今回は、仕事辞めたいって思ったときに、辞めるべきか辞めないべきかを判断する材料になるようにこの記事を書きました。
※うちは転職サイトのアフィリエイトやってないので安心してお読みください(笑)
総務省の調査によると、
・就業者は6,530万人と,前年に比べ65万人増加
・正規の職員・従業員は3,432万人と,前年に比べ56万人増加。非正規の職員・従業員は2,036万人と13万人増加
・非労働力人口は4,382万人と,前年に比べ50万人減少
ということで、働く人の総数は増えている傾向にありまして、さらに、
2013年の転職者数は287万人だったのが、2017年の転職者数は311万人とこちらも上昇傾向にあります。
だから、転職することは一般的になりつつありますし、それ自体が悪いことだというは完全に間違いですね。
「辞める=中途半端な奴」みたいな固定観念がいまだにあるようですが、辞めること自体を否定するのはやめておきましょう。
ただし、
なんと転職者全体の4人に1人が転職したことを後悔!!(転職会議)
という調査結果も出ており、転職失敗率は25%とかなり高いです。
中には入念な準備をしたうえで失敗している人もいるはずですので、ノリで仕事辞めたりすると失敗する可能性はさらに上がるでしょう。
とくに、1つの大きな感情に流されて仕事を辞めてしまうと、かなり高確率で失敗すると思います。
実は見えていない自分の感情や欲求があとで判明して、「やっぱ辞めないで続けていればよかった…」と後悔しても遅いです。
私は20代で2回転職を経験しています。ちなみに高卒です。
1社目はテストの実力で入ることができる会社の試験を受けて、同期より高い給料でスタートし、1年ほどjavaとhtmlのスキルを磨いて退職。
2社目は知り合い経由で入社して、CCNP(ネットワーク管理的なもの)資格取得などを重ねて1年半ほどで給料が15万UPしました(笑)
その後、起業してのんびり生活しております。
意図的ではありませんが、それらの経験がブログの作成だったり、自社商品をネットで販売するような結果につながっています。
これらの経験から見て、20代で仕事を辞める場合の注意点と、その後の人生の成功につなげる方法をお伝えできたらと思います。
「仕事辞めたい!」と感じたときに一番重要なことは、
仕事上の「嫌なこと」をすべて「課題」として認識して、解決策の仮説を立ててどんどん実験すること
です。
これなら、「次の職場でも結局同じ悩みを抱えている」という状況にもなりにくくなります。
課題の解決策の1つとして「仕事を辞める」という選択もある、って考えると根本的な解決につながり、転職で失敗することもなくなるでしょう。
結論としては、今の仕事を辞めた方がいい人というのは、課題に対する適切な解決案を量産できるようになり、解決するスピードが速くなった時に、誰もその解決案を理解できなくなったならそこで働く意味はなくなります。
この辺は最後に詳しくお話しますね。
辞めたい理由を明確にすれば、自然に正しい選択が見えてくる
仕事を辞めたいと感じるのは「人間関係」「給料」「労働時間」「仕事内容」などに不満を持つことが大きな理由だと思います。
本気で辞めたくなるのって一瞬の出来事なんですよね。
上司に理不尽なことで怒られる瞬間とか、遅くまで残業したときにオフィスに自分しかいなかった瞬間とか。
すごく嫌な瞬間、自分だけが損をしているように感じるときに「辞めたい」って思いが強くなると思います。
問題なのは、その一瞬の嫌な気持ちが強ければ強いほど、その他の欲求や感情が隠れてしまうことです。
業界的にはやりたい仕事ができているかもしれませんし、その会社のポテンシャルなら継続することで理想の仕事に近づけるかもしれません。
また、大きな目標がある場合に、一瞬の嫌な出来事で目標自体を放棄したくなったりもします。
まずは、何をきっかけに「辞めたい」と思ったのかを明確にして、把握することできたら横に置いておきましょう。
仕事全体を俯瞰して、何が良くて、何がダメなのか、現在の目標がどこにあって、今何が必要なのか、じっくりと考え課題として認識するところから始めてみましょう。
1つの大きな感情を理由に行動を選択するのは、後悔する典型的なパターンです。
ちょっと大人ぶって冷静な判断をしてみるだけで、正しい行動選択ができるようになります。
仕事を辞めたい理由は2パターンある
①今の仕事が嫌になったから辞めたい
②さらに大きな価値を生み出す仕事がしたい
仕事を辞める理由はこの2パターンに分かれます。仕事を辞めたいと感じる場合のほとんどが①のパターンです。
②の人は勝手に頑張っていただければよいですし、この記事にたどり着くこともないでしょう(笑)
まずは、これのうちどっちに当たるかを確認してください。
①が悪いということは無いです。ただ、「嫌になった→辞める」という選択はちょっと安易かもしれません。
何が嫌なのかは後で明確にしますが、それを課題として解決していくにあたって「辞める」という行動選択で本当に解決するのかを考える必要があります。
これは②の場合も同じです。ステップアップしたい!→辞めるというのも安易ですね。
1つの課題に対する解決策は無限にありますし、そのうちどれが一番効果的に解決できる方法なのかを調べる作業も必要になります。
ただ、ここでは①か②か、自分のことを知っておけば良しとしておきましょう。
嫌になった瞬間を捉えて「課題化」する
この記事では①のパターンで辛くなっちゃった人のサポートをしていきますね。
今の仕事の何が嫌なのかを明確にしたいのですが、一番効果的なのは、嫌になった瞬間を捉えることです。
言葉にするのではなくイメージしてください。泣きそうなくらい仕事が嫌だと思った瞬間はいつだったでしょうか?
