今回は仕事が辛くなる原因と解決策を中心にお話していきますが、やっぱり雇われて仕事する場合の仕事始めてから半年~1年ってすごく大変ですね。
いきなりまったくやったことがないようなことを1日8時間以上・毎日やることになるわけですから、習慣化できなくて挫折する人が出てきてもおかしくないんです。
私がサラリーマンだったころは、もともと適性のある仕事(プログラマー的仕事→数学得意)だったのであまりストレスは感じませんでしたが、今独立して自発的に仕事の習慣化をしていて感じるのは
「いきなり1日8時間、まったく手を付けたことがない習慣ができるって異常なストレスだよなぁ」って思います。
人間関係・仕事内容・労働時間、そのすべてがストレスであるにも関わらず、8時間以上ですから、習慣化する前に辞めたくなるのも当然です。
とりあえず、継続するための環境づくりができている会社は少なく、仕事が辛いと感じるのは当たり前のことです。
そうなると、仕事を辞めたくなるのも当然のこと。
飽き性だとか、根性無いとか、そういう性格的な原因はほとんど無いですね。
※最後に「継続」について語ってますので、良かったら見てください。
それでは本題にまりましょう!
仕事が辛くなる原因
まずは、よくある「仕事が辛くなる原因」をあげていきます。それぞれの原因には私なりの解決策を書いておきます。
ただし、問題や課題の解決策は人それぞれ違って当然です。
私のやり方は1つの例でしかありませんし、本を読めば他にもたくさんの解決策が見つかりますし、それらの知識を手に入れてあなた独自の解決策を見出すこともできます。
記事を読みながら、あなたなりの解決策を考えて、読み終えたらぜひ行動してみてください。
自分を責めてしまう
「仕事辛いなぁ」と感じた後、「でも、たぶん自分がちゃんとしていないからだ」と考えて、自分が頑張れば解決するという結論に至ったことはありませんか?
「状況を変えるには自分が変わるしかない」なんてことがよく言われますが、そうした抽象的な解決方法に頼るのは良くないです。
深く原因を追究して、自分にも他人にも、環境やルールにも問題や課題があるということを確認して、それを解決するために具体的な解決方法を見つけて行動を起こしましょう。
私も、「自分が頑張ればすべて解決できる」という考えでやってきた人間ですが、20代後半になって本を読むようになってから「あ、原因はいろんなところに潜んでいて、それぞれに対処方法がすでにあるんだ」とわかるようになりました(笑)
人間は太古の昔から同じ悩み(仕事、人間関係、お金)を抱えて生きているので、それに対する対処法なんて本を読めばどこかに答えがあるのは当たり前のことです。
なのに、少ない知識で短時間で解決しようと考えるから、「自分が頑張ればきっと上手くいく!」と無駄な努力をしてさらに辛くなってしまいます。
原因の特定をして、さらにその原因を分解し、小さく大量に出てくるひとつひとつの課題を正しい方法で潰していけば状況は良くなっていきます。
いつも自分を責めたり、自分の背中を押し続けている場合は、一度自分以外の場所にも原因があるかもしれないという可能性を考えてみてください。
そして、原因となりそうな問題を見つけたら、それに関する本を読みましょう。
解決方法すでに誰かが見つけている、ということを知っていれば意外と簡単に解決することができます^^
自分が人間の歴史上はじめての悩みにぶつかっていて、誰も経験したことの無い環境で問題を抱えているって、あり得ないですよね?(笑)
必ず過去の誰かが解決した問題でしょうし、それを本にしてくれている人もいるはずです。
ちなみに、解決策が見つかったら、ストレスの無い範囲で小さな負荷をかけて行動していくのが継続して最後までやり抜くポイントです。
人間関係も、仕事の効率も、ミスも、解決策を教わった通りに実行するのではなく、楽にできるレベル・辛くないレベルに薄めて実行し続けましょう。
会社はまったく慣れていない仕事や行動を1日8時間やらなきゃいけない場所になってしまっているので、ストレスなく継続できる人の方が少ないってわけですね。辛くなりますよねそりゃ(笑)
あなたが仕事に対してまじめで誠実、本気であればあるほど、自分の責任にしてしまいがちになります。
自分以外にある原因にも目を向けて、解決策を見出していきましょう。
問題の原因を早く決めようとする
仕事が辛い原因をすぐに決めようとしてしまい、いつまでも同じ問題が解決できておらず仕事が辛くなる場合があります。
これも自分を責めてしまう場合と似ているのですが、仕事が辛いと考えている時間が辛いから、その状況から逃げるために急いで解決策を用意して間違ってしまうパターンです。
本当は、仕事が辛いと感じる原因となる場面はとても短いです。
上司に理不尽に怒られたり、ミスをしたり、同僚と仲良くできなかったり…会社での仕事は1日8時間以上ありますから、それ以外の時間の方が全然長いんですよね。
しかし、頭の中は「仕事が辛いと感じる原因となる場面」のことでいっぱいになっていて、ずっとそのことを考えているから辛い状態が長く続きます。。
ほんと、嫌なことは頭に残りますね(笑)
違った見方をすれば、心が強そうに見える人はこうした嫌なことをすぐに忘れることができるから強いんです。
ちなみに、嫌なことが頭に残りやすい人の立場から心の強い人を見ると、「何でもっと悩まないんだ」「誠実じゃない」「もっと落ち込んで重大さを感じろ!」と思うかもしれませんね、私も以前はそうでした(笑)
しかし、落ち込んで嫌な気持ちから逃げたくなるくらいなら、一度「しゃーない」と暗い気持ちを捨て去ってから、原因の特定をした方が正確に問題や課題を見つけ出すことができます。
嫌なことがまた起こるかもしれないという不安を持ったままだと、問題の解決は難しいです。
まずは、「仕事が辛いと感じる原因となる場面」への恐怖心を捨て去りましょう。
あと3回は同じことが起こるかもしれない、だけどそれまでに原因を特定して解決策を見つけ出す!という感じで、課題に対して前向きになってみてください。
