「人生がつまらないのは、あなたの考え方がつまらないだけだっ!」
とかよく言われますけど、そんなことはありません。
当たり前ですけど原因がちゃんとありますし、その解決方法だってあります。
また、人生を楽しむ方法を教えてくれる人なんていませんから、つまらないと感じる人が多くなるのもしょうがないことです。
今回は特に、何か結果を出したいけど頑張っても無意味だと思っている人や、いつも本気でやる気もあるのになぜか結果が出せない人に向けて、人生を楽しむ方法をお伝えしていきたいと思います。
人生がつまらなくなる根本的な原因は以下2つです。
- 自分の中にある欲求が明確ではない
- 欲求を満たすことができていない
この2つが大きな原因です。
簡単に言えば、
自分の欲しいものがわかってて、思い通りに手に入れば人生は楽しくなる
ということです。
まず、自分の欲求をすべて明確に把握している人はほとんどいません。
私は30歳になるまでちゃんと自分の欲しいものを理解しないままでした。
そして、欲求を満たす方法も知りませんでした。というか、単純に目標を達成するための行動を継続する方法を知らなかったんですね。
特に、スキルを伸ばすとか、知識を学ぶとか、痩せるとか…長期的な努力・行動が必要になることは、行動を長期継続する方法を知らないと実現はとても難しいです。
方法さえ知ってしまえば逆に簡単なんですけどね。
そこで、今回の記事では、人生がつまらない状態から「人生楽しいかも?」と思えるくらいになるまでの方法をお伝えしていきます。
人によってはこの記事を読むだけで人生180度変わると思いますよ^^
欲求を満たせないから人生がつまらない!
先に人生をつまらなくしている原因についてお話します。
一番大きな原因は、
欲求を満たすことができていない
ということです。
欲求を満たす方法を身につけてしまえば、「〇〇したい」「〇〇になりたい」と思ったときに、すぐに行動を起こし目標に対してアプローチできるようになります。
欲しいものは意外と楽に手に入ります。
大事なことは「頑張らないこと」です。
詳しくお話していきますね!
「頑張り過ぎ」が原因で結果が出ていない
「何をやっても結果が出るまで継続できない」
「頑張っても無駄、やるだけ損」
こういう考えを持っている人は、おそらくやる気があって、誠実まじめで、何かに本気になれる人です。
結果を出すために頑張り過ぎてしまうから、行動を継続できず、結果を出すことができなくなります。
頑張るほど結果が出ない、まじめなほど結果がでない、本気なほど結果が出ない…。
自分が頑張っても結果が出ないのに、適当にダラダラやってる人が大きな結果を出したりするのを見ると人生はつまらないと感じることも多くなります。
人間はストレスが強すぎる行動を避けます。
当たり前ですよね。嫌だ、辛いと感じたらやりたく無くなります。
しかし、「辛いことや、嫌なことを頑張って乗り越えないと夢は実現しない」という間違った常識のせいで、自分からストレスを受け入れようとして挫折します。
これが挫折の原因です。
多くの人が夢や理想へのやる気のせいで結果を出せずに、自分の人生にとって大事な欲求を満たすことができず、つまらないと感じる環境にとどまっています。
マンガやアニメを見ても、ドラマをみても、本を読んでも、みんな努力して頑張って辛いことを乗り越えてきたように書いてあります。
私の小学校の時の校長先生は「もう辛いと思ったら、そこであと10分頑張ってみましょう」って言ってました。
筋トレは「限界を感じてからのあと1回が重要」って言われたりしますね。
だから、辛いと感じなければ夢は実現しないものだと思ってしまいます。
私もそう思ってきました。
でも、それは完全に間違いです。
人は成長するのに「努力」や「頑張り」を必要としません。
実際に、何かのジャンルで成功した人の話を聞いてみてください。
頑張っているつもりはない
と言っている人が多いです。
私自身も、結果が出たことを振り返ると、楽しんでやっていたらいつの間にか結果が出ていたということばかりです。
もちろん、頑張った、辛かったと言っている人もいますが、おそらくその「頑張った」は平均よりもかなり低レベルの「頑張った」でしょう。
こんな言い方をしたら誰かに怒られそうですが(笑)
でも、行動を継続してきたのですから、ストレスが小さかったと言わざるを得ません。
人間は意思の力ではストレスに打ち勝つことができませんからね。絶対に。
行動を継続して、結果を出したいなら絶対に頑張ってはいけません。
嫌だ、辛い、と感じてしまうことがすでにアウトです。
すぐに行動の量や質を落とす必要があります。
もう少し詳しくお話をしていきますが、ここでは、
頑張ったら行動を続けることはできない
ということだけ覚えておいてください。
【行動と結果の正体】-100を-90にすることは前進だ
人生をつまらないと感じている場合、自分の成長を認識できていない可能性があります。
痩せたい!と思って筋トレを始めたとします。
小さな結果を出すとしても、簡単な腹筋だったら毎日50回くらいやらないとダメでしょう。
だから、毎日50回をノルマにしたりしますが、辛すぎて挫折してしまいます。
人生を楽しんでいる人は「毎日50回なんて無理」とはじめから諦めます。