何が嫌かを箇条書きにしても意味がありません。たいがい辞めるための自分正当化にしかなりません(笑)
なので、嫌になったタイミングをとらえましょう。
●膨大な仕事が残っているのに、時計を見たら24時を回っていた
●780円のランチを節約のために我慢した
●上司が言ったことをやったのに怒られた→しかも、覚えていないらしい
●満員電車で押されるし、おやじ臭いし、それが毎日とか
…辛いっすね。辞めたくもなりますわ。
逆に、これらが今後一切起こらなくなるとしたらどうでしょう?
かなり気持ちが楽になりませんか??
仕事全体を俯瞰してみると、これらの嫌なタイミングはかなり短い時間で、他にも多くのことをやっているはずですが、この一瞬がなくなるだけで楽だと感じます。
つまり、一番大きな嫌なことがなくなりさえすれば、仕事は楽しくなる可能性が高いということです。
ではどうすれば嫌なことがなくなるかというと、嫌なことを「課題化」することで解決していきます。
現状の何が問題なのか、どこが嫌なのかを書き出してみる
上記のようなほんの一瞬、ものすごく嫌だったことをまずは書き出してみましょう。
また、業務の内容のすべてを書き出し、楽しいことや、今の仕事の良いところも書き出します。
意外と「嫌だ」という感情に隠れている仕事の良いところが見つかったり、嫌だと感じている時間が短いことに気づきます。
そして、仕事自体、全部が嫌だというわけではなく、その一瞬が嫌だということに気づくと思います。
全体が俯瞰できると、「仕事が嫌だ!」というぼんやりとした感情から、「課題」という側面が浮かび上がってきます。
これさえ解決すれば楽しく仕事ができる、という感じですね。
課題に対するいちばんインパクトの大きい解決策を採用する
仕事の嫌な部分を解決すべき課題として捉えることができたら、まずは仕事を辞めないでなんとかする方法を考えます。
1つではなく、考えうる限りの解決案をすべて出し切ってしまいます。
そして、インパクト(効果)の大きそうなものや、時間をかけずにすぐにできることに〇をつけていきます。
実行する解決案を選択したら、実行するために必要な要素や、取るべき行動を上げていきます。
基本的に1発で解決することはありませんが、なんども計画を立てて実行していくことで最終的に解決へと向かわせます。
この考え方は『鬼速PDCA』という書籍に詳しく書いてありますので、ぜひ読んでみてください。
プライベートでも使えるPDCAのやり方です。
欲しい物や目標に対して、PDCAを高速で回し続けるという内容です。
ちなみに、kindleunlimitedに登録されているので月額980円で読み放題です。
とりあえず働きたくないんだ!って場合
「楽してお金をかせぎたい」
「会社に行かずに悠々自適に暮らすことはできないだろうか」
って場合ですね(笑)
私が独立して起業した理由はこっちでしたが、これも実は同じで「課題」です。
「課題」なんて言っても納得してもらえませんし、なんなら「逃げ」だと思われてしまいます。
「何をなめたこと言ってやがる。仕事をしないで生きて行けるわけないだろう!」
と怒られそうなものですが、素直にそうしたいと思って、そういう道を探したらやり方はいくらでもありました。
もちろん、収入がきちんと入ってくる仕組みの作り方は勉強をしないと難しいところがたくさんあります。
なんといっても雇われるのと違って自発的に行動しなくてはいけないがめちゃくちゃ難しいです。
自分を自分でコントロールするって人生で一番難しいんじゃないかって思います。。。
ただ、仕組みが出来上がったあとはとても自由なのでおすすめです。
心から「働きたくない!」と思う人は一度起業も選択肢に入れて考えてみてはいかがでしょうか。
意外と少ない!仕事を辞めたくなる理由と解決策一覧
ここからは課題になりやすい「嫌なこと」を見ていきましょう。
仕事を辞めたくなる理由の第一位はやっぱり「人間関係」や「人に関する悩み」らしいです。
仕事を辞める理由ランキングベスト10!ってコレ本当の話かよ??
上記の記事にあるように、異常ですね。モルドバかて。人を信じることができない組織は稼げませんよ~。
その他にも、
・給料が少ない
・労働時間が長すぎる
・仕事内容がつまらない
と続くわけですが、それぞれの対応の仕方についてお話していきます。
人間関係がうまくいかない
・理不尽な上司、ハラスメント系
・同僚となじめない、省かれる
・経営者や幹部を見ていて胸糞悪くなった
まずは、人間関係で悩んでいる人を褒め称えたい。仲良くしたい、ちゃんとやりたいって意識が高い人しか悩みませんからね。
攻撃性も低い証拠で、人間関係以外の正しい目標や課題が見えているということです。
悩んで正解です、未来は明るい。
自分が損な立場にならないように、必死で虚勢はって、他人を潰しながらポジションを守っている上司がいますよね?
その人は会社ごと潰します。即刻排除しないといけない。
どうしてもその会社で働きたいなら労働基準監督署や弁護士に相談して逆に踏みにじってやりましょう。
…と言いたいところなんですが。
そもそもあなたの最終的な目標はどこにあるでしょうか?
どんな仕事がしたくて、どんな立場にありたいですか?
何が好きで、何に興味を持っていて、どんな人を助けていきたいでしょうか?
これがはっきりすると、20代~30代での仕事というのはその下積みのようなもので、最終目的地にたどり着くための準備期間であることがわかります。
スキルや知識を手に入れて、次に進むための実績を打ち立てたらやめてしまうのがいいでしょう。
のんびりと一生安定して働ける会社に就職したいという目標でも構いません。
それを実現するために、必要なものを手に入れて、次に行くという意識を持ってみてください。
少し遠くの目標を意識して、そこにたどり着くための準備をしていると考えれば、人間関係どうでもよしっ!となりませんか?
