今回は「仕事ができない人」というテーマで書いていきますよ。
どんな人が「仕事ができる人」で、どんな人が「仕事ができない人」なのか、あとはどうしたら仕事ができる人になるのか、という内容がメインです。
いつも通り、記事を書く前にリサーチしましたが、「仕事ができない人の特徴」とかをみなさん面白がって読んでるみたいですね。
会社の同僚あるある・上司あるあるみたいな感じで、嫌われる人の特徴がずらーっと並んでる記事が多く作られています。
- 言い訳をする
- プライドが高い
- 完璧主義
- 自分で調べない
- 説明が下手
- 服装だらしない
などなどですね。
…先に言っておきますが、これらのほとんどは仕事ができないこととあまり関係ないです。
「こういう人と仕事したくないよね~、こういう人仕事できないよね~」ってイライラした気持ちを共有しているだけで、仕事ができるかどうかとは関係ないので注意が必要です。
こんなんただの悪口です(笑)
本当に仕事ができる人、仕事ができない人ってどういう人なのか。
詳しく説明していきますね。
仕事ができる人ってどんな人??
まずは、「仕事ができる!」ってどういう人なのか明確にしておきましょう。
仕事ができる人の条件は2つです。
- 多様性→社会に求められる能力の種類の多さ
- 安定性→こなす仕事の量と質を一定に保つ能力
この2つのレベルが高い人です。
もうちょっと詳しくいきましょう。
多様性とは…
- 対面営業でノルマ以上の成約が取れる
- プログラミングができる
- ライティングができる
- コーヒー淹れるの上手い
- 資料作成きれい
と、たくさんのことができるってことです。
できる仕事が多いほど、仕事ができる人と認識される可能性が高くなります。
しかし、仕事の多様性だけでは「仕事ができる」とは言えません。
安定性とは…
いつ頼んでも、一定の期間で、一定の品質の仕事をこなしてくれる人ってありがたいものです。それが安定性です。
これが意外と多様性よりも大事なんです。
「今日は忙しそうだから無理かな…」「今は暇そうだから頼めそうかな?」なんて周りの人に気を遣わせていたら、気軽に仕事を頼め無い人だと言っていいでしょう。
「本当に君がいて助かる」「君に頼むのが一番いい」そう思ってもらうには、いつでも仕事をこなす量と質を一定に保つ工夫が必要になります。
たとえ多様性が低くても、1つでも社会に通用する能力があって安定性が高ければ仕事ができるとみなされやすいです。
ただ2つ以上の仕事ができると、仕事の価値は一気に跳ね上がります。
- 色んな仕事ができる
- いつ頼んでも一定期間以内で仕事が終わる
- いつ頼んでも一定の質で仕事をしてくれる
そんな人が「仕事ができる人」ということです。
これに関すること以外、仕事ができるできないとは関係ありません!
断言します!!(笑)
ちなみに、仕事ができるできないって相対的でしかありません。
周りが仕事できる人ばっかりだったら自分が仕事できない人になりやすく、周りが仕事できない人ばっかりだったら自分は仕事できる人になりやすいです。
だから、周りと比べた自分の立ち位置、能力などをしっかり把握して、使える能力を持っておくことが重要です。
多様性の部分ですね。社会に通用する能力、求められる能力をいくつ持っているか、常に確認しておいた方がいいと思います。
「仕事ができないこと」と「嫌われる人」を混同しない
仕事ができない人の特徴を調べてみると、ネット上に上がっている情報のほとんどが「会社で嫌われる人」の例でした。
例えば、「説明が下手」などは典型的な例ですね。
説明をすること自体は多様性で言うところの1つの仕事であり、それができなくても他の仕事ができればなんら問題ないのです。
しかも、「お前は説明が下手すぎるっ!」ってイライラしている人って、説明する前から内容をわかっていて、下手な説明を否定するためにわざわざ苦手な説明をさせるという嫌がらせだったりしますよね(笑)
また、嫌われやすい行為でも、仕事上そうした方がいい行為もあります。
「完璧主義」なんかはすごくいい例ですね。
仕事ができない人というと、よく「完璧主義でスピードが遅い」なんて特徴が出てきますが、完璧主義でスピードが遅い人は大事にした方がいいです。
仕事の質をどんどん上げて、会社を文化レベルで成長させてくれますからね。
ただし、無駄な追求をするのはいけません。
自分の興味関心だけで動いていて、お客さんや商品、会社全体の方向性とは関係の無いところを追及して時間を費やすのはダメ。
そもそもそれは完璧主義ではありません、ただの自分勝手です(笑)
この違いをわかっていないと「完璧主義で仕事が進まない」という固定観念ができてしまいます。
まずは、ひとつひとつの具体的な例や特徴を鵜呑みにして「〇〇するのは仕事ができない人だ」という固定観念を持たないことを念頭に置いてください。
そして、仕事ができるかどうかは、いつでも多様性&安定性のレベルの高さです。
どんな仕事が、どれだけの品質で、どれくらいの量こなすことができるのか、ということを指標にするべきです。
また、それらの仕事が会社の仕事の方向性に合致していることも重要ですね。
何にしても、ただ面白いだけの「嫌いな同僚あるある・上司あるある」に踊らされて、間違った仕事ができない人のイメージを作り込まないように気を付けてください。
ついでなので、人間関係について短くお話しておきます。
会社づとめをしている社会人の8割以上(適当(笑))が「仕事ができる・できない」ではなく、他人に勝ってるか、相手に負けを認めさせられているかどうかを気にしています。
「お前、ほんとうに仕事ができないなっ!」とイラついたり、自分ができていて他はできていないという態度を取り続けることで、自分が何か言われるのを防いだり、勝っているということを証明したいのです。
そんなんが10人中8人です。
いや、もっと多いかな?