その代わり毎日10回なら3分でできるし、楽だし、と言って続けます。
1か月続けても結果は出ません。体に変化は起こらないでしょう。
しかし、「やる」か「やらない」かでは、自分では気づかないかもしれませんが、確実に何かが変わっています。
筋トレの場合は、10回の腹筋が楽にできるようになっているはず。ストレスへの体制が上がっているということです。
筋トレを全くしていなかった体を-100点として、毎日10回筋トレをして-90点の体になったとします。
人生を楽しめない人はこれを「-90点では何の意味もない」と感じしまう傾向にあります。
逆に、人生を楽しむ人はこれを「+10点も出た」と感じます。
人生楽しむ派は、毎日10回やってたら物足りなくなって1か月後には15回に伸ばします。
10か月後経ったら平気で毎日50回腹筋できるようになります。
あとは、自分の感情と相談しながら、絶対に辛くならないように続けていきます。
習慣化ですね。慣れてしまって、あとは何も考えずに続けられる範囲で続けます。
すると、結果が出ます。-100点から1年程度続けて0点を超えたあたりで「やってよかった」と思える結果が出てきます。
でも、感覚的には「続けていたら勝手に結果が出ていた」という感じです。
ほとんどの場合、夢や目標は現状からの+10点では叶いませんよね。
でも、いきなり+100点を目指すと、行動の負荷・ストレスが強くなりすぎて挫折します。
挫折どころか「そんなの無理だから最初からやらない」という判断をする人も多いです。
何かを始めるとき、何かが欲しくなった時は、この「まったく辛くない10回の腹筋」を思い出してください。
そして、続けることから出てくる「+10点」の結果だけに集中し続けてください。
毎月毎月、ほんの少しの点数アップを続ける感じです。
この感覚を続けながら、少しずつノルマを増やしていく流れを覚えておけば、自分でも気づかないうちに大きな結果を残すことができるようになります。
大きな結果は時間をかけて手に入れる
ここからはさらに具体的に、人生がつまらなくなる原因を探っていきましょう。
人生がつまらないのは、欲しいものを得られていないのが大きな原因ですが、その原因を引き起こすのは「行動ができないこと」です。
行動ができなくなるのは「辛い」「嫌だ」「頑張る」という感情を、結果や目標のために自分から受け入れてしまっているからです。
私の一番悪い癖なんですが、大きな結果をできるだけ早く手に入れようとして辛くなってしまうパターンがあります。
大きな結果を早く手に入れようとすると、毎日のやるべきことの量や質を高める必要が出てきます。
それを「頑張れば必ずできる」と考えて、無理やりこなそうとして挫折します。
3日坊主の典型的な精神状態ですね(笑)
また、「そんなに頑張らないといけないなんて無理」と考えると行動することができません。
例えば、1年で英会話ができるようになるという目標を立てたとします。
そのために必要な毎日の行動を考えると、
- 単語
- リスニング
- スピーキング
これらをたった365日でできるようにならないといけないということになります。
もっと具体的に計画を立てるとわかりますが、すごいストレスかかりますのでやめた方がいいです(笑)
1年頑張ることができたとしても、練習や勉強のストレスが強すぎると、できるようになったらその後やらなくなってしまいます。
もったいないです。
だったら、最初から5年~10年かけて、嫌にならない程度に続けることを意識したほうがいいです。
3年経ったときに簡単な会話ができるようになって、5年経ったらビジネス会話ができるようになって、10年後には学術的な会話までできるようになっている。
でも、小さく小さく進めてきたから、まったくストレスないし、勉強することが嫌だなんて思わない状態です。
毎日英単語を20個覚え、リスニングとスピーキングをそれぞれ1時間やるなんて辛い目標を立てて、1年で英会話ができるようなっても、英会話が嫌いになってしまったら意味がありません。
はじめにノルマを作るなら、
毎日英単語3個、リスニングとスピーキングを10分ずつ
これなら10年続けても全く辛くない、むしろできるようになるにしたがってさらに楽しくなっていくでしょう。
勉強する時間も慣れていくにつれて長くなると思いますので、結果も自然に大きくなっていきます。
欲しいものを手に入れるための時間を意識的に長くすることで、「辛い」「嫌だ」という感情を避けることができます。
すると、時間さえかければ何でも手に入るということが理解できるようになります。
自然に行動することができるようになり、欲しいものが手に入るようになりますので、人生がつまらないという感覚もなくなります。
そして、結果が出る瞬間をたくさん体験していくと、だんだん人生は楽しいと感じられるようになっていきます^^
「感情1番、結果2番」優先順位を変えよう
別に頑張っていないのに、結果が出る、周りの人がすごいって言ってくれる…
そういう人いるじゃないですか。
頑張らないと結果なんて出ないはずだから、きっとセンスがあって、努力する才能があって、ちょっと辛いことも顔に出さないで楽しめるような超人なんだって思ったりしませんか?