人間関係のせいで仕事が辛い
こういう言い方をすると受け入れがたいかもしれませんが、仕事は作業の連続です。
慣れていて簡単にできることを延々と続ける作業、ですね。
優先されるべきことは、その作業を効率よくこなすことができる環境作りです。
その作業を人間関係が邪魔するから辛い、ということなら全力で解決したほうがいいでしょう。
しかし、周りと仲良くしたいのにできない、楽しくやっていきたいのに馴染めない、という悩みは仕事の問題ではありません。
どうしても「職場では、仕事仲間と仲良くやりたい!」ということであれば、職場を変えればいいだけです。
給料が下がる、好きな仕事ができない、そうした問題が新たに発生する可能性も出てくるでしょう。
仲良くやりたい、という気持ちを優先すればそうなる可能性も受け入れるしかありません。
どんな環境でもそうですが人間関係は距離が大事です。
友達に対しては、仲良くしたい、楽しくやりたい、という気持ちがあってもいいと思います。※家族は選べないので時には距離が必要ですね。
しかし、職場はあなたが誰かのために仕事をする場所です。あなたが他人よりもできることを価値として、それを誰かに提供する作業を続けることでお金をもらって生活するわけですね。
そこに、仲良く楽しくやりたい、という気持ちを優先させるのは間違っています。
嫌な人がいたり、うまくコミュニケーションが取れない人がいるなら、できるだけ距離を置いて、作業の邪魔にならないようにしましょう。
もし、仕事の邪魔になる人間関係があるのであれば、全力でその問題を解決しましょう。
原因を特定して、解決策を探して、実行です!
また、いじめなどで仕事を邪魔する人間がいるのであれば、辞めてしまった方がいいかもしれません。
距離を置きたくても、向こうから近寄ってきて邪魔をしてくるわけですから対処のしようがありません。
勇気をもって「やめてください!」と言えればそれだけで大きな効果があるのですが、勇気が出せないならその場にとどまるのは体に悪いです。仕事にもなりません。
辞めてしまった方がいいと思います。
ミスが多くて仕事が辛い
ミスが多いと仕事は辛くなりますね。
理想の上司がいたり、「みんなにできる人と思われたい」という気持ちがある場合は特に落ち込んでしまいます。
そんな時はさんまさん名言を見ておくといいです。
「俺は、絶対落ち込まないのよ。落ち込む人っていうのは、自分のこと過大評価しすぎやねん。過大評価しているから、うまくいかなくて落ち込むのよ。人間なんて、今日できたこと、やったことがすべてやねん」
この視点があるとすごく人生の役に立ちます。
理想があると、その理想に達していない人(自分も、他人も)を否定するようになります。
また、自分が実際にできていること、できていないことにも目を向けるのが下手になっていきます。
上手く行かない、理想通りにならない、と嘆いているとどんどん悲しくなる一方で、理想と現在の自分との距離もつかめないままです。
しかし、「今日やったことが自分のすべて」という考え方なら、何ができていて、何ができていないのかを明確に見定めることができます。
とくに、否定をしても意味がないことがわかりますよね。
良くしたい部分があるなら、良くするためにどうするかを考えて行動するしかありませんから。
黙っていても人は理想を思い描きます。他人と比較したりもするでしょう。
多くの人に足りないのは、今日の自分を振り返るということです。
今できていることもあるし、もしかしたらほんの少しの変化で手に入れられるものもあるはず。
今日やったことを振り返ることを習慣づけると、ミスが多くて辛くなってそのまま改善しないという状況から抜け出せる可能性は高いです。
労働時間が長い【残業&休日出勤】
残業や休日出勤が多くて仕事が辛くなることはよくありますね。
残業を強要されたり、仕事が終わったのに帰ってはいけないような雰囲気だったり、休日出勤がとても多いという職場は、私としては辞めしまった方がいいと思っています。
仕事は「他人の代わりに自分が何かをやってあげる」というものですよね。
だとしたら、他人よりも上手に、早くこなせることが前提です。
それができるから価値の高い仕事ができるわけですね。
つまり、時間をかけてやらないといけないというのは価値が低い仕事をしている証拠です。
会社が残業を強要してくるということは、会社が価値の低い仕事をしていることに他なりません。
だったら辞めてしまって、価値の高い仕事をしている会社に行った方がいいです。
今時、残業0の会社はたくさんありますし、それでも給料が高いという会社もあります。
個人に至っては、フリーランスで1人で仕事をしているのに、会社よりも高い収入を得ている人がゴロゴロいます。
他人に残業させて、自分は遊んでいる社長だってたくさんいますよ(笑)
恐らく社長が頑張っていない会社は残業が多いです。
だから、そんな社長の下で働くくらいなら、社長を変えるか、独立するかした方がいいです。
また、残業の多い会社は難しいことや価値の高い仕事はしていないはずなので勉強をすることもなく何年も同じことをさせられます。
価値の高い仕事をしている会社に行けば、学んでも学んでも新しい仕事や新しい技術を教えてくれるので、自分の能力を引っ張り上げてくれます。
5年、10年経ったときに、どちらが社会で通用する人材になれているかは明確ですよね。
残業を強要するような会社に未来はありません。
辞めてしまいましょう。
仕事内容が向いていない
仕事内容が向いていないというのは、仕事上の目的よりももっと大事なものが見えてしまうことが原因になっている場合が多いです。
例えば、営業系の仕事にすごく多いのですが、契約件数のノルマなどがそれにあたります。
そのお客さんにとって本当に必要なのか、契約を取るためにお客さんを騙して誘導していないか、お客さんにとって価値があるかどうかの方が大事に思えますよね?