普段はおとなしい人でも、周りが弱気になるといきなり勝ちにこようとする人もいますからね(笑)
そんな人間社会で良い関係を作る基本は「負けてあげること」です。
これができるようになると、かなり多くの人と良い関係を作ることができるようになりますし、それどころか、自分が人と関わって楽しいと思えるようになります。
先に負けてあげると、相手が「勝とうとしなくてもいい人間だな」と認識してくれます。
すると、本心で話をしてくれるようになるんですよね。
仕事でもこれができると話が早く前に進むようになります。
自分の意見が採用されるように無理矢理大きな声を出す人も減りますし、無駄に否定的になる人も減ります。
人間関係については別記事でまとめるかもしれません!
仕事ができない人の原因と特徴
やっと本題に入ります!(笑)
具体的に見ていきますが、基本的には多様性と安定性です。
人の性格や特徴がここにどう結び付くかだけを解説していきます。
当てはまったからと言ってあまり気にしないでください。
私が書いていることをマジマジと呼んでくれるような勉強熱心な方ですから、もともとやる気と熱意をお持ちでしょうから大丈夫です(笑)
こんな人は仕事の多様性が低くなる
まずは多様性が低くなりやすい人についてお話をしていきます。
以下のような特徴がある人は、できる仕事が増えて行かない傾向にありますのでご注意!
継続できない
継続できない人は、できる仕事が増えていきません。
多様性における仕事は「社会に通用する能力」なので、誰かが求めてくれる能力でないとダメです。
ある程度継続ができないと身につけることはできません。
継続力については、性格や才能もある程度関与しますが、一番大事なのは知識です。
継続する方法を知っているかどうかです。
本能的に身につけた人もいると思いますが、こういう書籍を読んだりすれば身につけることもできます。
この後詳しくお話していきますね。
誠実・まじめ・優等生
誠実まじめな人ほど多様性は低くなりがちです。
何事にも本気で取り組み、自分に課したことができなかったり、ルールが守れないと自分を強く責めてしまいます。
また、先輩や同僚がうまく行っていると、その人の言葉を信用して真似しようとすることもありますね。
結果を出している人は、「自分は頑張った」「これだけやった」と努力や自分に課したことを他人に教えたりします。
しかし、それらは行動目標であって、実際には完全にこなせていないことの方が多く、やりたくない時にはやらなかったし、さぼってみた日もあったでしょう(笑)
誠実まじめな人は、その言葉だけを聞いて真似しようとし、できなかったら「自分にはできないんだ」と結論付けて挫折します。
「やりたくない」「辛い」「頑張らなきゃ」という感情は、行動を嫌いになるサインです。
こうした感情が出てくるようなら、すぐに休憩を取ったり、取り組む時間を減らしたり、悪い感情が出てこないように工夫しましょう。
ノルマやルールを自分に課したとしても、完全に守らなくても大丈夫です。
一応ルールを守ろうとしつつ、できるとき&やれるときにやる。
ある仕事の能力を社会に通用するレベルまで引き上げるのに、努力や忍耐は必要ありません。
行動が0にならなければいつか必ず仕事はできるようになりますから、誠実まじめになりすぎないで、自分に甘くなることが仕事ができるようになる秘訣です。
優等生を装って頑張り過ぎて挫折するよりも、不良な態度でもダラダラと長く続けられるほうが仕事はできるようになります。
挫折しない人は、少しずつできる仕事を増やします。
頑張り過ぎて、嫌になって、挫折してしまう人は中途半端になってできる仕事が増えません。
だったら、ちょっとダラけても、さぼっても、やめないで続けて長期間かけてできる仕事を増やす方がいいですよね?