私はずっとそう思ってきましたけど、そうじゃないです。
この考え方は完全に間違ってます。
人間は、
- 〇〇が欲しい
- ○○したい
- ○○と思われたい
など、欲求を満たすために行動します。
では、なぜその欲求を満たしたいのかと言うと、良い感情を生み出したいからですね。厳密には生み出せそうだと予想しているからです。
良い感情って言うのは、満足感、達成感、優越感などなどです。具体的に言うと、嬉しい、楽しい、気持ちいい、おいしい、という感情です。
つまり、
人間は良い感情を生み出すために行動する
ということが言えるわけですね。
逆に言えば、人生がつまらないと感じる人は、
行動しても良い感情が生み出せないから行動しない!
って状況になっている可能性が高いです。
すると、簡単に良い感情を生み出す行動だけを取るようになって、どんどんバランスを崩していきます。
例えば、「おいしいものが食べたい」という欲求が湧いてきて、ラーメン屋に行ってラーメンを食べる。
ラーメン屋まで行って、700円ほどお金を払って、あまり障害もなく欲求を満たすことができます。
短期的に結果が望める欲求は、あまり問題が無く目標を達成することができます。
しかし、長期でしか結果が望めない欲求になると、問題が発生します。
「痩せたい」という欲求を見ていきましょう。
- 運動をしなければいけない
- 食事制限をしなければいけない
たくさんの「辛い」「嫌だ」「頑張らなきゃ」という悪い感情が生まれます。
ここで思い出したいのは、「人間は良い感情を生み出すために行動する」ということ。
運動も食事制限も、悪い感情を生み出してしまいがちなので行動を継続できない人が多くなります。
痩せること自体は良い感情を生み出しますが、運動や食事制限は悪い感情を生み出します。
そして、痩せるという結果を出すには時間がかかります。
結果が出るまでの時間は、何の報酬も無く悪い感情を生み出し続けなければいけなくなるわけですね。
だから挫折します。
ここでお伝えしたいことは、
悪い感情が一定以上貯まると、人は行動をやめる
ということです。
これは免れない事実です。
意思の強さや、やる気などにも関係しますが、限度を考えなければ誰でも行動をやめてしまいます。
「「頑張り過ぎ」が原因で結果が出ていない」でもお伝えしましたが、やる気があって、熱意があって、誠実まじめな人ほど、限度を考えずに早期短期に結果を出そうと無理をして挫折しやすい傾向にあります。
長期でしか望めない結果を出すには、報酬0で行動を続けなければいけません。
そのためには悪い感情をできる限り0の状態にして行動を続ける必要があります。
行動に対してストレスを少しでも感じてしまったらアウトです。やりすぎです。
一度に大きな変化をしてはいけません。
「人間は変化を嫌う生き物だ」とどこかに書いてあって気がしますが、あながち嘘ではないと思います。
大きな変化には、大きなストレスが付きまといますからね。
自分を騙すように、少しずつ、何も感じないレベルで小さく行動してみてください。
「あれ、いつの間にか結果が出てた!」
という感じで目標を達成するのが一番良いと私は思っています。
目標が通過点となり、自然にさらに大きな結果まで進むことができたりしますから。
いつでも感情に気を配ってください。
結果よりも、行動を継続するための感情が重要です。
感情1番、結果2番です。
自分に変化をもたらす1つの行動を、感情優先でストレスなく長く続ける。
それだけで、結果は自然についてきます。
ちなみに楽しいとか、面白いなんて良い感情まではいりません。
行動に対して何も感じないとか、まぁそれくらいならいいかな、と思える負荷をかけ続けてみてください。
日によって感情は変わります。定めた行動目標も柔軟に変えていきましょう。
感情最優先です。
別に頑張っていないのに、結果が出る、誰かが喜んでくれる、みんなに褒められる。
この流れが作れたら人生楽しくなります!