でも契約件数がノルマだから、それを考えるのは目標に対する行動に矛盾してしまう…
なんて考えたことはありませんか?すごく辛いですよね。
私の姉が太陽光発電の営業をしていた時がありましたが、同じような感じでとても辛そうでした。
保険の営業なんかもそうですよね。
これは、営業の仕事が悪いわけではありません。
商品の良さを理解して、会社がその価値を広めようとしていたらきっとそこまで辛くはならなかったでしょう。
会社が利益のみを追求しているように感じたことが大きな問題だと思います。
会社の目標と、あなたの目標がしっかり重なっていない、ということです。
「人の役に立つ仕事がしたい」と考えているあなたと、「とにかく利益を出したい」と考えている会社では、合うはずがありませんよね(笑)
人のために働いて利益を出している会社はたくさんあります。
もちろん、利益を出すために働いている会社もたくさんあります。
どちらが悪いというわけではありません。(まぁ私は後者はあんまりよくないと思ってますけど笑)
それだけではなく、「社員の幸せが利益につながる」と考える会社まで出てきています。
詳しくは「パーパスマネジメント」という書籍を読んでみてください。
会社の目標やノルマ自体が、自分の目標や理念と重なっていないのであれば、働く場所を変えた方がいいと思います。
仕事が辛いときの解決策
次は仕事が辛いときの解決策です。
これからお話する内容は、実際に私がやってきて効果があったことです。
特に「本を読む」については今まで読んでこなかったことを本当に悔しく思っています(笑)
だいたいの悩みは解決策がすでにあって、自分で考える必要はありませんからね…。
私は、なんにも続かない「挫折癖」の持ち主でした。
だから自分は意思が弱いと思っていましたし、根気が無いとか、だらしないとか思ってました。
でもどこか誠実まじめで、熱血なところもあって、夢や理想があるのに実現できないのが不思議でいました。
そこら辺が一気に改善したのは「継続と成長のメカニズム」を本で学んで覚えたからだったのですが…ひとつひとつ詳しくお話していきますね^^
【嫌な気持ちになる場面】を完璧に特定する
「仕事が辛い」と漠然と感じるようになってしまうと、仕事の何が嫌かを特定するのが難しくなりますので、しっかりと原因がどこにあるのかを見定めておきましょう。
- 上司に怒られたり
- 周りができていることを自分ができない時
- 大きなミスを連続して起こしたとき
- 自分だけが残業でオフィスに残っていた時
- 給与明細を見た時
仕事が辛くなるのは、上記のような意外と一瞬の【嫌な気持ちになる場面】が原因となっている場合が多いです。
しかし、これらの場面に対する不安や恐怖は頭の中にずっと残ってしまうため、仕事全体が嫌になったり辛くなったりします。
まずは、不安や恐怖を抱え続けること自体が自分にストレスをかけているということを理解しておいてください。
そして、その不安や恐怖を発生させる原因となっている一瞬の出来事を特定してください。
その原因さえ解決することができれば、一気に状況が変わることはよくあります。
また、不安や恐怖を感じないように工夫することも重要です。
「また上司に怒られたらどうしよう」
「また大きなミスをしたらどうしよう」
「また一人だけ遅くまで残業になったらどうしよう」
どうしよう、と考えている間、ずっと辛い気持ちになってしまいます。
「どうしよう」というのは不安や恐怖に負けて思考が停止している状態です。
大事なのは、
「上司に怒られないようにするにはどうしたらいいか」
「大きなミスをしないようにするにはどうしたらいいか」
「一人だけ残業にならないようにするにはどうしたらいいか」
単なる出来事としてとらえずに、問題や課題としてとらえて、具体的に解決策を考えて、実行することです。
そして、仕事上の悩みの9割以上が、すでに解決されている問題や課題ばかりです。
自分で考えなくても、何千年も前から生きてきた人が同じ悩みを抱えて、それを解決してきて、その方法を本などにして残してきていますから、あなたが改めて解決策を考える必要はありません。
あなたが抱える問題や課題を特定することができればまずはOKです^^
問題や課題を仮定する【大量に!!】
嫌な気持ちになる一瞬の場面を特定することができたら、その場面が起こる原因を洗い出しましょう。
1つの出来事が起こる原因は複数の問題や課題が重なっています。
例えば、「連続して大きなミスをしてしまった」という場合。
- 作業後の確認が足りていなかった
- 時間が足りなくて焦っていた
- もう1人確認する人間が必要だった
- 進める前に上司に確認を取るべきだった
- 作業中に緊張し過ぎていた
などなど、いろんな問題や課題を洗い出すことができるはずです。
「上司に説明をするときに、何が言いたいのかわからない」と言われるのが辛いという場合は、
- 説明のしかたが下手
- どもってしまう
- 時系列に話すことができない
- 不要な説明までしてしまう
などがあげられるかもしれませんね。
できるだけ多く問題や課題、原因を洗い出してください。
可能性があることは全部出してしまうのがいいですね。
自分で「これは違うかも」なんて考えずに、まずは書いてみてください。
問題や課題が見えてきたら、自分で解決策を考える必要はありません。
次の項で一気に解決していきます^^
課題に関係しそうな本を読む
本屋さんに行って、問題や課題に関係しそうな本を片っ端から読んでいきましょう。
図書館でもいいですよ。
最近はkindle unlimitedというAmazonのサービスで月額1000円程度で本が読み放題なのでそれでもいいです。
本で解決できない悩みは無いです。
「この本を読んだら何か変わるかも」とか
「この本で幸せになれるかも」とか
そういう考えで本を読んでも何も変わらないと思いますが、ちゃんと課題や目的があって行動するつもりで読めば、だいたいのことは解決できます。
むしろ、本で解決できなくて、自分で考えて解決できるってどうゆう状況?って私は思います(笑)
先に生きた人が、必死で問題や課題にぶつかって、解決できた方法を本に書くわけなので。
自分に合う合わないはあるかもしれませんが、本に書いてあるいくつかの解決策を実行してみたらたぶんどれかハマって解決につながるはずです。
私も、以前は夢見がちに本を読んでいた時期がありましたが、なんの目標もなくただ「上手くいくといいなぁ」という思いで本を読んでも何も変わりませんでした。
しかし、きっちり原因の特定をしたり、問題や課題が見えている状態で本を読むようになってからは、いっきに本の価値を見直しました。
なぜ、読んでこなかったのか…。
以前勤めていた会社の社長も「本を読まないヤツはサルだ」と言っていましたが、その意味を知ったのは最近です(笑)
その言葉を聞いてから7年経ってしまいました!