5年10年スパンで続けられるペースを維持するようにしましょう^^
立ち直りが遅い
ミスやノルマをクリアできない時など、仕事では落ち込むことがあり、行動量が少なくなってしまうと仕事ができるようになるペースも下がってしまいます。
立ち直りは早い方が仕事ができるようになりやすいですね。
立ち直りが遅くなってしまう原因はどこにあるかというと、仕事自体が嫌いになってしまうことにあると思います。
頑張り過ぎてしまう人ほど立ち直りが遅い傾向にあります。
誠実まじめと共通する部分ですが、仕事に対して「やりたくない」「辛い」「だけど頑張らなきゃ」がずっと続いている状態だと、自分では気づかないレベルでストレスが貯まっていきます。
嫌な感情を我慢して頑張っていて、ミスやノルマの未達成でトドメをさされる…そんなイメージです。
立ち直りが遅くなるのもわかりますよね(笑)
逆に立ち直りが早い人は、自分でできることを嫌にならない範囲でのんびり続けます。
ミスがあっても「まぁ今の自分ではミスもするよね」と気楽に考えることができます。
たとえ何度同じミスをしても、「まぁ、そりゃミスするよね、メモすらとってないもの」と開き直ります(笑)
でも、落ち込まないで、ダラダラとでも仕事に取り組んでいれば仕事はできるようになります。
できるようになる前に仕事を辞めてしまうぐらいなら、やる気も情熱もいらないので、やるべきことをダラダラと続けた方が落ち込まずに仕事ができるようになるまで続けられます。
できる仕事が増えない人は、挫折して全く別の仕事にシフトすることを繰り返していますよね。
落ち込み過ぎて仕事ができなくならないように、やる気と情熱をコントロールして続けることを意識すれば立ち直りも早く、仕事もできるようになるはずです。
「やる気=行動量」という勘違い
「やる気があるから行動量が多くて仕事がうまく行く」
…というのは勘違いの場合が多いです。
上手く行っている人は基本ダラダラとやってます。
ここまでにお話したことでわかると思いますが、やる気があると
「やりたくない」「辛い」「だけど頑張る」
という感情がずっと付きまとい、最終的には挫折します。
一時的に結果が出る人もいると思いますが、5年10年のスパンでダラダラのんびり続けられる人には絶対に勝てません。
理想の先輩、なりたい自分、夢を思い描くのはとても良いことだと思いますが、そこにたどり着く欲求が強いほど無理をしてしまいがちになります。
簡単に言えば、やる気がありすぎて体がついて来ない、ということです。
頑張って目標を達成するよりも、その仕事を嫌いにならない程度に力を抜いて続ける方が仕事ができるようになるペースは速くなります。
また、仕事を嫌にならなければ目標を達成しても、さらに上を目指そうという気にもなります。
仕事ができるようになるために、やる気を出して行動量を増やそうという考えは、いつか仕事が嫌いになるという可能性を高めますので十分注意してください。
最初が最大風速
何かを始めたときに「始めが一番頑張れる」という人は仕事ができるようになるペースが遅くなります。
入社当時はやる気があったのに、だんだん情熱がなくなっていって、今では転職を考えるほどになった。そういう感じの人はたくさんいます。
どんどん仕事ができるようになる人は、「とりあえずできることだけやってみよう」から始まって、嫌な感情が生まれないように上手に仕事のペースを調整します。
結果が出始めたら、少しだけ挑戦。またできることだけのんびりと。
これの繰り返しで長く長く1つの会社・仕事の中でできることを増やしていきます。
「はじめから全力でいく!」か、それとも「できるだけ小さく始めるか」の違いで3年・5年・10年と経った時の到達点は大きく変わります。
自分の感情と向き合って、適切なレベルの行動を出力するようにコントロールしないと体はついてきません。
はじめは結果も出ませんし、能力もないから褒められませんし、「新しいことをする」という興味以外に仕事をするメリットは無いです。
給料だってたかがしれてますしね(笑)
だから、それに合わせてやる気や頑張りも小さくてOKです。
頑張り過ぎたら確実に挫折します。感情と行動量のコントロールを心がけてください。
1つのことが1日の大半を占める
1日のうち、たった1つのことが行動の大半を占めている場合は、仕事ができるようになるペースが遅くなります。
例えば、不動産業界で働いていて会社から宅建を取って欲しいと言われいるとします。
「みんなより早く、高得点で宅建を取得してやる!」
と気合いを入れて、毎日仕事終わりに5時間勉強するとルールを決めます。
でも、不動産業界なら対面営業のスキルも必要でしょうし、組織やチーム作りの知識、部下や同僚との交流、その他雑務の知識も必要です。