チンパンジーのように準暴力によって縄張り争いをしている上司を引きずり下ろす時間があったら、必要なものだけいただいて、そんな猿を野放しにしている会社ごと辞めてしまうのが得策です。
ちなみに、人間関係や個人の自由を重視しながら利益につなげようという仕組みを持っている会社は増えています。
まずはそういう世界があることを知るところから始めて、こんな世界に就職するために荷造りをするんだ、という考えで今の会社から吸い取れるものを吸い取りきってしまいましょう。
参考文献は以下↓
はい、これももちろんkindle unlimited(笑)
給料が少ない
・自分の仕事が評価されない
・給料が少な過ぎる
人間関係の悩みより少し深刻さは少ないですが、人生には大きな影響を与えるのが給与面ですね。
まずやっておきたいのは、転職しなくてもいいから転職エージェントなどに、自分の能力や実績の価値を判断してもらうことです。
ただ、20代の場合は「おれは仕事できるのに評価してもらえない」と言ったところで「その根拠となるもの」が無い場合がほとんどで、どうしようもありません。
上司や会社に対して「給料上げないと辞めてしまうぞっ!」と言ってみましょう。
「はい、そうですか」と言われたらそれまでです。
それが嫌だったら給料上げてくれます。
そもそも、そうした交渉をすることができない、上の人間が適切な評価をしてくれ!と考えるのであれば、それを「課題」として捉えて、評価の仕組みを提案するくらいやってしまいましょう。
業績が上がるような評価の仕組みを学んで、社長クラスの幹部に提案すると良いでしょう。
もしそれができるようなら、大手の直属の上司だと「意味の分からんこと言ってないで働け」と言われてしまいますので、経営幹部レベルと接触する機会があったらすかさず提案です。
それも無理なのであれば、転職ということになります。評価基準のしっかりした会社に行きましょう。
ただ、それ以外の楽しいことも、やりたいことも、仲間も、全部失うことになります。
また、評価基準はしっかりしているけど、人間関係が良くないかもしれませんし、労働時間が長いかもしれません。
どこの会社にも何かしらの課題があって、自発的に取り組んでくれるような優秀な社員を探しているわけですから、できれば、上記のどれかを勇気をもってやってみるのがいいと思います。
それで結果を出したら、次の転職でかなり有利に働くことになりますし、会社の推薦をもらったり、外のコミュニティー経由での紹介の可能性も高くなるでしょう。
そもそもあなたの職業が給料の少ない業種だったりするかも
もし、あなたにとって給与の面がとても大事な要素だとして、今の給与に納得できていないということであれば考えるべきことがあります。
給与は自分の頑張りに比例しているわけではありません。
ポジションと言いますか、自分の身をどこに置くのかという要素に大きく左右されます。
仕事の内容ややりがいなどの話は置いておくとして、例えばコンビニの店員と外資系金融では、入社した段階で給与が大きく違います。
まずは職業ごとの給与平均などのグラフを確認してみるといいと思います。
また、起業して経営者になるということであれば、ちゃんと働いた場合、年収にさらに0が1つ多くつきます。
現在では起業するにも書籍、ネットなど、大量の情報がありますし、セミナー、教室、スキルを得る場もあり、自発的に行動できるなら雇われる価値は小さくなっています。
人にやれと言われないと行動できない場合を除いて起業するのは超おすすめです。
私の経験則ですが、起業した場合、就職して働くのと同じスピードで行動すれば10倍の給料になります→起業したら学ぶ量も働く量も減る人がほとんどなので、失敗する確率の方が高くなります。。。
ただ、給与だけが問題の場合は少ないですよね。
仕事が楽しくて充実しているなら、給与が異常に少ない場合を除いて辞めたいとは思わないでしょうし。
給与の問題だけで仕事を辞めてしまおうとしている場合は、まずはその他の理由を全部洗い出すことを意識してみてください。
労働時間が長すぎる
ブラック企業はとりあえず辞めてしまえ!
これに限ります。辞めることへの罪悪感?そんなものは健康や命に対して何の価値ももたらしません。
労働時間が長すぎて家に帰れない、しかも給料にも反映されないということであれば即刻辞めてしまいましょう。
休憩したり、休んだりしないと生産性が上がらないということに気づけないようなレベルの低い会社から学べることは何もありません。
また、辞めるとなると「人間関係がこじれる」という不安が生じます。
ブラックならなおさら、退職の意思を表明してから何か嫌がらせをされるんじゃないかとか、適切な対応を取ってもらえないのではないかとか考えてしまいますね。
…人間関係ってなんなんですかね?(笑)
ブラック会社の上司とか幹部なんて、人生でもっともいらない人間関係なのに放り投げることはできませんよね。
他人とつながっていたいという欲求ではなく、自分が最後まで礼儀を通したいという気持ちなのかもしれません。
ただ、そこまで理解できればあとは勇気を振り絞って、関係をぶった切るだけです(笑)
個人的な見解では、長時間労働を強いられる会社は即退職でいいと思います。
常識として、すぐに辞めるという行動が難しいというのもわかります。
このような間違った常識にどうしても感情が縛られてしまう場合は会社の外のネットワークをたくさん持つことが大事です。
あとは、生産性を高めるためにどんな作戦が有効なのか、本を読んでみるのもいいですね。
他の会社はどうなっているのか、長時間労働が利益をもたらすのか、学ぶことでつまらない常識は消えていきます。
よく考えてみれば、長時間労働って2人雇えば解決する話ですよね???