ぜひ、問題や課題を設定してから本を読んでみてください。
仕事が辛い原因の解決策は、ほぼすべて本に書かれています。
複数本を読んでみればわかりますが、みんな同じようなことを言ってる場合がすごく多いです。
つまり、どの本を読んでも解決策は同じで、意外と簡単に解決できることが多いですよ^^
ちなみに、「仕事が辛いときに読んだら解決する本」はたぶんないです。
「仕事が辛い」という感情は抽象的すぎます。
人間関係、就業時間、仕事内容など、仕事が辛くなる原因があって、さらにそれらを細かく分解してどこに問題があるか特定するのが先です。
細かく分けて問題点をいくつか絞り込んでから本を読んでいくと、面白いように解決することができるようになります。
間違っても「人生を最高にするための本」で幸せになれると思わないようにしてください(笑)
嫌な時間以外にしていることを明確にする
さて、少しものの見方を変えてみましょう。
先ほどは一瞬の嫌な気持ちになる場面を特定して、課題を解決するという流れでした。
今回は、嫌な一瞬の場面以外の仕事の時間に、自分が何をしているかを考えて見ましょう。
仕事で嫌なことがあると、そのことばかり考えて、不安や恐怖、嫌な気持ちが頭の中をぐるぐると回ってしまうわけですが、嫌なことが起こっていない時間の方がずっと長いわけです。
その時間を見つめなおすと、意外と仕事の楽しみが隠れていたりします。
同僚の何気ない助け、上司のやさしさ、後輩の頑張り…色々見えてくるはずです。
自分がいっぱいいっぱいになっている時には気づくことができませんが、小さな楽しいことや嬉しいことは常に身の回りで起きています。
なんかの宗教の勧誘のやり方の話なんですが、お祈りだか念仏だかをさせて、
「必ずいいことがあります。何か少しでもいいことがあったら報告してください。それはお祈りをしたおかげです」
と最後に伝えます。
そうすると、宗教にすがるくらい嫌なことや不安で頭がいっぱいだった人が「いいこと」を探しながら生活するようになります。
今までは嫌な気持ちで頭がいっぱいで気づかたなかった小さな「いいこと」に気づくようになって、
「これはお祈りをしたおかげだっ!」
と宗教にはまるそうです(笑)
私が言いたいのは宗教すげぇではありません(笑)
良いことって気づいていないだけでかなり頻繁に身の回りで起こっています。
食べたものがおいしいとか、友達が面白いことを言ったとか。
仕事が辛いときは、嫌なことで頭がいっぱいで、いいことに気づいていないだけかもしれません。
というか、だいたいそうです(笑)
なので、不安や恐怖にばかり目を向けずに、嫌な出来事以外の仕事の時間、自分が何をしているかじっくり観察してみると、意外と仕事も悪くない、と思える瞬間があるはずですよ。
今日やったことを振り返る
今日やったことを振り返るというのは、ものすごーーーく大事なことです。
とかく人は未来や理想、将来のことに目を向けがちです。
振り返らずに生活をしていると今の自分がどれだけできているか、今日何ができたかについて意識が向かなくなってしまいます。
理想は見えているけど達していないという事実だけが認識できる状態になります。
今の自分との差も見えませんし、他にできていることがあっても自分を褒めることもできません。
「理想に届いていなければ落ち込む」という状況に陥ってしまいますので、毎日毎日落ち込んでばかりになるわけです。
今日やったこと、できたことが今のあなたのすべてです。
理想に届いていないことは残念かもしれませんが、昨日のあなたよりもできたことがあるかもしれません。
特に勉強や仕事には「積み重ね」の概念がよく当てはまります。
例えば、私の場合はブログを書くのが仕事です。
ブログは1記事、2記事と書けば書くほどやったことが積み重なっていきます。
自分自身の能力やスキルは向上していなくても、残したものが増えていくにつれ、私は現状をよくすることができた!と喜ぶことができます。
しかし、もし理想が300記事とか、月収100万円とかに設定して、今日やったことを振り返らなければ、目標に到達するまでずっと「まだ足りない」と落ち込み続けることになります。
今日やったことを振り返ってください。
そして、できたことや、今の自分の中に褒められることがあるということに気づいてください。
仕事の辛さもだいぶ楽になっていくはずです。
継続と成長のメカニズムを覚える
私は何事も続けることができないダメ人間でした(笑)
ほんと典型的な三日坊主で、すごい気合を入れて何かを始めるんですが、3日目になると面倒で辛いという気持ちが強くなって、何をやっても長く続けることができませんでした。
それが30才まで続いてしまって、意思が弱いとか、飽き性とか、自分は何かを長く継続して極めるのは無理なんだと思っていました。
しかし、本を読み始めるようになって大きく変わりました。
ふと思ったんですよね、「継続できない」って誰かすでに解決してるんじゃないか?って。
で、継続に関する本をたくさん読んで、共通点や自分に足りない部分をまとめていきました。
読んだ本の内容で、すでに試した解決方法もたくさんありました。
- ご褒美を用意する
- 乗り越えた後の未来を具体的にイメージする
- やることに変化をつける
- 周りに宣言する
- 遊びを取り入れる
これらの対策は全部やってきて、それでも上手く行かなかったんです。
確か、20代前半の時に本も読んだのですが、その時は
「こんなん全部やったよ、それでもできなかったんだよ」
と嘆いていたのですが、この時は本の使い方を間違えていましたね。
大事なことは、
まだやっていないことを探す
ということ。本の使い方はそれ1点です。
解決策が1つでも見つかれば、本を読む価値はあります。
で、まだやっていなかった解決策がこちら。
ベビーステップで始める
私のように、夢や理想をイメージすることが得意で、それを原動力にはじめから爆進できる場合は、初期段階での燃料切れを起こしやすいのです。
簡単に言えば、体を鍛えよう!と思いついたら、
