「とりあえず、自分にできることで、儲かるなら何でもいい…!」
と言って、ビジネスに取り組んだけど3か月も経たずに挫折する人が99%です。
だから、はじめに既存のビジネスからやれそうなことを探すと失敗や挫折につながることをはじめに覚えておいてください。
起業の「ビジネス案探し」の落とし穴
起業の挫折は、活動自体がまったく面白くなく、やりがいもない状態になってしまうことが原因です。
もちろん準備期間中に楽しいとかやりがいとかはあまり感じられないこともあります。
ただし、目標を達成したときの「利益」「自己実現」「貢献度」などをイメージしてもあまりワクワクしないのであれば、その活動を続ける意味はなくなります。
起業の「ビジネス案探し」をしている方は、「儲かるなら何でもいい」「自分にできるなら何でもいい」という考えで、ネット上でいろいろ探す場合が多いと思います。
「お金」を得たいという欲求だけを根拠に行動している可能性が高く、何かを始めてもきっと「つまらない」「やりがいない」「夢もない」ということで、行動力が足りずに挫折することになります。
人間一人の欲求は大量にあるのですが「何でもいい」というのは自分の欲求を無視して行動を決めることになります。
行動は欲求を根拠に生まれてくるものです。欲求が無ければ人は動きません。
しかし、1つの強い欲求だけにフォーカスして行動を決めてしまうと、その他の欲求が犠牲になりがちです。
起業の場合は「お金」がフォーカスされやすく、「お金が得られれば何でもいい」とその他の欲求を犠牲にすることで「お金」の欲求に自分のリソース(時間、体力、精神力など)をすべて使おうとします。
これが挫折の原因になります。
犠牲にした欲求は絶対になくなりません。欲求のまま残り、後で「お金」を得ようとする行動自体を否定することになる可能性があります。
自分を知れば、ビジネス案は自然にあふれだしてくる!
だから、「お金が得られればなんでもいい」ではなく、
「お金と〇〇と〇〇と〇〇と…(省略)…○○が得られる仕事は何だ!?」
という考え方で仕事を探せば、論理的にあなたがやるべきことを見つけ出せます。
ほとんどすべての欲求が満たされるような仕事をすれば、「人生これだけやってりゃ最高状態」です。
仕事に生きがい・やりがい・楽しさ・面白さなどなど、人生で得られるすべての幸せが見いだせるような状態になるわけです。
起業を成功させる要因は「行動量」のみです。
行動量があれば、勉強、作業、思考など、すべての必要なものが整い、成功することができます。
まずは自分の欲求を具体的に把握することが必要です。
細かく具体的に、大量の欲求を紙に書き出して把握しましょう。あなたの人生が楽しくなるようにするには、どれ一つとして欠けてはいけません。
これが「自分を知る」ということです。
ここで作った欲求のリストがあれば、ほとんどの欲求が満たされるビジネス案を論理的に導き出すことができます。
活動内容や目標に至るまで、すべてがあなたの欲求を満たすような内容にすると、1つに絞れるはずです。
※ちなみに、起業はできれば1人でやるのが理想なのですが、この欲求リストが他人と重ならない可能性が高いためです。
欲求リストには「貢献欲」にあたるものも含まれているはずです。
誰かの役に立ちたい、喜ばせたいというような欲求があれば、それは仕事になりえます。
このように欲求を根拠に導き出した仕事は、作業している最中も真剣に集中して取り組めますし、目標を達成したことを考えるだけでワクワクします。
モチベーションが常に最高状態になるため、行動量が爆発的に増えます。
起業は行動量次第で成功が決まりますので、理想的な精神状態になる、ということです。
「儲かるなら何でもいい」「自分にできることなら何でもいい」と考えるとどうしても行動量が足りずに結果が出ないまま挫折します。
欲求を根拠に決めたビジネス案の方が、進みも早く、到達点も高くなります。
「ビジネス案探し」はすぐにやめて、自分を知ること、自分の欲求を洗い出して論理的にビジネス案を絞ることに時間をかけましょう。
まとめ
・はじめから既存のビジネスを狙うと、起業活動がつまらなくなりがち
・「儲かるなら何でもいい」「自分にできるなら何でもいい」という考え方をやめよう
・自分のことを知る→自分の欲求を細かく具体的に把握する
・欲求リストがあれば論理的に自分に合った最高の活動や目標を導くことができる
・欲求には「貢献欲」も含まれるから必ず仕事として成立する
・起業は行動量さえあれば成功する→勉強も、作業も、全部行動量で賄える