笑)
正しい行動を選択できることを知っているので、まず行動してみて、必要な知識を仕入れて、正しい行動選択をして成功するわけです。
知識をインプットすると選択肢が増えます。
人間はどんな行動を取ることができるのかを知ることで、問題が発生したり、目標ができたときに正しい行動を選択することができます。
当たり前ですが、問題や目標に対して正しい行動を選択できれば停滞する可能性は少なくなります。
つまり、成功する可能性が高くなるということです。
起業だけの話ではなく、目標を達成するためにはセンスとか才能じゃなくて知識の方が重要だということですね。
行動しながら選択肢を増やすために学ぶ
かといって、じゃあ学んでからスタートしようって話になると、何を学ぶべきかよくわからないわけです。
昭和に活躍した社長のエッセイみたいな精神論の本を読んでも、やる気はでるものの、結局何をしたらいいかわからないです。
2018年現在、起業して成功させるには最低でも、
①仕事選び、②商品開発、③セールス、④集客
を覚える必要がありますが、具体的にどんな行動をとればいいかを知るには精神論ではどうにもなりませんし、才能とかセンスがあっても学ばなければ絶対に知ることはできません。
※精神論を否定しているわけではないです。
知識を先に入れてから行動しようとすると、何を学べばいいかがわからない状態なので、学びの方向性がどこかおかしな方向に行ってしまいやすいんですね。
だから、まずは小さな行動を取りつつ、必要なことやうまく行かない部分を学べば良いわけです。
「小さな行動」ってのがポイントですね。いきなり成功させるためにやるんではなくて、何を学ぶ必要があるか知るために行動します。
で、重要なのは学び方です。
良さそうな本を読んだら、なんとなく成功するってのはあんまりないです。
そんなに難しいことではないのですが、
「行動の選択肢を増やすために学ぶ」
ということを意識して学んでください。
例えば、
「集客を成功させたい!」
と思ったときに、全く学んでいなければ何をすればいいかわからないわけです。
選択肢なし。
で、「才能がないから」「センスがないから」と悩んでしまう人もいますが、ただ知識がないだけの話なので落ち込む必要はありません。
選択肢が無いなら増やせばいいということで、勉強します。
行動としてどんな選択肢があるか、ですね。
現在は、WEB広告、ブログ、SNS、YouTube、ココナラやジモティー、口コミ、チラシ、DM、紹介を依頼するなどがあります。
それぞれの方法にはいくつかの種類があって、例えばWEB広告ならGoogle adwardsとかakaneとか種類がありますね。
だから、学ぶことはたくさんあるわけです。
これら全部が「行動の選択肢」で、やり方と効果を知っていれば、今一番やるべき集客手段はどれだ?という考え方になります。
選択肢が無い場合は「何をしたらいいのか?」ですが、
選択肢がある場合は「どれを使うか?」です。
この差はでかい。というか前者は何も進みませんね。
選択肢が無いことの怖さがわかっていただけましたでしょうか。
就職してたときよく社長としゃべってたんですが、
「本を読まない奴は猿だ」
って言ってました。
それを聞いたのが24歳の時でしたが、そこまで意味はわかってませんでしたね。
今になってやっとわかりましたが、行動の選択肢が無いってのは猿ですね(笑)
ふたを開ければ食べられるバナナがあって、ふたを開けるっていう選択肢が無い状態で困ってるんですから、そりゃ猿に見えるはずです。
というわけで、まずは少しだけ行動して、必要な選択肢を集めるために勉強して、再度行動するのが良いということです。
性格やセンス、才能を試し続ける競争思考にならないよう注意
低学歴組の代表として言わせていただけるのであれば、知識を得ようとしないのは「センスや才能で乗り切りたい!」という自分への期待が強い場合に起こるので注意です。
特に起業しようとする人には多いですが、「あいつよりも成功してやる!」って考え始めると、本を読んで正解通りに行動するってのはできなくなります。
プライドですかね。自分もそれでけっこう時間かかってしまいました。
とりあえず無条件で謙虚になると上手く行きます。
知識を学ばせてもらおうとか、自分よりすごいところを習っておこうとか。
適当に負けを認めて、盗めるものを盗んでいけばいいと思います。
ちゃんと感謝の気持ちを持って、やり方とか、選択肢ですね、これを学ばせてもらえば起業は成功します。
何事もそうですが、競争思考はあまり得しませんね。
特に今の時代はそうだと思います。
いや、昭和の高度成長期でもそうだったのかもしれませんね。
大企業同士で戦ってる中で、競争のないところで価値を作り続けていた人はいるはずです。
熾烈な市場シェア獲得から離れて、とても気楽に稼いでいた人っているんだろうな。
自分の目的を果たすために、必要な行動の選択肢学び使っていけば良いということですね。
高学歴の人は学ぶことで行動の選択肢を増やして、適切な行動選択をしていくから成功します。
低学歴の人の多くは、自信を得るためかプライドのためか、自分の潜在能力を信じて学ばずにアイディアで乗り切ろうとして結果を出せないことが多いです。
逆に言えば、選択肢を増やしさえすれば、学歴に関係なく成功するってことです。
本を読んで選択肢を学んでいきましょう、というお話でした。