腹筋200回、背筋200回、腕立て200回、スクワット200回、毎日継続
というノルマをいきなり課します(笑)
そして、1日目はワクワクしながら取り組んで、2日目は筋肉痛を我慢しながらなんとか乗り越え、3日目には全く動けないのでいったん休憩し、4日目には忘れたことにしてしまうのです(笑)
そうではなくて、まずは腹筋10回を1か月続ける、次の月は15回、次の月は20回…
そんな風に増やしていけば1年後には毎日腹筋を60回やっていることになります。
体も少しずつできていくので、負担はほとんどかかっていない状態をキープしながら、成長していけます。
このブログを作るのも同じやり方をしています。
1日最低1時間を目安に始めましたが、1か月経つ頃には、1時間では「なんか物足りないな」と思うようになりました。
現在3か月目ですが、毎日最低2時間、調子がいいときは5時間くらい執筆をしていることもあります。
人間は慣れる生き物です。
しかし、ストレスが強すぎると慣れることができず、強い拒絶反応を示し逃げ出したくなるようにできています。
つまり、小さな負荷をかけつつ、慣れたら負荷を強くするというステップを踏まないと、成長できないのです。
勤めている会社がこのことに気づいていないと、新入社員はどんどん辞めていきます。
会社に入った途端、毎日「腹筋300~!」って絶対に無理です。
できないとめちゃくちゃ怒られたりする場合もあるでしょう。
変にこなせちゃう同僚がいたら最悪です。自分が悪いかのような雰囲気になるかもしれません。
会社に対して、自分のペースに合わせてくれというのは難しいので、まずは自分が自分のペースだったり、現状負荷の小さいレベルを把握して、ストレスが大きすぎることは断るなどの対策を取らないと、生涯会社に勤めるなんてことは無理だと思います。
次の項では、できる同僚とできない自分をどう考えればいいか、スタートの時点でストレスが強すぎる場合はどうしたらいいかを考えていきます。
スタート時点でストレスが強すぎる場合
会社に入社して、いきなり「契約月10本取ってこい」(※なんの契約かはわかりませんが(笑))とスパルタ教育を始めるような場合は、ほとんどの人が会社を辞めていきますね。
それでもできちゃう人がいるから困ったものです(笑)
まず考えたいのは、できちゃう同僚とできない自分をどう考えればいいのか、どうやって追い付けばいいのかについてです。
先ほどの筋トレを例にしてみます。
例えば、理想の目標は1日300回の腹筋だとします。
同僚はせっせとこなして目標を達成しています。
私は毎日50回が関の山。しかも次の日は筋肉痛で30回…週末は10回くらいしかできなくて嫌々言いつつ泣きながらなんとか乗り切って土日で筋肉痛を直してはまた1週間が始まるという最悪の状況。
この状態が続くと同僚はさらに記録を伸ばし、1日500回の腹筋をして上司や役員から「君はわが社の希望の星だ!」と言われますが、私は会社のお荷物のまま辞めるかどうかを悩み続けることになるでしょう。
よくある感じですよね。
どうしてこのようなことが起こるかと言うと、同僚は毎日300回がほどよいストレスだった、私には毎日30回でもストレスが強すぎたということです。
こうした場合、まずは私のストレス限界を探す必要があります。
私にとってのストレス限界は15回くらいですかね。筋肉痛でも10回できるのでそんなもんでしょう。
これがわかったら大事なことは、毎日15回で自発的にやめる、15回を30日継続するということです。
次の月には20回にしてもあまりストレスにはならないでしょう。
このまま毎月5回ずつ増やしていくと、1年で60回増えます。
5年後には300回、目標を達成できる人間になっているはずで、しかも同僚と肩を並べられるようになっているということになります。
途中で月10回増やすように変更すればもっと早く到達できますね^^
つまり、初期段階の同僚の300回と私の15回は、スタートラインが違うだけで、向いているとか向いてないとか、才能も何もないということです。
世間の評価としては、
- 300回で続く同僚→わが社の星
- 300回で挫折する私→意思が弱い、向いてない、できない人
となります。おかしいですよね、継続やストレスのメカニズムがわかっていればそうじゃないことは明白です。
このように会社が課すストレスが強すぎて、自分の現状の能力をはるかに超えている場合は、まず自分の限界を知ることが最優先となります。
そして、ストレスの強さを増やしていったときに何年あれば目標に到達できるかを把握してください。
これさえわかれば、上司に「なんでもっとできないんだ!」と言われても、(3年後にはできるようになる予定です~)なんて思いながら「すんまへん」って冷静に謝ることもできます(笑)
ちなみに、継続のメカニズムを知らないでいると、得意・不得意が逆転した場合に追い抜かれる可能性もあります。
先ほどの同僚が毎日300回の目標を課されたときに「いや、頑張れば毎日1000は行ける!」といきなり自分の限界を突破して作業を始めたとしましょう。
その裏側で「毎日15回が限界か、今年1年は5回ずつ増やして、来年から10回、再来年は20回ずつ増やせば2年あれば追い付けるな、無理なく継続しよう」と私がのんびりスタートします。
すると、1か月後には同僚がなぜか毎日100回で十分という顔で上司の悪口を言っています。
成績は依然トップなのですが、1度目標に達しなかったことを上司に悪く言われたとかで、「こんだけやって評価されないなら、働く意味がない」とふてくされています。
さらに悪口仲間を増やそうと、自分と同意見の人間を集めているようです。
私はそれをしり目に、毎日15回→60回→180回→420回と3年かけて伸ばしていきました。
同僚がグタグタやってるうちに、サクッと追い抜いてしまうことができたというわけです。
社会人の3年なんてあっという間ですからね。
気づけば同僚はどこかの会社に転職、私は昇進で新しい仕事に就くことになりました。めでたしめでたし。
という感じで、ストーリーが見えてきますでしょうか?