そうしないのは、安く長時間働いてくれる何も言わない人を集めたいからです。
すぐやめましょ。
例外として、長時間働いていることに上司が気づいていない可能性もあります。
労働基準法を犯している状態に気づいていないので、相談してみたらあっさり改善してくれたなんて話もあります。
私の友人は大手のホテルの料理人でしたが、労基署の介入で一気に労働時間が改善されました。
残業代も戻ってきて、結婚しましたとさ(笑)
仕事内容がつまらない
・やりたかった仕事ではなかった
・もっとできる、もっとやれる
・単純につまらない
姉が太陽光発電の営業の仕事をやっていた時期がありましたが、精神的に辛そうでした。
内容自体の問題の場合もありますが、自分の理想と仕事内容がかけ離れているとものすごく辛いものです。
ただ、仕事つまらないって話を深掘りして聞いてみると、仕事内容が問題ではない場合が多いです。
その仕事を通して、大きな社会貢献ができたり、名前が世間に知れ渡ったり、給与が順調に伸びて行ったり、目に見える結果があると人は楽しいと感じます。
これらの結果が全く出てこない場合、どんなに好きなことをやっていてもつまらないです。
「RPGゲームが好きです!」というのは、レベル上げの作業が好きという感情もありますが、ストーリーが進んだり、新しい魔法を覚えたり、さらに強い敵を倒せるようになるから楽しいんですよね。
もし、レベル上げをするだけのゲームがあっても楽しくありません。
※この場合RPGと言えるかどうかもわかりませんが(笑)
社会に出ると結果が出るまでのスパンはどんどん長くなります。
大きな結果を出すためには莫大な時間と行動量が必要です。
そのことを理解して、コツコツと目標に向かって行動をため込んで2~3年がかりで1人前の成果を出すと、いきなり仕事が楽しくなるタイミングがあります。
だから、仕事内容が「つまらない」という理由で辞めたいというのはちょっと考えた方がいいです。
「この仕事のどこが楽しいのか、わかるのはまだ早い」とか、そういう問題じゃなくて、結果が出るスパンが大人になったので長くなっただけです。
ただし、そもそも仕事内容(肩書とか)が納得できるものでないなら、辞めてしまってもいいと思います。
かっこいいと思えない仕事で結果を出してもねぇ…。
給与の面とか、時代の流れをある程度考慮する必要はありますが、自分がかっこいいと思える仕事を選んで、長い目で結果を出すことを楽しむことを目標にしてみてください。
失敗しない選択をするための「辞める前にやるべきこと」
ここからは、「辞めたい」と思った場合に、すぐに辞めてしまう前にやってみるべきことについてお話します。
辞めて後悔したり、転職先でまた同じ悩みに遭遇したり、いつまでも解決しないのでは意味がありません。
さらに良い職場を求めて転職することは良いことだと思いますが、何も改善しないまま仕事を転々とすると最終的に罪悪感に飲み込まれてしまいます。
30代になってから「1つを続けておけばよかった」なんて考えたくないですよね^^;
辞める前に勇気を出して、やれることをやっておきましょう。
「仕事を辞めたい理由」を「課題」としてとらえて解決を試みる
何度も何度もで申し訳ないのですが、本気の悩みがあるなら、まずはその悩みの元を解決できるような行動を取ってみましょう。
勇気がいりますし、面倒臭いです!それは重々承知です(笑)
ですが、行動は裏切りません。保証します。
「嫌な感情」は「課題」です。
これを基本の考え方にしてみてください。
そして、課題を解決することは多くの人に価値をもたらします。
会社員でも起業家でも同じです。
「嫌な感情」の元を断ち、「良い感情」の元を作る。
これが価値の正体です。これができる人が仕事のできる人です。
エクセルを素早く動かせるのも、読みやすい文章が書けるのも、絵が描けるのも全部これに当てはまりますよね?
あなたがもし職場の「人間関係」や「給与(評価基準)」や「労働時間」に関する課題を解決することができたら、あなたはもちろん仕事の悩みがなくなって嬉しいはずですが、他にも多くの社員が喜んでくれます。
これができる社員を経営陣は欲しがっています。
「嫌な感情」→「課題設定」→「解決案の洗い出し」→「インパクトの高い行動から実験」→「やり方を調整しながら解決するまでやり続ける!」
これでほとんどの課題は解決します。
孫さんも言ってますね。
世の中には困難なことが山ほどあるが、不可能なことは少ない。
よっ、名言!
あと、たまにこんなことを言う人がいます。
「会社の悪口を言うようなら辞めない方がいい」
う~ん…悪口言わせるくらいの会社なんだからちゃんと悪口くらい言ってください(笑)
また自分を責めれば解決するという考え方だけで行くのはやめた方がいいです。
何でも自分のせいにしていたら、本当の課題が見えなくなってしまいます。
ただ、会社の悪いところを直せるくらいの実力をつけておくと、どこの会社行っても楽しくやれますし、改善しようとしないまま他の会社行った場合に同じ問題で仕事が嫌になる可能性はなくならないと言えます。
「課題を解決する力」というと少し抽象的すぎるかもしれませんが、PDCAを使ったり、仮説と行動と検証を続ける行動力が身に付くとどこへ行ってもうまく行きます。
業務内容を見直す
・すべての業務内容を書き出す
・改善できることはすべて改善する
・余裕が生まれると辞める必要がなくなる可能性がある
この3点はやった方がいいです。仕事がたくさんあって時間が足りなかったり、残業ばかりになっている時に、業務内容を見直すことで帰れる時間が2~3時間早くなるなんてことはザラです。
私の場合、就職してから半年はどうしようも無いレベルで仕事ができませんでした。
2つ目の会社でPCやサーバーのテクニカルサポートをコールセンターでやってましたが、「保険証は添付されていましたか?」とか言ってるレベルでした(笑)※保証書ね