1日に宅建のみの勉強をしていたら、他のことを勉強する時間が無くなってしまいます。
一気に学んで、一気に結果を出して、一気に忘れる。この繰り返しをしているといつまで経っても仕事が身に付きません。
1日5時間だと、30日でたった150時間です。しかし、ストレスは相当高く結果を出したらすぐにでも辞めたくなります。
1日10分を10年続けると600時間です。おそらく、始めは10分でも結果が出始めたら取り組む時間を増やしたくなりますのでもっと増えるでしょう。ストレスは皆無で仕事が楽しくなります。
1か月で行動をやめた人と、毎日10分でも10年取り組んでいる人。どちらが価値のある仕事ができるかは明白ですし、たった10分なら他の取り組みにも時間を割けますから、いろんな仕事ができるようになるわけです。
こんな人は仕事の安定性が低くなる
次は仕事の安定性です。
仕事の量や質が、いつも一定であることは依頼者に安心感を与えます。
何をいつどれくらい依頼できるかも明確になりますので、仕事を与えやすく「使いやすい人」とみなされます。
安定性が上がると自分自身も、無理な仕事を断ったり、気分や感情に振り回されない状態をキープできるので、仕事が辛くなくなっていきます。
仕事が嫌じゃなければ、多様性にもつながっていきますので「仕事ができる人」に近づいていくというわけですね。
それでは、仕事の安定性が低い人の特徴と、その対策についてみていきましょう。
できない・難しいことを断らない
自分の能力的に「できないこと」や「難しいこと」を断れない人は仕事の安定性が低くなります。
毎日取引している業者が「今日からちょっと難しい仕事に取り掛かるから依頼を受けることができない…」なんてことを頻繁に言ってきたら、取引を続けるのが難しくなりますよね(笑)
これは個人にも言えることです。
自分がこなせる仕事の量を気にせずに、上司や同僚から仕事を受けまくって、いつもヒーヒー言いながら「おれ、忙しいんすよね」って言ってる人は、いつまで経っても「仕事ができる人」とはみなされません。
自分がどれくらいの量の仕事を、どれくらいの質でこなせるか、相手が望む仕事のクオリティーに見合っているかを把握して、できないことや難しいことを断りつつ、仕事を安定してこなせる人は「仕事ができる人」と思われやすいです。
やる気があるとか、頑張っているとか、そういう評価は仕事ができることとは関係ありません。それは自分のために学んでいる状態です。
自分の能力の範囲内で、確実に価値を提供することが仕事です。
学ぶのも大事ですが、自分の仕事がおろそかにならないように「できないこと」「難しいこと」を断って仕事の量を調整することが大事です。
依頼以上のことができない
言われたことしかできないとか、依頼以上の仕事ができないと言われることがある人は、仕事の安定性が低いと言えます。
これは「いつも依頼以上の質の仕事をしよう」という意味ではありません。
安定性が高い状態とは、いつでも同じ質・量の仕事ができる状態なので、相手の依頼がどうであろうと仕事の内容は変わらない方がいいということになります。
「相手の期待以上の仕事ができるようにするのが仕事ができる人なんじゃないの?」
という疑問の声が聞こえてきそうですね(笑)
しかし、相手の期待が大きかったら頑張って、相手の期待が小さかったらそれなりというのも変な話ですよね?
大事なことは、相手の依頼を受ける時点でできる仕事かどうかをしっかり見定めることです。
自分ができる範囲内の仕事であれば、いつも通りの質・量で応えれば必ず喜んでくれます。
しかし、相手の期待に合わせて質を下げたり、仕事のスピードを下げていては相手の期待以上の仕事をすることはできません。
相手によって仕事の内容を変えず、いつも通り安定した仕事をしていれば、相手の期待を越えることはよくある話です。
自分の能力で、安定した仕事の量と質を提供できる状態を保つことができれば、自然に依頼以上の仕事ができるはずです^^
新しいことを始めるペースが早すぎる
できる仕事を増やすために新しいことをするのは良いことですが、新しいことを始めるペースが早すぎると「仕事ができない人」とみなされやすいです。
新しいことはワクワクするし、楽しい面もありますが、そうした感情が生まれる時点で、勉強や経験を積んでいるということになります。
つまり、仕事ではなく学んでいる状態ですね。
仕事のほとんどは何も感じない作業です。
新しいことを学んで、慣れて、もう失敗もほとんどしなくなって、当たり前になった時に安定性が高まり、いつ頼んでも安定した仕事をしてくれる人として価値が生まれます。
今の仕事がつまらないからと言って、すぐに新しいことを始めてしまうと、価値を提供する段階の時間が短くなってしまいます。