継続と負担の少ないストレス増やしによって、のんびり成長していけばスタートラインなんて3年で帳消しにすることができます。
会社の目標、同僚の能力、上司の叱責、色々と継続を妨げるものはあると思いますが、それらを全力をかけて無視して、
- 自分の限界
- 追加できるストレスの限界
この2つを把握して、毎月少しずつ辛くない範囲で成長していけるように環境を作ってください。
継続と成長のメカニズムを知っているか知っていないかの違いで、3年あればトップを目指せます。
大事なことは人間関係や現状の評価に振り回されないことです。
自分をしっかり見て、少しずつ伸ばしてあげれば必ず追い付けます。
追い付いてしまえば仕事の辛い部分なんてほとんどなくなるはずです^^
継続と成長について詳しく知りたい方は『「続ける」習慣』という書籍を読んでみてください。前半だけでかなりの学びがあるはずです。
意図的な休暇、睡眠を大事にする
意図的な休暇や睡眠も大事なことです。私が継続のメカニズムの前に思わず「おぉ~」と言ってしまったこと。
成長のメカニズムの一つですが休暇や睡眠を意図的にとっていくと、うまくストレスを回避しながら仕事ができるようになっていきます。
詳しくは『ピークパフォーマンス』という書籍を読んでいただきたいのですが、簡単に説明しておきます。
「眠くなったら寝る」「疲れたから休む」という休憩・休暇の取り方ではなく、機械的に寝る時間と休む時間を決めるとストレスを回避することができます。
ストレスは自分では気づかないから問題に発展します。
私も以前は自分のことを「ストレスの無い人間」だと思っていました。しかし、そんな人はいません(笑)
ストレスが無ければどんな辛いことでも継続できますし、ものすごいスピードで成長して、何かの分野で超人になっているはずです。
もし、あなたが超人になっていないのであれば、気づいていないだけでストレスを感じています(笑)
認知することができないストレスの対処をしなければなりませんので、自分の感覚で「ストレスが貯まっているかどうか」を判断することはできません。
だから、重要なのは機械的に休息や休暇を取っていくこと。
「まだ大丈夫、まだ大丈夫」と続けていくと、気づかないうちに貯まったストレスが一気に表面化して
「仕事辛い…、行きたくない…、辞めたい…」
という感情に変わってしまいます。
一度嫌なことに変わった行動を、再度やる気にさせるのはとても大変です。
つまり、仕事が辛くならないようにするために必要なのは、予防です。
辛い・キツイと感じてしまったらアウトですし、そう感じる前兆や予兆は皆無です。
いきなりど~んと拒絶反応を起こすようになります。
辛いと感じる前に休む、キツイと感じる前にやめる。
感覚に頼る部分が強くて申し訳ないのですが、コツは「あ、これ以上やったら嫌になりそう」と思ったら、途中でもやり始めたばかりでも、すぐに中断することです。
「ちょっと我慢してやってみようかな?」が一番危険です。
筋トレするときによく言われますが「辛くなってから最後の1回が大事!」あれ嘘です。
※筋トレ効率的には嘘じゃないかもしれませんが(笑)
泣きながら最後の1回をするより、気持ちよく「もうやめとこ」って終わったほうが長続きします。
3日坊主で終わるのと、1年ダラダラ続けるのでは、天と地の差があります。
自分が辛いと感じないギリギリまでやって、ちょっとでも辛さを感じそうならそこでやめる。
少しずつノルマを増やしていって、辛さを感じるポイントを引き上げていくわけですね。
そのために、いちいち休む、休憩する、休暇を取る。
結果を出すためにやることですから、会社にも協力してもらう。
無理矢理有給も取っていきましょう。もし有給が取れない会社なら未来はありませんので、転職してしまってもいいかもしれません。
具体的な休憩の捕り方については別記事で「5:1の法則」というのを紹介しています。
ポモドーロテクニックという方法に、長期的な視点を追加したものです。
仕事が辛くなる時の勘違い
仕事が辛くなるとネットや本などで色々調べたり、人に意見を求める場合もあると思います。
しかし、他人の意見や常識の中には明らかな「勘違い」も出てきます。
ここからはその勘違いを取り上げて、どうしてその考え方が間違いなのかを詳しくお話していきたいと思います。
仕事は3年続けないと良さはわからない
これは「3年間成長し続けたら、仕事が楽しくなる」に言い換えた方がいいです。
何も考えずに辛い仕事を辛いまま3年続けても、辛さが増していくばかりです。
5年続けたって仕事が辛い人はいます。
継続して成長する方法は先ほどお伝えした通りです。
ほとんど意味がないくらい小さなノルマを自分に課して「もうちょっとノルマを引き上げてもいいかも?」くらいの余裕を持ちながら習慣化していくことで、自発的な成長を促すことができます。