帰りも遅いし、処理する案件数も少なく、こりゃどうしようもないな、と思っていました。
まぁ仕事もつまらなかったですね。
しかし、早く帰りたいという気持ちは強かったので、
課題の発見→実験・改善→効率化
を繰り返したところ毎日定時上がりになりました。
処理案件数はトップと2番を交互にとる感じで、給料上げてくれないと辞めちゃうよ~って言えるようになってから初任給20万くらいだったのが1年後には35万くらいもらえるようになりました。
業務内容は全く変わっていないのに、仕事楽しいかも、って思えるようになってましたね。
このように、1つの大きな課題(嫌な感情の元)を解決すると、一気に人生バラ色になったりします。
逆にこれを解決できないまま辞めると、いつか同じ問題にぶつかった時にまた逃げて始めからの繰り返しになります。
大きな課題ほど勇気を出して行動し、解決してみてください。
理想の状態を明確にする
意外と自分の欲求を把握していない場合が多く、それ故に人は1つの大きな問題にぶつかるとすべてが嫌になる傾向があります。
本当は小さな楽しみややりがいがちょこちょこと訪れる仕事でも、1つの大きな問題によって全てが見えなくなってしまうわけです。
なので、まずは自分の理想の状態を明確にしておきましょう。
具体的には小さな欲求から大きな欲求まで、自分のやりたいこと、好きなことをすべて洗い出します。
やり方は以下のページで詳細に語ってますので、お時間あれば見てください。
少し遠くの目標を設定する場合にも役に立ちますのでぜひ^^
理想の状態が見えてきたら、現状とのギャップを確認しましょう。
あとはギャップを埋めるための行動をし続けるだけです。
目標は、全て数字に置き換え、期限をつけて取り組んでみましょう。
仮説→実行→改善→実行→改善→実行…と行動していけばいつか必ず目標は達成できます。
辞めたい時ほど自分自身を振り返るチャンスです。
「本当に自分が望んでいること」が見えやすくなります。
でっかい「嫌なこと」の中に隠された理想や欲求を見つけ出して、課題や目標を達成してから次に進みましょう。
周囲に相談
周囲に相談することは、意見をもらってその通りにすることに価値はありません。
どちらかと言うと、自分が「仕事を辞めたい」と言った場合に、近しい人がどんな反応をするのかを確かめることができる、というところに価値があります。
身近な人ほど無償で手助けしてくれます。
家族、パートナー、優しい上司なんかもそうですね。
会社の利益とか、面倒だとか、全く考えずにあなたのことを考えてくれる人たちです。
この人たちがどんな反応をするのか、辞めると決めても助けてくれるのか、それとも見放されてしまうのか。
そして、最終的に自分の目標を達成したり、キャリアを形成していく中で、その人たちの助けが必要になるということであれば、それなりの理由を用意しなければいけません。
親身になって自分のことを考えてくれる人たちを無視したら、当たり前ですが自分も無視されてしまいます。
礼儀とか、空気読むとかって意味合いもありますが、自分のためです。
しっかり周りの人たちの反応を把握しておいた方が良いです。
情報は幅広く、できるだけ近くで【触れておく】
仕事を辞めるにも、課題を解決するにも、情報や知識が不可欠です。
転職するならなおさら、転職先をたくさん知っている方が有利ですし、それぞれの転職先の内情も知っておきたい。
情報を集めるときに【情報に触れる】という感覚を忘れないでください。
自分の足を使ってその場に行く、当事者に直接話を聞くというのが【情報に触れる】ということです。
※もちろんネットや本の情報もフル活用します
コツとしては、自分が役に立てるコミュニティーに積極的に参加するのが良いでしょう。
損得勘定なしに遊びに行って、みんなのためにできることをすればいいだけです。
いろんなコミュニケーションが生まれて、たくさんの人の仕事や職場のこと、情報をもらうことができます。
以前、起業関係の記事でマーケティングの話をした時に【ネットワークハブマーケティング】というマーケティングを紹介しました。
これと一緒ですね。
ネットワークに参加し、価値を提供することでつながりを強くして、コミュニティーの身内となってしまえば仕事はスムーズに進んでいきます。
仕事を辞める前にたくさんのコミュニティーに参加して、貢献できることをやれるだけやってみてください。
転職をするにも有利な状況を作り出せる可能性が高くなります。
今の会社で何か実績を残してみる
仕事を辞める話になると、「とりあえず何か実績を残せ」って言う方がいますが注意点があります。
「じゃあ何かやってやる!見ておけよ、オレがいなくなることを後悔させてやる!!」
というのは会社にとって邪魔なだけです。実績は恐らく残せないでしょう。
上でも説明しましたが、今いるあなたの会社だって1つのコミュニティーです。
ひとりで突っ走って何かやっても、会社として継続できなければ意味が無いし、業務フロー的な仕組みを作らなければ引き継ぎもできません。
周りより大きな成果を出してやるって考え方は本当に邪魔です。
それよりも、みんなが抱える課題を見つけて解決しましょう。
会社の人が喜んでくれて、あなたがいなくなっても「これは昔辞めた〇〇ってやつが作った仕組みで、これのおかげでみんなが楽になった」と言われるような仕組みを作ることを考えます。
もしかしたら、その課題を解決することによって「仕事を辞めたい」という感情すらなくなるかもしれません。
上司には勇気を出してわがままを言え!
想像してください。あなたは経営者です。
利益を出すために今まで苦労して仕組みを作ってきました。
そしてやっと人を雇えるところまで来ました。
現状あまり大きな利益は出せないのですが、どんな人材が欲しいでしょうか?
- 給料安い
- ちゃんと仕事する
- 長時間仕事できる
- 文句言わない
最高の従業員だと思いませんか??