考えすぎて行動できなくなる理由
誰かに憧れたりして、夢や理想、目標ができるときワクワクしますね。
そこにたどり着くまで計画を立てるのも楽しいです。
今まさにそういう状況だという人もいるでしょうし、昔はそんな時期もあったという人もいると思います。
ちなみに私は31歳になりましたが、今でも夢を見て計画を立てるのが好きです。
ただ、目標を達成するための行動が足りていなかったり、行動することを諦めてしまった経験は誰にでもあるはず。
そして「自分には才能がなかった」「努力が足りなかった」と自己否定をしてしまったりします。
- 夢を見て
- 計画して
- 行動を始めて
- あきらめる
この流れを何度も繰り返すと、
夢を見たり、目標を立てることが無意味だと感じるようになります。
これは私の身の回りの話ですが、高校生(16歳)くらいの段階から徐々に夢を持つことに対して「意味が無い」「自分には無理」と言い始める人が増えてきました。
自分自身も「欲しいものがあるのに行動ができていない」ということを感じていたように思います。
大学受験とかが絡んでくるので意識しやすくなるのもありますよね。
行動をやめてしまう原因はここまでに語ってきたように、毎日やるべきことのノルマや計画のストレスが強すぎるだけです。
時間をかけてのんびり進めるようにすれば、行動を続けることができます。
しかし、そのことに気づかず「辛くても、嫌でも、そこで頑張るから結果が出る」という考えで進めていくから挫折したり、途中でやめてしまったりします。
夢を抱いて、計画を立てるまでは楽しいです。
これは良い感情なので年をとってもやってる人が多いでしょう。
しかし、計画を実行するにはストレスがかかります。
行動し始めようとする段階になると、挫折を何度も経験した人は行動ができずに進めなくなるという状態に陥ります。
これがよく言われる「考えすぎで行動できない状態」です。
実際には考えすぎていて行動ができないのではなく、行動することに拒否反応しているだけです。
行動してもうまく行かない、挫折する、結果が出るまで続かない。だから、やりたくないし、行動するのが恐い。
行動できない、という流れですね。
ちなみに、「考えすぎで行動できない状態」なんて言われたら、考えないで行動した方がいいということになりますが、それは間違いです。
考えることはめちゃくちゃいいことです。
行動する前にじっくり考えて準備したほうがいいです。
「考えすぎで行動できない状態」と言われるのは、夢と計画ばかり頭で考えて計画が実行せず行動しない状態が続いているということですが、「夢と計画を考えること」と「行動できないこと」につながりはありません。
考えすぎている→だから行動できない、という思考の流れは間違いだということです。
行動したくないから、行動していないだけです。
計画は入念にしっかり考えた方がいいに決まってます(笑)
「行動したくない」という感情をなくす解決策はただ1つです。
ベビーステップから始める
これだけ守ればOK。行動をストレスを限りなく0に近づけて、「それならやってもいいかな?」と思える量・質に落とすことです。
少量をダラダラとやる。それで十分です。
「毎日筋トレ10回」だと結果は出ませんがストレスはほとんどありません。
しかし、筋トレ10回に対するストレス耐性が身に付きます。
30日続けて慣れてしまえば、15回に増やしてもストレスはほぼ0のままをキープできます。
これの繰り返しでストレス0のまま成長していきます。
このやり方なら、時間が経てば頑張っていなくても結果が出てきます。
1年後には毎日腹筋60回やっていて、周りの人からは「よくそんなにできるね!よく続くね!」と驚かれるようになります。
筋トレしていない一般人からしたら、毎日60回の腹筋は絶対にできません。
「考えすぎ」と「行動できない」は関係が無いです。
行動したくないから行動できないだけ。
見返りが無くても「それくらいならやってもいいかな?」と思えるまで、行動の量・質を落とすのが解決策です。
その計画は入念にしっかり考えてください。
ストレス管理や感情のマネジメントを取り入れて、のんびり成長できる計画を考えて実行していきましょう。
ストレスの無い行動で欲求が満たされるようになると人生は一気に楽しくなっていきます。
小さな行動のために十分な休憩・休暇を取る