この状況で3年続けると、どんなことでも一般人には到底できないような仕事ができるようになります。
一般人には到底できないような仕事が、あなたにできるわけです。
「すごい、よくそんなことできるね!」
「さすがプロ!マネできないわぁ」
「おぉ、やっぱり好きだからできることなんだろうなぁ」
「君に頼んで良かったよ、ここまでできる人は少ない」
なんて言われるのです。
楽しいに決まってますよね(笑)
私の場合は、習慣化することによってとんでもない長文のブログ記事を量産しているわけですが、これを他人に見せると、
「よくこんなに書けますね、すごい」
「いや、これは普通の人にはできない」
とびっくりされます。
今は1日3時間とか、長くて5時間とか書き続けてますから、一般人には到底できない芸当のレベルまで達したのでしょう。
でも、はじめは毎日30分以下でした。30分じゃ今のレベルの記事を1つ書くのに1か月くらいかかると思います(笑)
「仕事は3年続けないと良さはわからない」というのは完全な勘違いではありませんが、継続して成長できていなければ3年経っても良さなんてわかりません。
ストレスのかからないレベルで「もっとやってもいいかも?もっとできるかも?」という余裕のある精神状態をキープしながら続ければ、どんな仕事でも3年後楽しくなります。
まず、今仕事が辛いのであればできない自分を見るのではなく、自分が辛いと感じないギリギリのラインを見定めて、それをのんびりこなして成長していく自分を見るようにしてください。
それができれば、勝手に楽しくなっていくはずです。
仕事が辛いと感じるのは自分が弱いから
弱いからではありません。これは完全に間違いですね。
仕事が辛いのは自分が許容できるラインよりもストレスがかかってしまっているからです。
そして、ストレスをかけ過ぎてしまうのは、会社のノルマが自分の限界よりも高く、それが普通という文化の中で生活していて、自分がそこに合わせようと背伸びをするからです。
会社が定めるノルマは会社が定めたものでしかありません。
あなたにはあなた自身の限界があります。
また、その限界は高めることができますが、ストレスを感じすぎている状態では高まりません。
自分のペースで、嫌にならないように、意図的に休みながら成長していけば会社のペースに追い付くことができるようになります。
誰にでも向き不向き、得意不得意がありますので、スタートラインはバラバラです。
ノルマに到達していない人も出てきます。
会社がそのことに気づいておらず、できない人を罵倒する場合、しかもあなたがそのことに耐えられず大きなストレスを感じる場合は転職した方がいいかもしれません。
しかし、できれば「そんな罵倒はよくあること」「馬鹿に付き合って潰れる気はない」「自分は自分のペースでいつか見返してやる」と考えて、会社を無視しながら成長していくことを選んだ方が、後々プラスに働くと思います。
のんびり成長できることを知り、3年あればたいがいのノルマはクリアできるようになるということがわかれば、自分が弱いなんて思うことは無くなります。
違った見方をすれば、逆に強い人間なんかいないのです。
強いストレスをかければ誰だって嫌になります(笑)
スタートラインが違うだけです。才能や能力、ましてや性格なんて関係ありません。
自分のペースを知ることができれば、どこまでも成長することができます。
弱いわけではありません。
周りよりできない自分は才能が無い
才能って何なんでしょうね。
身体的な違いはあるかもしれませんが、伸ばせないスキルが無いことを考えると、やっぱりスタートラインの違いでしかないように思います。
入社当時から素晴らしい成績を残すAくんと、1年経っても一人前の仕事ができないBくん。
才能の差って多くの人が言うと思いますが、私から見たらスタートラインが違うか、継続と成長のメカニズムを知ってるかどうかの差だと思います。
筋トレを仕事に例えたら、毎日筋トレをしてきたAくんが入社した後すぐに結果を残せるのは当然です。
Bくんはこれから筋トレを始めるレベルで、そこからAくんに追い付くにはやっぱり3年必要でしょう。
だけど、自然に成長していく波を作っていけば3年後そこまで大きな差は開いていないはずです。
もちろん、無理して肩を並べようとして大きなストレスをかけ続ければ、途中で挫折してやさぐれてしまうでしょう(笑)
『才能』=「成長&継続する方法を知っている」x「取り組んだ年数」
だと思います。
結局、今どれくらいできるか、そこから上手く成長できるかどうかです。
それが才能の正体。
今周りよりできなからって、それが才能のせいで、絶対に越えられない壁だということはあり得ません。
仕事は楽しむものだ!