では今度はその従業員になってみましょう。
辞めたくなりませんか??(笑)
もしかしたら、会社側は利益を出すことに必死で、あなたの苦しみに気づいていないかもしれません。
今あなたに辞められるくらいなら、給料を上げてもいいと思っているかもしれません。
なのに、何も言わずに「辞めます」と言われたらかなりショックですよね。
まずは少しわがままになって、条件を良くしてもらえないか聞いてみましょう。
「このままではここで働き続けることはできません」と言ってみるのがいいです。
頭の良い上司ならきっと、「あ、これはまずい」と気づいてくれるはずです。
もし何も対処してくれないなら辞めればいいだけです。
言わずに終わって相手の気持ちに気づけないままでいるより、とりあえず本心を打ち明けてみることをおすすめします。
睡眠時間を大量に確保する
ゲームのやりすぎで昨日寝たのは朝の4時。
布団に入ってたった3時間後に目覚ましのベルが鳴る。
ギリギリに起床して、ばたばたと出社準備。
寝不足の状態で走って電車に乗ったら満員。
職場についたら精神を使う仕事に取り掛かる
辞めたくなる。
当たり前(笑)
これは私が良くやっていたループです。
今でも仕事に集中できなくなるとゲームに逃げて時間を使いすぎてしまい、後悔します。
こうした負の連鎖を断ち切るには「一番時間をかけている大好きなことを1つやめてみる」というのが有効です。
面白くない仕事のために大好きなゲームや漫画、アニメを断つのはさぞ辛いことだと思います。
が、超効果あります。体がずっと元気で、急な対応にも嫌な気持ちにならなくなります。
年収が増えたり、立場が上になって自由な時間が増えたらまたゲームすればいいのです。
1か月でいいから大好きなことを1つ辞めてみてください。
効果は私が保証します(笑)
辞めた場合のリスクと対処方法を明確にすれば何も怖くない
仕事を辞めようとしている人にとって、「今、この仕事を辞めてしまったら今後どうなるんだろう?」っていうのが最大の恐怖でしょうか。
「今後どうなるのか?」って部分を少し深く考えてみて、対策を考えてみましょう。
リスクの部分は意外と少なくて、
「辞めたことが転職する時にマイナス評価になる」
「新卒よりも待遇が悪くなる」
と、給料下がるとか、再就職しづらくなる程度。
私なんかは環境が良くなるのであれば、少しくらい給料下がってもいいのでは?と思います。
だって、実力があればその後上がっていきますし、せっかく転職するなら頑張れば給料上がるような会社を選びますよね。
あとは、今の会社を辞めたことを後悔してしまうパターンです。
後になって続けていれば良かったと思わないようにしたいところです。
上記のように1つの大きな「嫌なこと」を「課題化」して解決するといきなりその会社で働くことが楽になるケースがあります。
感情で見えなくなっている今の会社の良いところもしっかり把握しておきましょう。
「転職するも、残るも、大事なのはその後のこと」なんて言われたりしますが、あれ嘘です。
後が大事だから、今しっかり準備をしてください。
頑張ろうって意識で頑張れるなら、今の環境でも頑張るはずです。
しかし、環境が良くなったことで頑張ってるつもりはないけど自然に頑張れるようになったって人の方が多いです。
リスクとしてもう1つ「転職先を選び間違える」というのがありますが、これは「身内採用」を積極的に狙うことで避けられるリスクです。
会社の外のコミュニティーに積極的に参加して、そのコミュニティーに役立つことをガンガンやっていきましょう。
コミュニティーの中で「身内化」することができれば、周りの人に仕事を辞めようと思っていると伝えて行けば、会社のお偉いさんなんてそこら中で散歩したり、遊んだりしてますので、どこかでお声がかかるかもしれません。
また、勤めている会社の内情を聞き、良い会社だと思ったら見学させてもらったり、こちらからテストを受けさせてくれとお願いすることもできます。
なんたって身内ですからね。しかもコミュニティーの役に立った実績だってある。
これからは身内採用の時代です。
信頼がある状態からのスタートで、しかも定期的に遊ぶ仲間だったら、昇進させたくもなりますしね。
このようにすべてのリスクは「今より良い会社」に転職する前提があればすべて無くなります。
また、仕事を辞める前に、勇気を出して嫌なことを解決する努力をしてみてください。
課題解決の力はどこに行っても通用します。
…そう考えると逆に、課題が多い会社は出世しやすいとも言えますね(笑)
年齢によって考えなきゃいけないこと
ここでは年齢によって仕事を辞める前に考えるべきことについてお話します。
順調にキャリアアップをする場合と、何度も転職して実績を残せていない場合に分けてお話していきます。
20代前半で仕事を辞める
20代前半の退職で考えるべきことは2つあります。
・最終目標の設定
・学びの多さで会社を選ぶ
最終目標とか、人生の計画を立てる良い機会です。
今までは学校行って、テスト受けて、受験して…と「正しい道」が敷かれていたのですが、社会に出たら完全に迷路状態です。
「自分で決める」「自発的に動く」という意識がとても重要になっていきます。
ちなみに決めることが重要なのではなく、とりあえず決めて実験・実行してみて、間違っていたら修正の繰り返しで正しい目標を見つけつつ前に進んでいきます。
目標の見つけ方はこちらの記事を参考にしてください→やりがいある仕事の選び方
もう1つは学びの多さを基準に考えることです。
もちろん、上で見つけた目標に対しての学びです。
30代くらいまでは、目標を達成するための準備期間だと思ってください。
その場所で働いていて、必要なものを用意することができるのか?ということだけ考えればOKです。
特に、人間関係で悩んで仕事を辞める場合が多いようですが、これは完全に目標を見失っています。
※というか目標すらないかもしれませんが、そこはしっかり持っておいてください。
目標のための準備期間であり、その会社から必要なものを受け取り切ったら次に行くつもりで良いのです。
人間関係が悪くて居心地が悪かったら、なおさら早く準備を整えて次の職場に行ったり、起業したりしてしまいましょう。
目標や準備するものの基準ですが、期限と数値で表現できる目標を設定しましょう。
例えば、「英語が話せるようになる」という目標はダメです。
「1年以内に、ネイティブとの10分間の会話のうち、聞きなおしが平均3回以内になるようにする」
というのが良いでしょう。ぱーどぅんってやつですね(笑)
目標が無いなら、目標を作る。もちろん欲求を根拠にしたもので、心から欲しい目標です。
そして、それを達成するための準備期間として20代前半を過ごすために、仕事を選ぶ。
人間関係や給料で悩んでいる暇はありません。
20代後半で仕事を辞める
〇はじめての転職であれば…
もともと、長続きする人なので、何か外側の世界を知ったことをきっかけに、やめようという気持ちが強くなった可能性が高いです。
最終目標や、少し遠い目標を決める良い機会ということで考えるべきことは20代前半と同じです。
ただし、目標の方向性は間違っていないので、今の会社での経験を活かすつもりでその延長線上に目標を置いてみてください。
20代後半まで仕事を続けられた場合は、仕事を辞めること自体に罪悪感を抱くことがあります。
でも、自分のせいにしないでください。おそらく十分課題と向き合いよくやってきたはずです。
理不尽な上司とも上手く付き合って、面倒くさい後輩の話もよく聞いてきたし。
もう学ぶことは少なくなって、上司を見ても未来が明るいとは思えなくなったのかもしれませんね。
ということで、少し方向修正しましょう。
すぐに転職ということではなく、外のコミュニティーに顔を出してみたりして、尊敬できる人や、こんな人になりたいと思える人を探したり、自分が作った人間像でもOKです。
明確な目標を得るための活動をしながら、自分の欲求と向き合ってみてください。
それが決まれば、あとは準備期間に突入します。楽しくなってきますよ^^
〇何度も転職しているのであれば…
とにかく原因の特定を急ぎましょう!もう遊んでられる時間は少なくなっています、焦ったほうがいいでしょう。
転職を続けてしまう理由は「1つの大きな嫌な感情だけを取り上げて行動選択している」からです。
嫌なことが起きると仕事を辞めたくなりますが、それ以外の良いところや満足している部分をないがしろにしてとりあえず辞めてしまってませんか?