上でベビーステップから始めるという話をしましたが、人間はよっぽど楽なことや、よっぽど重要な理由が無いと動こうとしません。
目標のために行動するのは大変なことだということをまずは念頭に置いておきましょう。
小さなことでも行動を続けるのは大変なのです。
だから、その小さな行動をとるために、しっかり休むということも意識しておくと動きやすくなってきます。
特に、睡眠時間は重要です。小さな行動をつづけて結果を出している人は8時間以上寝ています。
夢中になれるような趣味がある人は要注意です。
マンガ・アニメ・ゲームなど、体を動かさない趣味があるとついつい深夜まで時間を使ってしまいます。
睡眠時間4時間とかで、会社に行って、帰ってきたらまた夜中の3時までアニメやゲームをする…
その繰り返しで土日は寝貯めして何とか調整。※ちなみに寝貯めって意味がないらしいですよ(笑)
このサイクルを繰り返していると人生つまらなくなります。
欲しいものが手に入らないどころか、睡眠はもちろん、食事、洗濯なども適当になり、最悪の場合部屋の掃除ができておらずゴミ屋敷になったりしますね。
挙句の果てにはそんな状態で「3時間寝れば十分でしょ?」なんて強がったりします…。
「今すぐ掃除をしろ!」と言われて、気持ちよく掃除ができる人ってほとんどいません。
でも、「掃除をしなきゃな」と考えたときに、8時間寝た人と3時間しか寝てない人だったら、
「しょうがないからやるか」
と考えられる可能性ってかなりの差がありますよね?
8時間寝てたら眠い・だるいという感覚も少ないのですぐに取り掛かれることも多いです。
しかし、3時間しか寝ていなかったら、ちょっと休んで明日やろうか、なんて考えが浮かぶでしょう。
毎日8時間寝る。そのために、時間が来たら趣味をやめる習慣をつける。
休みの日にも、趣味に没頭し過ぎないで意図的に休む。
休むだけで人生が楽しくなるとは言いませんが、必要な行動をとるために休むことは不可欠です。
変化を起こす習慣を身につけていない
習慣とは、何も考えずに、自動的にできる行動です。
人生がつまらないと感じている人の特徴の1つとして、変化を起こすような習慣を何も身につけていないということがあげられます。
- 部屋を片付けたい
- 収入を伸ばしたい
と言いつつ、それに向けた準備や活動を何もしていません。
習慣を身につけていないほとんどの人が、
- やっても続かない
- やっても意味がない
と考え、何をするべきかも考えずに後回しにしています。
行動ができない人に、今までにどんなことをやってきたのか、どうしてやる気が出ないのかを探っていくと、「頑張り過ぎ」に行きつきます。
「頑張り過ぎ」でベビーステップで始めることができないことと、習慣化できないことはかなり強い関係があります。
例えばゴミ屋敷状態になった部屋の掃除であれば、「この状態を掃除するのに3日はかかる…」「大変すぎて手を付けられない」などなどできない理由が出てくるわけですが…
目標へのアプローチは、そんなに急いでやる必要ないんです。
しかも、そんなペースで掃除してたら、また次の掃除の時に壮絶な決意を持って取り組まないといけなくなってしまいます。
毎日10分でいいです。
いや、5分でもいい。
やりたいことやる前にちゃちゃっと時間を費やす程度。
努力も頑張りもいりません。
アニメやゲームが好きな人は、家帰ってきてから深夜まで趣味の時間という人も多いと思います。※この場合は前の項のしっかり休むということも取り入れてくださいね(笑)
趣味を始める前に10分だけ部屋の掃除をすると一気に環境が変わります。
10分あればデスクを片付けて、2袋程度のゴミを集積所に持っていくことができますね。
次の日の10分で掃除機をかけましょうか。
次はやること無いので軽い雑巾がけでもして…。
たった10分、たった3日やるだけでデスク回りが雑巾がけまでできるんです。
家を完全に片付けるのに、集中して取り組んだら3日かかるとしましょう。
1日集中して取り組む時間は恐らく3時間程度でしょう。1日中集中して掃除できる人なんていませんからね。
すると、3日で9時間、540分ですね。
3日間でヒーヒー言いながらやるのと、ストレス皆無で10分を54日やるのどっちがいいですか?
なんなら1日5分108日、3か月半で家ピッカピカ。これならできそうじゃないですか?