いつも忙しく何かを学んでいて、安定してできる仕事は対応できない、何ができて何ができないのかも周りからみてわからない、そういう状態では「仕事ができない」とみなされてもおかしくありません。
学んだことは自分の中で当たり前になって、つまらないものになるかもしれません。
しかし、他人にとってはそれを当たり前にこなせるあなたに仕事をお願いしたいと思っているでしょう。
仕事を1つ覚えたら、たとえつまらなくてもそれを価値として提供する期間を設けることで安定して仕事をこなしてくれる「仕事ができる人」と認識してもらうことができます。
片付けができない
片付けができない人は「習慣化」が苦手な傾向にあり、安定性が低い可能性があります。
例えば、デスク回りが散らかっている人。
半年以上放置だけど、たまに一気に片付けて、また汚くなる。
このスパンが長いほど安定性は低いです。
掃除を習慣化できていないと、1度の掃除にかなり時間がかかるので、ストレスがかかり次にまた掃除に取り組むのが億劫になってしまいます。
しかし、1日3分の片づけを毎日行えば、デスク回りだけならいつもきれいな状態を保てます。
これを続けていると1日3分の片付け自体になんのストレスも感じなくなっていきます。これが習慣化です。
これを仕事に当てはめると、貯まった仕事を期限ぎりぎりで一気に片付ける人は、仕事にストレスを感じ仕事が嫌いになり、作業スピードが落ちることでさらに仕事をため込んでいき安定性を下げてしまいます。
逆に、仕事を楽しめる人は大きな仕事も毎日少しずつこなし、ストレスをためません。
毎日同じ量の仕事をしているから安定性も高まり、周りからみても「落ち着いてて、マイペースで、期待通りの仕事をしてくれる」と重宝されるようになります。
無駄な追求をしてしまう
無駄な追求に時間をかける人は安定性が低く、仕事ができないと言えます。
目に付いたものや、気になることを片っ端から手を付けてしまうタイプです。
優先順位も無ければ、習慣化も苦手なので、仕事を依頼するといつも質にムラがあり、終えるまでの時間も早かったり遅かったりするので仕事を任せることができません。
ちなみに、仕事ができない人の特徴で「完璧主義で仕事が遅い」などが上がりますが、これは仕事ができないこととは関係ありません。
質の高い仕事をするには時間がかかりますからね。質と時間は比例する部分が大きいと認識しておいて間違いありません。
そもそも、いつでも完璧でなければいけない仕事もありますからね(笑)
ここで注意したいのは「無駄な追求」です。
いつもはやっていないことだったり、思い付きで行動したり、習慣やルールとは関係の無いことに時間を費やすことで安定性を損なってしまう人がいます。
周りから見たら「あいつに仕事を頼むと余計なことをして時間がかかるし、予定通りにいかないから嫌だ」と思われることになります。
どんなに完璧主義でも、いつも違う行動を取り続けるのでは不安定過ぎて誰の役に立つこともできませんので注意してください。
期限を守れない
仕事の期限を守れない理由は2つあります。
1つ目は期限の設定がきつすぎるから。
2つ目は一定のスピードで仕事をしていないからです。
1も2も共通している部分がありますね。
一定のスピードで仕事をしていたら、いつもの仕事量を把握しやすくなるので、期限もうまく設定することができます。
一定のスピードで仕事をしていない場合は、やる気がある時に頑張ったり、全くやらない日があったり、多くの場合は期限ぎりぎりで焦ってペースが上がり始めます。
そうなると期限を設定するときに、自分がハイペースで仕事をした場合の期限で決めてしまうことが多くなります。
その結果、期限を守ることができなくなります。
辛くない範囲で、毎日これくらいならできるという仕事のペースを把握し、できるだけ一定なスピードで仕事ができる人は周りからも信頼されやすくなります。
頑張って仕事をこなす人よりも、頑張らずに同じペースで仕事を続けられる人の方が重宝されるということですね^^
残業が多い人
私は、残業については否定派ではありません。
ストレスを感じないで、長時間ダラダラ働くのが心地よいのであればそれでいいと思ってます。
ここでも大事なのは習慣化です。
「毎日残業で、早く帰りたいのに帰れなくて辛い」ということであれば、それは安定性を欠く原因になります。
一時的に給料が下がったり、周りから批判を受けても、自分が受け持つ仕事を減らしてもらえるように交渉していく必要があります。
落ち着いて一定のペースで安定した仕事ができるようになれば、最終的には「仕事ができる人」と認知されるはずです。
無理なことは無理だとはっきり言えることも仕事ができる人の条件ですからね。
何にしても「辛い」「やりたくない」「頑張らなきゃ」と感じた時点で仕事ができない人になっていく原因となります。