人間の欲求は1つや2つではありません。無数にあります。
しかし、見えているのは1つです。一番大きなものしか見えなくなります。
転職を続けてしまうのは、1つの嫌なことが起きるとそれをなくすために仕事を辞めてしまい、転職先ではその嫌なことがなくなってはいるが新しい嫌なことが発生していて、また辞めるということを繰り返しています。
小さな欲求、小さなやりがい、小さな楽しみに目を向けて、それらを1つたりとも犠牲にしない行動選択をしてみてください。
自分の欲求をすべて洗い出し、目標を決めて、必要なものを揃えるつもりで学びながら働きます。
目標設定・課題抽出・試行錯誤の連続で欲しいものをすべてつかみ取っていきましょう。
これを続けていると嫌なことが起きてもあまり気にならなくなっていきます。
まずは自分に質問してみてください→「目標と関係のないことで悩んで、前に進めなくなっていないか??」
すぐに目標を明確化して、それに必要な行動を取っていきましょう。
30代で仕事を辞める
30にもなったら転職サイトで転職するのはやめておいた方がいいと思います。
何度もお伝えしている身内採用の可能性が0なのであれば、コミュニケーション能力だったり、組織内での貢献の意識を養う方がずっと役に立ちます。
会社の外側のコミュニティーで遊びを通してネットワークを作り、誰かの役に立ち続けることで、何か困ったことがあれば助けてくれる人がいるという状況を作ることを優先しましょう。
そういった関係が無いから転職サイトしか頼れない、ということなら、今後も一生そのような状況になります。
助けてくれる仲間、尊敬できる人、相談できる友人を作りましょう。
30代にもなると仕事で大きな影響力を持った人もたくさんいるはずなので、身内を増やし、助け合うことを意識していれば困ることは少なくなります。
また、目標は1度見直すといいです。
20代の目標と30代の目標は大きく変わります。
特に、夢のようなものを引きずっている場合は、欲求の洗い出しをしてみてください。
20代の頃には無かった欲しいものが増えていることに気づくはずです。
洗い出した欲求のリストと、それに沿った目標を見失わないようにして、今より条件の良い場所を考えていきます。
給与や人間関係だけではなく、次の40代という大きなステージに向けて着実に準備を整えます。
なんなら30代のうちに1つ目標を達成してしまうのもいいですね。
「嫌な仕事を辞める」という気持ちが先行することなく、「目標を達成するために必要だから辞める」という感覚が持てるように進めていきましょう。
40代以上は最終目標の実現を急げ!
できれば40代になる前に、1つや2つの目標の更新をしている方が良いですね。
まだ何も実績を残せていないなら恐らく、目標設定を間違えているか、課題設定が下手か、考えるばかりで行動していないかです。
鬼速PDCAという書籍を読んでください。参考になるはずです。
40代の転職でサイトを使っている場合、給与が上がったという人はあまり聞きません。
転職するなら身内採用を目指すのが必須になってくるでしょう。
大きな実績を残せているのであれば、条件良く使ってくれる人が見つかるかもしれません。
…というか、40代になって転職という考え方もあまりパッとしませんね。
起業してしまった方がいいです。
理由は、自分の理想を全部叶えるような「場」を作ることができるからです。
いくら条件の良い場所を探しても、自分の欲求に100%あっている場所はありません。
どこの会社も他人が作った環境ですからね。
技術があるならスタートアップの支援に回ってみたり、自ら起業するのではなく参加する道もあります。
ただ、起業に関しては、今まで会社員しかやってきていないなら20代の方が知識やスキルを持っていることがあります。
新しい学びを得るという目標を持って謙虚に行きましょう。
新たなステージが見えてくるはずです^^
円滑に会社を辞めるための手順
●はじめに「仕事を辞めたい」と伝えるのは直属の上司
意外だったんですが、仕事を辞めたい時に誰に言えばわからないという人は多いようですね。
はじめに言うべきは直属の上司です。
いきなり「辞めます」と言うのではなく、相談として話してみましょう。
もしかしたら待遇が改善されるかもしれませんしね。
●退職意思を表明した証拠を残しておく
こんな法律があります↓
-
第627条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
wikipediaより
「何も言わずに退職届出せば辞められる!」というのは正解です。
退職届を出すだけでなく、メールで意思表明をして証拠を残しておきましょう。
もしどうしても会社側が受理をしてくれなかったり、対応をしてくれない場合はこの方法を使いましょう。
ただ、今いる会社も1つのコミュニティーです。
自分を助けてくれる仲間だと考えて、人としての義理を通すようにしましょう。
●面談で言いくるめられてしまったら
私は言いくるめられることを悪いとは思いません。
相手の言うことに一理ある、と感じたから反論しなかった、とも取れます。
面談で言われたことをよく考えて、自分にとって本当にプラスになるのかを確かめてください。
そうではなく、威圧や脅しのような言い方だったら、すぐに退職届とメールを用意して送り付けましょう。
2週間後には会社に行く必要は無くなります。
コミュニティーは大事ですが、不要なコミュニティーも確かにあります。
足を引っ張るような人たちとは、無理やり縁を切っても問題ありません。
自分で何かをするのが怖いという場合は、退職代行なんてサービスもありますので利用するのも一つの手です。
ブラック企業は何をしてくるかわからなくて、怖いですからね…。
●有休消化!