10分の掃除を毎日続けると、家はいつでもきれいな状態を保てます。
趣味に費やす時間は10分減るだけです。
でも、人生という観点で見てみれば、
「ゴミ屋敷に住んでいる私」と「いつもきれいな部屋に住んでいる私」
という差が出てきます。
そして、長期間、毎日同じことを繰り返すと習慣化することができます。
何も考えずに、勝手に体が動いて作業できる状態ですね。
お風呂入った時に「あれ、体洗ったっけ?」みたいな(笑)
もっといろんな状況に応用してみてください。
英語が話せるようになりたい!と考えて、いきなり1日2時間勉強する計画を立てるなんて無理です。
絶対に無理。
でも、1日10分ならどうでしょうか?
例文のリスニング&スピーキング20~30個、復習も含めてやります。
新しい例文は毎日5個くらい覚えていけば十分です。
すると1年で1800くらい覚えられますね。
日常の英会話で使われる単語は2000個くらいだそうです。
例文で1800覚えたら単語はクリアですね。
アプリで勉強すればリスニングもOK。真似して復唱するようにすればスピーキングも…
というか、たぶん1年である程度しゃべれるようになってるんじゃないですかね?(笑)
目標は自分の欲しいものに置き換えて、それに向かって1日10分の習慣にして積み重ねてみてください。
大概のものは1年あれば手に入りますし、3年あればかなり大きなものが手に入ります。
また、習慣化ができると目標を達成してもやめずに続けることだってできます。
自分に良い変化を起こしてくれる習慣は続けることによってさらに大きな成果を出していくことだってできます。
つまり、目標が通過点でしかなくなるということですね。
良い変化を起こす習慣は、自分では予想もしていなかった大きな結果につながって行きます。
面白いですよ、「気が付いたらこんなところまで来ちゃった」という感じです。
良い習慣は、目標なんかなくても、勝手に結果が寄ってくる感じでたくさんの良いことが起こります。
短期間で大きな成果を求めずに、良い変化を起こす習慣を身につけることを重視して行けば、人生も楽しくなっていくでしょう。
「お願いごと」が下手
お願い事をしまくると人生楽しくなっていくというのは、意外な盲点といいますか、とても大事なことですね。
誰かにタダで何かをしてもらうという感じです。
見返りとかは用意できてないけど、お願いして何かしてもらったり、モノをもらったり。
もちろん、恩のやり取りで、こんどは相手が困っている時に助けてあげたりすることもありますが、1つ1つは交換性ではなくて、見返り無くやってあげることから始まります。
他人に何かをお願いするってすごく難しいことです。
何の見返りも用意できていなければ、そりゃあもう難しいです。
唐突に「ジュースおごって」って言ってみたとします。
仲のいい友達同士だったら「ええよ」って普通に返ってきたりしますが、まったくの他人だったら「何でおごらないといけないの?」となりますから絶対におごってくれませんね(笑)
見返りの用意無しで誰に何をお願いできるか、意外と難しいです。
さて、話は少し変わりますが、このお願いごとというのは自分自身にもできます。
意外と自分のためでも面倒なことはしてくれないのが自分です。
例えば、
「英語が話せるようになりたいから、英語の勉強をしてください」
「きれいな部屋で生活したいから掃除をしてください」
と自分にお願いしてみてください。
すると自分はこう答えます。
「めんどくさいから、嫌だ」
もしくは何も言わずに別のことをしたりしますね。
- 自分が言うことを聞かない
- コントロールできない
- だから、欲しいものが手に入らない
この状態だと、人生つまらないのは当然だと思います。
お願いごとができない、したとしても下手だから思い通りにならない。
「自分に甘い人ほど大きな結果を出せる」というのが私の自論なんですが、自分に厳しい人ほど他人にお願いをするのも、自分にお願いをするのも下手ですね。
誰かにお願いすればいいことをなぜか自分で頑張ってやってしまいます。
もっと楽で簡単な方法を使えばいいのに、なぜか辛くて難しい方法で乗り越えようとします。
「頑張り過ぎ」の項目でもお話しましたが、頑張れば頑張るほどすごい、我慢すれば我慢するほど偉い、という考え方が癖になってしまっているんでしょうね。
お願いごとがうまくなると、
- 自分でやるべきで無いことを頭を下げてお願いできるようになります
- 自分が動いてくれるような課題を出して行動し続けられるようになります
ということで、目標達成が楽になって人生が楽しくなっていきます。
いつも他人に対してイライラしていたり、自分ができないことを嘆いているような方はには効果てきめんです。
相手がOKを出してくれるようなお願いごとを練習してみてください。
また、自分が行動してくれるような課題を自分に出してみてください。
どちらもかなり甘くないと上手くいかないことが分かるはずですよ^^
「理想ではないこと」ばかり確認している
何か目標があるときに大事なのは、
今の自分と理想の違い
です。
どれだけ差があるのか、どこに違いがあるのかがわかればそれが課題になります。
しかし、いつまでも人生や生活に変化が起きない人は、常に、
今自分が理想通りではない
ということを確認し続けています。
自分はダメだ、何もできない、と自己否定を繰り返し、行動したり変化したりができないままになってしまうわけです。
目標を達成するために重要なことは、未来や理想を見続けることではなく、
今日自分が何をやったか
を詳細に確認することです。
今日やったことは未来につながりますが、理想を思い描いている時間は未来につながりません。
今日やったことが理想につながりそうかを考え、つながっていると思えたらその理想や目標は実現します。
しかし、理想ばかりを確認して、今理想通りではないという事実を確認し続けても、そのままの生活で理想通りになるかどうかはまったくわかりません。
また英会話の話しますね(笑)
私は今日、英会話の例文を50個(そのうち10個が新しい例文、40個が復習)勉強しました。
このまま続ければ、日常英会話ができる未来が訪れるか?