長く同じペースで、誰からも安心して仕事を任せてもらえるようになるには、自分の感情が負の方に行かないように調整しながら仕事をするべきですね。
「仕事ができない」とは関係ない特徴【間違えると危険】
ここからは仕事ができない人の条件として間違っているものを上げていきます。
冒頭でお伝えした通り、ネット上では「こんな人は仕事ができない」という特徴をたくさん見つけます。
しかし、多くの特徴が仕事ができないことと関係ありませんでした。
間違った常識や固定観念を持たないためにも一度目を通してほしいと思います。
目標が無い
「仕事に対する目標」や「人生の目標」が無い人は仕事ができないと言われますが、そんなことはありません。
むしろ、目標なんかオマケくらいに感じている人の方が最終的に仕事ができるようになる可能性が高いです。
目標第一に行動をすると、自分にとって目標を達成することに大きな価値が生まれてしまいます。
そうなると、すぐにでも結果を出したい、頑張って作業量を増やそう、という思考に陥りやすくなります。
目標達成に対するモチベーションが出る代わりに、実際の作業、目標を達成するまでにやるべきことが面倒で、嫌で、やりたくなくて、頑張らなきゃいけないことになってしまいます。
つまり、挫折の原因が出そろうわけです。
仕事ができるようになる人は、目標達成やモチベーションは二の次です。
目の前のやるべきことや作業を、どれだけストレスフリーにこなすことができるかを優先し、長く続けます。
なんとなくの目標はあるかもしれませんが、それも続けることによって「気が付いたら達成していた」という感じで通過していきます。
その目標自体も通過点でしかなく、長く続けることによって大きな成果を出し続けるわけですね。
周りから見ても、落ち着いてマイペースにのんびりやっているように見えるのでとっつきやすく、「仕事ができる人」のイメージが定着するのです^^
コミュニケーションが少ない
コミュニケーションが多くないと仕事が進まないのは、何がどれだけできるのかをお互いに知らないチームでの問題です。
しかし、残念ながらこの場合、コミュニケーションを多くとったところで仕事は進みません(笑)
何故なら、チームメンバーそれぞれの安定性が低いからです。
頑張った時は質が高くスピードも速い、やる気が無いときは全然進まない。こんな感じですね。
だから、コミュニケーションが必要になりますが、結局仕事ができていないことを報告し合うだけなのでイライラしながら「やる気出せっ」と言い合い続けることになります(笑)
コミュニケーションが少なくても、何ができて、どれくらいのペースで仕事をこなせるかを相手に把握してもらえている方が「仕事ができる人」だと言えます。
変にやる気を出して質やスピードが上がることも、だらけて下がることもない人達どおしで仕事をする場合、コミュニケーションはかなり少なくなります。
- 〇〇という仕事をAさんにお願いしたら、だいたい3日で上がってくる
- △△という仕事をBさんにお願いしたら、朝頼めば15時あたりに確実に終わらせてくれる
仕事の質も必ず期待通り…というか予想通りです。これならコミュニケーションなんて必要ありません。
気が付いたら間違った方向に仕事を進めて無駄な時間を使っている部下、の話であれば、それはまだ仕事ができる段階では無いので上司の管理に問題があります。
いつもコミュニケーションが必要なわけではないので、注意してください。
プライドが高い
プライドが高いことがどうして仕事ができないことにつながるのかよくわかりません(笑)
おそらく、仕事をミスしたり、効率の良いやり方を教えたりしてもその通りにやってくれない部下や同僚に対してイライラして言っているだけだと思います。
人に教わりたくない、負けたくない、そう思うのはただの性格ですからそれでいいと思います。
問題は、人に教わったりマネをしないで、多様性を伸ばせるかどうかですね。
独学でやっていくのは人に聞くより大変ですから根性いります。
でも、プライドが高い人のプライドを傷つけて萎えさせるよりは、それを尊重して背中を押せる人の方がその人を使えるようになるはずです。
問題は、社会に通用する能力を増やして多様性のレベルを上げられるかどうかですし、極論を言えば1つでも大きな価値のある能力を持っていたら、あとは安定性があれば仕事できる人だと言えます。
また、多様性も伸びない、安定性もない、今何もできることが無い、ということであれば、こんどは採用の問題でしょう(笑)
その職場で価値を生み出せない人を雇った方が悪い、という見方もできますよね。
逆に考えても、プライドが低ければ何でも吸収して仕事できるようになってくれるかって、そんなことはありませんからね。プライドの高さはただの性格でしかありません。
完璧主義
ひとまず言えることは、
仕事は完璧主義の方がよくないですか??