仕事は楽しむものではありません。
他人のためにすることです。
誰かを喜ばせたり、誰かの役に立ったり、誰かを助けたり…
それが仕事です。楽しむものではありません。
新しいことを実験したり、研究したり、商品を作ってみたりという作業は楽しいことも多いですが、それをお客さんに提供する段階の作業は同じことの繰り返しになることも多いですし、つまらないことも多いです。
でも、仕事の大部分は、そのような作業で成り立っています。今のところ。
例えば、就職して3か月~6か月くらいは、新しい仕事に慣れるまでたくさんの知識やスキルを身につけなくてはいけないので忙しく、それ自体が楽しいと思えることもあるでしょう。
しかし、お客さんに提供できるくらいになって、難しくもなく、刺激もない作業になってしまったら楽しめなくなりますよね。
逆に、仕事が何も考えずにできてしまうくらいに慣れてしまって、作業になったら一人前とも言えます。
エアコンを取り付ける業者が来て「へ~これってこうやって取り付けるんだぁ!」と説明書を読んでいたら心配になりますよね(笑)
黙々とすごい早さで作業して、ぱっぱと終わらせてくれた方が安心できます。
仕事してる方は何も感じないかもしれませんが、それくらいに慣れている人にお願いするお客さんはありがたいわけです。
仕事が楽しくないと思えたら一人前、安定した価値を提供できるようになった証拠です。
もちろん、新しい刺激や楽しみを求めて、さらに難しい技術や知識に挑戦するべきですが、それは自分のためにやることです。勉強とか、練習とか。
新しく学ぶことも、お客さんに提供できる段階になったらまたつまらなくなります。
お客さんのためにやることはつまらなくても当然で、仕事は楽しくなくていいんです。
でもその作業の価値は、好奇心に任せて楽しく学ぶことで向上していくって感じですね。
仕事を辞めるのは甘えだ
「仕事を辞めること」が甘えか甘えじゃないかなんて、これだけでは判断つきません。抽象的すぎてどちらかに決めるのは無意味です。
仕事を辞めるのが甘えの時もありますが、甘えじゃない時も当然あります。
ブラック企業に勤めていて、他の会社の文化を全く知らない状態で、
「仕事を辞めるのは甘えだ」
なんて考えているのであれば、逆に社会を知らなすぎです。
目の前のことに集中し過ぎて、それが世界のすべてだと勘違いしている状況に陥っている人、意外と多いです。
「そんな職場は辞めた方がいい」
「ブラック企業がのさばる原因にもなるからすぐに辞めて欲しい」
そう伝えても、
「いや、今辞めたら何も残らない」
「仕事を辞めるのは甘えだ、次につながらない」
と意地になってしまうタイプですね。
何かっこつけてんのか知らんけど、頭冷やして社会勉強してからモノを言え!って感じですよね(笑)
たぶん、親がそんな風に言うんでしょうね。身近な人の言葉の力ってすごいです、行動まで支配してしまいます。
家族、会社、友達など、小さなセグメントの中で考えず、社会全体を見てどんな環境が自分に合っているのかを考えるべきです。
そのためには、今仕事が辛いと感じているなら、何が原因で辛いと感じているのかを特定して、その原因を取り除くための解決策を知識として学ぶことが重要になります。
本を読んでもいいし、ニュースを読んでもいい。
とにかく量です。1つの知識や言葉に振り回されず、大量の意見や考えをインプットしてから、自分の中で最適解だと思えるものから取り組んでみましょう。
「仕事を辞めるのは甘えだ」なんて、どんな状況でも通用する言葉ではありません。
どの切り口で、どういう状況で、どんな会社で、どんな行動を取った後に言われるかで正解にも間違いにもなります。
先に言葉ありきで考えてはいけません。
状況判断をしてまだできることがありそうだと感じたときに「今、仕事を辞めるのは甘えだ。もう少し解決策を実行してみよう」と考えるのは良いと思います。
間違っても、
仕事を辞めるのは甘えだから辞めない
なんてバグった思考回路を定着させないようにお気を付けください。
まとめ:多くの仕事は継続できるような始まり方をしていない
今回は継続や成長を軸に、仕事が辛くなる原因をお話してきました。
継続と成長のメカニズムを知っている人はハッキリ言って少ないです。
だから、新入社員に対して均一なノルマや基準を設定することが当たり前です。
また、たとえ結果につながらないような小さなことでも、成長曲線に乗せて小さなストレスをかけ続ければ、3年もあれば一般人には到底到達できないようなスキルと知識を得られるということも理解している人は少ないでしょう。
会社の仕事は人によってストレスの大きさを判断したり、仕事の量や難易度を調整することがほぼありません。
私から見れば、継続することを前提に仕事ができる環境ではない、と思います。
だから、人によってはダラダラやってもこなすことができますが、人によっては死にたくなるほど辛くもなるわけです。
インターハイ出てるようなスポーツマンに「腹筋300回!」と言っても、まあいけるか~くらいの気持ちでこなしますが、インドア派のスポーツしない人に「腹筋300回!」は辛すぎますね(笑)
しかも、それができないと「仕事ができないと思われてる」「私は必要ない、むしろ邪魔だ」「役に立てない」と不安や自己嫌悪を感じることになったりしますから始末が悪いですね。
仕事が辛くなったらこの記事でお伝えしたことを思い出してください。
- 3年あればスキルも知識も超人レベルになること
- 感じないレベルのストレスをかけ続ければ勝手に成長できること
会社の求めるレベルははじめから高すぎる場合が多いですが、のんびり自分にとって最低限のストレスをかけ続けていけば、意外と簡単に乗り越えることができたりします。
また、違った見方をすれば、会社の求めるものは常に一定なので、こっちが成長してそれを乗り越えればその後は困ることがなくなるということ。
…あんまり求められるレベルが低すぎると、逆に仕事がつまらなくなるんですけどね(笑)
そういう意味も込めて、会社を辞めることは甘えじゃないですし、自分のレベルに合わせて変えていくのがいいと思います。
少し話はそれますが、仕事は結果が出せるようになると内容うんぬん関係なく楽しくなります。
仕事が辛いときには「向いていない」とか「人間関係が良くない」とか色々理由は出てきますが、大きな結果出せるようになるとそうした問題はあまり気にならなくなってしまうから不思議です…。
納得できる仕事ができていなくて辛いのであれば、もう一度「継続と成長のメカニズム」の欄を読んでみてください。
「辛い」と感じたら、すぐに休憩するなり休むなりしてください。
上手く良い感情をキープしながら継続することができれば、自然に仕事ができるようになって、結果が出てくればいっそう楽しくなっていきます^^
今回は以上です!