答えは「YES」です。
今日自分がやったことを確認して、それが理想の未来につながっているかがわかれば続ける意欲も出てきますし、結果も出やすくなります。
逆に、「英会話ができる状態ではない」とか「まだ英会話ができない」ということを確認しても、どんどん気持ちが落ち込んでいくだけです。
どれだけ距離があるのか、今自分がどれくらいできるのかもわかりません。
いつまでできない状態が続くのか、いつまで勉強しなければいけないのか、そんなことをずっと考え続けていてもやる気も出ないし面白くもありません。
大事なのは、今日自分が何をやったか、です。
極論を言えば目標や夢なんかなくてもいいです。
何か良い習慣を作って、毎日続け、「今日自分が何をやったか」を確認するだけでも、人生は楽しくなっていきます^^
人生が楽しめるようになる方法と手順
ここからは、人生が楽しめるようになる方法と手順を紹介していきます。
冒頭でも言いましたが、人生を楽しむには2つやらなければいけないことがあります。
- 自分の中にある欲求を明確にする
- 欲求を満たす方法を知って実行する
欲求を楽に満たすことができるようになれば人生は楽しくなっていきます。
ただし、感情優先で行動の内容を決めて行かなければいけません。
結果優先でやる気や熱意を持って取り組んで、ダメになった人をたくさん見てきたし、私も今ままでそうやって色々挫折してきました。
結果を出すために頑張ったり、辛いことを我慢していては絶対に人生楽しくなりません。
結果が出るときだけ嬉しいという人生では足りないですもんね。
その過程をどれだけ楽にするかがポイントだと私は考えています。
「楽だ」「楽しい」「気持ちいい」と思える状況を作るから、自然に行動が続いて、「気が付いたら結果が出ていた」という状況を作り出すことができます。
それでは具体的にいってみましょう!
自分の中にある欲求を明確にする
まずは欲求を明確にするところから始めます。
欲求とは「何が欲しいか」「何をやりたいか」です。
自分の中にある欲求を洗い出してみましょう。
手順は以下の通り。
- とりあえず思いつく範囲で書き出す
- 欲求リストを使ってさらに書き出す
- 出てきた欲求を何度も分解する
- すべての欲求に「十分満足ライン」を設定する
- 強い欲求に丸をつける
これをやってみると、自分がいかに欲求を無視して生活しているかがわかります。※欲求リストというのは誰かが考えた「人間の欲求ってこれだけあるよ~」っていうリストです、詳細はこちらのページで。
欲求に対する行動を何一つとっていない人もいて…それでは人生がつまらなくなるのは当たり前ですよね^^;
欲求を満たすことだけがあなたが人生でやるべきことです。
欲求をわかっていなければ行動する意味もありません。
ご飯を食べるのも、眠るのも、呼吸をするのも、すべて自分の欲求を満たすためです。
生きること自体には何の意味もありませんからね。
そこに欲求が加わって、それを満たす行動をして、そこではじめて人生楽しくなっていきます。
欲求を満たすための「10分習慣」を作る
欲求が明確になったら、あとはその欲求を満たすだけです。
ここまで来て多くの人が間違った方向に行きます。
「お金が欲しい!3か月以内に月収100万円達成するぞ!」
はい、無理です。
いや厳密には無理じゃないんですけど、短期間で大きな目標を達成する計画を立てるのは、運だったり努力・根性が絡むので良くないです。
しかも、結果を目標にしてしまうと大きな結果が出る可能性は小さくなってしまいます。
結果以外に目がいかなくなると言いますか…。
結果を出すための行動、その行動を取っている自分の感情を無視してしまうんですね。
そうなると、やりたくない、辛い、嫌だ、と感じているのに我慢して頑張って行動してしまい、最終的に挫折します。
はじめは、10分でいいと思います。
起業する時にもよく言われますが、最初は小さく、です。
30日続けると習慣化されます。
習慣とは何も考えずに毎日行動を継続することができる状態です。