完璧に仕事をこなしてくれて、安定してそのクオリティーを出してくれるなら使い道は広がるはずです。
また、「完璧を目指し過ぎていて仕事が遅い」という意見もありますが、その場合の多くは「無駄な追求」をしているから仕事が遅いということでしょう。
仕事上価値の低い部分に時間を使ったり、気になったことに集中してしまいがちでいつも納期や質が変わってくるというのは、無駄な追求をしてしまうから安定性が低くなっていて「仕事ができない人」と言えます。
ですが、完璧主義とは関係ありません。
仕事によってはいつも完璧でないといけない仕事もあります。
多くの場合、質と時間は比例関係になりますしね。
「あいつは完璧主義で、仕事のスピードが遅くてダメだっ!」
なんて愚痴を聞くこともありますが、それは仕事内容的にあまり価値の無いことに時間を使っているだけで、安定性が欠如しているんですね。
だから、完璧主義は仕事ができないという考え方は間違いです。
質の高い仕事を心がけたいなら、完璧主義でスピードが遅くなってもOKです。
その代わり、その仕事のやり方のペースを保ち、周りが認めるほどの質を提供するように心がけましょう。
自分で調べない・人に頼らない
「それくらい自分で調べろっ!」と怒っている人がいたら、それは怒っている人に問題があることがほとんどです。
調べようとしている時点で「できない仕事」をやろうとしているわけですから、
- 自分で調べられる段階まで育っているのか?
- 自分で調べる方法をわかっているのか?
- その人の理解度を把握できているか?
これらをきっちりわかっててあげないといけません。
超めんどくさいんですけど、上司や先輩がこれできていないと後輩は育ちません。
分からないことを聞かれて怒ってしまう人ほど、大きな問題が起こると、
「何でできないことを人に頼らないんだっ!」
と怒ります。ご都合がよろしいですよね(笑)
これはどちらも言ってる側の問題で、とにかく仕事がうまく進まないからイライラしているだけです。
聞かれたら教えるべきです。
また、調べ方も教えるべきですね。
直接聞く回数が多くて面倒なら、聞くまでの工程をルールにしましょう。
5分調べてダメなら聞くとか。調べる能力についてはまた別で把握しておいてください。
まだ完璧にこなせない仕事を後輩がやっている場合は、進捗確認を自分から取るようにした方がいいですね。
上司向けの話になってしまいました(笑)
言い訳をする・他人のせいにする
「言い訳をしてはいけない」
「他人のせいにしてはいけない」
こうした固定観念を持つ方が危険です。
言い訳をする(理由を述べる)べき時もあれば、原因を他人の中に見出すことも必要な場合があります。
どうしても理不尽な理由があった時に「言い訳をしてはいけない」という固定観念が呪縛のように頭にあると、自分の感情を押し殺して無理に理由を言わなかったりする場合があります。
また、ミスや失敗の原因をすべて自分のせいだという考え方で過ごすのは、本当の原因にたどり着けなくなり、結局改善や修正に時間がかかってしまう理由になることさえあります。
これらは仕事をしたく無くなる原因にもなりますので注意です。
言い訳をしたい時には場をわきまえてすればいいし、原因の特定をして他人のせいだとわかったならその人を傷つけないように解決策を考えればいいと思います。
むやみやたらに「自分さえ変わればすべてが変わる」と思わない方がいいです。
行動するのは自分ですが、個人的な感情を共有したい時もあるし、問題の原因が他人の中にあることもよくあることです。
もちろん、保身のためだけに場を考えずに言い訳をしたり、なんでも他人のせいにするのはダメです。問題の解決につながりませんからね(笑)
身だしなみを整えない
大企業の経営者で、毎日よれよれのジーパンにシャツの人はたくさんいますしねぇ。
身だしなみってそこまで重要でしょうか??