残っている有給は全部使いましょう!つかの間のパラダイスです(笑)
ちなみに、上記の無理矢理辞める作戦でも有給は使えます。
2週間分きっちり休んで、やめてやりましょう!
どうしても辞めると言えない場合の対処方法
辞めることが決まったら、直属の上司に辞めると言えばいいわけですが、言いづらいですよね(笑)
会社がブラックだったりすると、周りは死ぬほど忙しそうだし、ここから逃げ出すというイメージがあったりして、なんだか罪悪感が生まれてしまいます。
正直言って解決策は「勇気を出して思い切って言う」くらいしかないんですが、ここではその後押しをしたいと思います。
目標、夢、心と体、自分を第一優先に
- 親に言えない
- 職場に迷惑がかかる
こうした気持ちから周りの人に言えないのはよくわかります。
周囲の期待もありますし、見放されたり、必要とされなくなるのも怖いですよね。
他人からの期待がなくなるというのは、意外と将来への不安に直結してます。
周りに相談したり、辞めると言えないのはこれらの感情が複雑に絡んでいるからです。
でも、もともと会社に雇われているということ自体が、他人の目標を助けているということです。
社長だったり、会社のオーナーの目標達成のサポートをしているわけですね。
彼らの目標と、自分の目標に重なる部分があるから一緒に働くことにしたはずです。
もし、今辞めることを決意しているのであれば、それは目標の重なる部分が無くなったか、一緒に働くには小さくなりすぎたからです。
人間関係、お金の問題もそうですし、仕事の内容、目標や夢に対するアプローチの手段としての価値がなくなってしまったのです。
お互いにとってプラスにならない限り、その場にいるべきではありません。
特に会社は仕事という人生の大半を占める重要な場所です。
自分の目標に関係が無くなったのであれば、それを素直に伝えて去るべきです。
目標、夢、心、体、自分自身にとってプラスになる要素が無くなったのであれば、次の場所を見据えて前向きな気持ちで「辞める意思」を伝えてみましょう。
どうしても言い出す勇気が無いのであれば、退職願だけでも書いてみましょう。
後は出すだけで良いという状態にして、カバンに入れておけば、良いタイミングが訪れた時に出しやすくなります。
月並みですが、頑張って口に出してみてください。
すべての嫌なことを「課題」としてとらえ「解決しきる」という考え方
最後のまとめです!
仕事を辞めたいと思ったら、まずはすべての嫌なことを「課題」として捉えてください。
辞めることは嫌なことをなくすための1つの解決策ではありますが、辞めずに解決する力を身につければ、今の仕事の良いところを直視できるようになる可能性があります。
簡易的ですが、課題の解決方法は以下です。
- 課題設定
- 解決案の洗い出し
- インパクトの高いものを選ぶ
- 実現するために必要な物事を洗い出す
- インパクトの高い物、すぐに実行できることを選択
- やる(実験)
- 解決しないなら他の解決案で②~⑥を繰り返す
ほとんどの場合、「⑥やる」の量が少なすぎて解決に至りません。
「やったところでどうせ失敗する」と思うかもしれませんが、課題解決は失敗するのが当たり前です
だから⑦で何度もやり方を変えて繰り返します。
とにかく「⑥やる」から逃げない。できることからやるという意識を持てば、不可能なことは意外と少ないことに気づけます。
※ただし、相手は会社であり組織です。解決できなくても自分を責めずに、逃げてしまうのも1つの手です^^
また、会社の上司から教わりたいのはこの課題の解決案の精度ですね。
上司の課題解決スピードが速かったら全力でその技を盗むべきです。
逆に、自分の解決案が上司に理解してもらえなかったり、上司の解決案に対して「うわ、それじゃ足りてないよ…」って思うことが多くなったら会社の辞め時です。
大きな成果や結果も出せるようになっているはずですしね。
そもそも、上司に課題解決の概念がない場合がほとんどだと思います。だから辛い。
頑張っても意味がないムードが漂ってしまいます。
だからと言って転職しまくって良い上司を見つけるというのも無理があります。
何度も転職していたら「この子はまたすぐ辞めるから採用できない」と思われて当然です。
そのため重要になってくるのが身内の中に尊敬できる人がいて、その人にくっついて仕事をさせてもらう環境を作ることです。
今は、趣味や遊びを通して、いろんなネットワークに参加できる時代です。
スポーツでもボードゲームでもなんでもいいので、外のコミュニティーに参加することで、尊敬できる人を探し話を聞きまくりましょう。
もしかしたら、一緒に仕事をしようと誘ってもらえるかもしれませんし、なんなら自分から取り入ってみるのもアリです。
課題解決力による出世については以下の記事を読んでみてください。
これを見ると仕事の辞め時がよくわかるはずです。
目標を持って、人間関係や給料などの目先の問題にとらわれず、どんどんステージを上げていくような仕事の辞め方をしてくださいね!
今回は以上です!