ここまで来たらあとは現状維持でも目標を達成できます^^
もちろん、習慣自体が目標達成につながるものである必要があります。
あとは少しずつ、自分を騙すようにノルマを上げていくといいですね。
「変化を起こす習慣を身につけていない」の項で説明しているので、わからなければ読み返してみてください^^
「今日何をやったか」だけを重要視する
目標に向かって行動を始めると、
- あとどれくらいで結果が出るか
- あと何日で目標達成できるか
- 早く終わらせたい
などなど、結果に焦点を向けがちになります。
この状態になってしまうと、ずっと「理想ではないこと」ばかりを確認しているので、気持ちが落ち込んでいき行動するのが億劫になっていきます。
目標がいつ達成されるのかが気になるのはよくわかります。
しかし、確認すべきことは、目標達成につながる行動ができているかどうかだけです。
そのために、1日の終わりに「今日何をやったか」を必ず確認するようにしてください。
進みが遅くても全然OKです。
頑張ってなくても大丈夫です。
1年でも、3年でも、10年でも、時間が経てば勝手に目標が達成されるとわかればそれでいいんです。
ただし、
- 目標に向けた行動を一切していない
- 目標に向けた行動がとても辛い
この2つはダメです。
行動を一切していなければ、絶対に目標を達成することはできません。
また、行動が辛過ぎる場合、いつかその行動をやめてしまうことになります。
目標を達成する前にやめたら挫折ですし、もしかしたら目標を達成した先にさらに大きな理想があるかもしれません。
行動することが嫌になったら、いつか終わりが来ます。
頑張り過ぎで行動が0になってしまうのは避けましょう。
こんな風に毎日「今日何をやったか」を確認してください。
まずは目標に向けた行動をしたかどうかだけでも確認しましょう。できていたら素直に自分を褒めます^^
次に、できた行動の質や量も大事ですが、一番大事なのは行動していた時の感情を確認することです。
楽しいなんて思わなくてもいいですが、「辛い」「嫌だ」「やりたくない」と感じていたら質や量を減らすようにしてください。
「今日何をやったか」を確認し続けることができれば、毎日を調整して良い人生を設計することができるようになります。
人生がつまらない時は大事なものを「結果」から「感情」へシフトしてみよう
これは私の場合の話なんですが、私も人生つまらないと思ってました。
大学行って社会人になったあたりからですかね。つまらなくなってしまいました。
ずっと気持ち的には頑張ってきたわけですが、頑張った分だけ空回りして結果が出なかったというイメージがすごく強いですね。
いつも何か結果を出すために頑張って、やる気だして、本気になって…
でもなぜか上手く行かないんですね。
原因は「結果」を優先するあまり、「感情」をないがしろにしていたからだったんです。
感情を調整しつつ、結果に向かって確実に歩んでいけば、ほとんどの目標は時間をかければ達成できます。
ソフトバンクの孫さんも言ってますね。「難しいことは多いけど、不可能なことはほとんどない」的なこと(笑)
感情を無視して結果優先にしていたら、人生つまらなくなって当たり前です。
だって、感情が「人生つまらない」って言ってるわけですから。
良い感情を得るために結果を出そうとするんですけど、結果を出そうとする行動の内容が感情を無視しているという矛盾です。
早く結果を出したい、今すぐ変わりたい、と焦る気持ちもわかりますが、そんなときはぜひ自分の感情に耳を傾けてください。
「辛い」「嫌だ」「やりたくない」
そう感じているのであれば、あなたにとってその行動の「量」や「質」は負担が大きすぎるのかもしれません。
毎日、今現在の感情がマイナスにならないように調整しながら進めていきましょう。
感情がマイナスにならなければ、人生がつまらなくなることはあり得ません。
また、行動が続いて結果が出るようになれば、自然に人生が楽しいと思えるようになるはずです^^
今回は以上です!