私なんかは、スーツで髪の毛バシっと決めてる人見ると胡散臭いって思ってしまうタイプですし…(笑)
もちろん、汚い・臭いはダメだと思います。
限度はありますけど、風呂入って、服は洗濯したものを着ていればそれ以上は好きにしたらいいと思います。
仕事の多様性・安定性にも関係ないですしね。
あ、営業観点では多様性にひっかかるかもしれないです。スーツでバシッと決められない人が保険営業に来たらちょっと嫌かも(笑)
ケースバイケースですね。相手が嫌がったらアウトです。
ちゃんとしないと相手に嫌がられる場合もあります。
結婚式にパーカーで言ったらそりゃダメですもんね(笑)
ただ、いつでも身だしなみをきっちりってのは間違いです。
これも固定観念にしない方がいいです。気を抜いて楽に仕事をすべき場合もたくさんありますから。
発言が否定的&ネガティブ
否定的でネガティブな発言ばかりすることが「仕事ができない」ということに直結することはありません。
むしろ社内クレーマー的存在は、話をしっかり聞いて有益な意見を出してもらう場合に重宝します。
ただし、行動すること自体に否定的になってしまっていて、「面倒くさそうなら否定する」という癖がついてしまっている場合は良くないですね。
組織として仕事の多様性を増やそうとしている時に、安定性の話を持ち出して新しい仕事ができるようになるのを妨げてしまう人もいます。
多様性、安定性、どちらもバランスよく見ることができるのが一番いいですが、性格的にどちらかに寄ってしまうこともあります。
自分がどちらのタイプか、また会社や組織として今どちらを伸ばそうとしているのか、これらを把握して、自分がどんな意見を発するべきかを考えましょう。
ちょっと話はそれますが「IQが20違うと会話が成り立たない」という研究結果があるようです。
一番人口が多いのがIQ100でだいたい2人に1人です。IQ120だと10人に1人です。
1つの部署で「ちょっと考え方が変わってるなと感じる人」がいたらもしかしたらIQ120以上かもしれません。
IQ130以上になると50人に1人ですから、本気で話し出すと身近な人では理解するのが難しくなっていきます。
IQが高い人は効率の良い解決策を生み出す可能性が高いです。
つまり、いつも周りの意見に否定的で、よくわからないことを言っている人がいたら注意して何が言いたいのかを理解してあげてみてください。
よく聞いてみたら思わぬ素晴らしい意見だったり、するかもしれません^^
説明が下手
上手に説明をすること自体が一つの仕事です。
できなくても、それは「説明をする」という仕事ができないだけで、他にできることがあればOKです。
仕事の多様性の部分ですね。
ちなみに、どうあがいても説明が上手にならない人はいます。どうしても出てきます(笑)
その人に説明がうまくなるように努力させるのはちょっと無理があります。
しかも、説明が下手な人の多くは、何か光るスキルを持っていたりすることも多く、嫌な気持ちになりながら説明の仕方を学ぶよりも、高いスキルをさらに伸ばす方がいい仕事ができる人材になる可能性が高いです。
説明が下手な人って、マイペースだから安定性も高かったりしますからね。
ぐちぐち説明の仕方について説教するよりも、とりあえず行動して、仕事を進めるようにお願いして、結果だけで話をする方がいいです。
自分が説明が下手だと感じたり、上司に説明が下手だと怒られたことがあるのであれば、とにかく短く、内容を全部伝えるということだけ意識して話をしてみてください。
…ただ、どんなに頑張っても説明が上手くならない場合もありますから、それは諦めて、とにかく結果で語り合えるように仕事をするしかありません。
説明が下手でも、それだけで仕事ができないということではありませんので安心してくださいね^^
やる気が無い・熱意が無い
これ一番間違えちゃいけないやつです。
仕事にやる気や熱意はいりません。
やる気や熱意をもとに仕事をすると、安定性をことごとく下げてしまいます。
やる気や熱意をもとに仕事をしてしまうと、日によって仕事の質や量に大きな差が生まれます。
やる気があると「辛い」「やりたくない」「嫌だ」という感情を抑えて行動を続けたり、仕事の量や質を伸ばすことができます。
しかし、感情は抑えた分、後で大きくまとまって爆発します。
簡単に言えば挫折です。
もう頑張りたくないない、どうしても体が動かない、そんな状態になってしまいます。
うつ病の原因の1つだったりもしますね。
やる気と熱意に任せて、爆発的に行動して、その後まったく動けなくなります。
頑張れば頑張るほど仕事は嫌いになりますから、頑張っちゃいけません。
できる範囲、嫌にならない範囲で続けることの方が大事です。
価値を提供できる行動を長く続ければ、提供する価値は大きくなります。
また、変化を起こす行動を長く続ければ、大きな変化が起こります。
しかし、嫌になってやめたらそれまでです。
小さくても長く続けることの方が大事なので、やる気や熱意に任せて仕事をせずに、嫌になったら手を抜くくらいでちょうどいいです。
仕事ができると勘違いしている(笑)
勘違いしていても別にいいじゃないですか(笑)
1つ以上役に立つことができて、それを安定して提供できればOKです。
ただし、安定性を欠いていることの原因になってしまっていたらダメです。
自分から難しい仕事をたくさん請け負って、納期や期限が相手の期待よりも遅れてばかりになってしまうようなら、自分を過信しているかもしれません。
仕事のできるできないは、多様性と安定性だけです。
社会に通用する能力を安定して提供できるかどうかですね。
質が足りていないのであれば、多様性の段階でアウトです。1つのことが望まれる質に届いていません。
これは仕事ができないわけではなくて、できない仕事をやっているだけです(笑)
それで「自分はできる!」と豪語している人がいたら、それは仕事ができないんじゃなくて勘違いですし、その人に仕事を任せちゃいけません。任せる上司や先輩が悪い、ということになってしまいます。
仕事できるできないは別にして、自分の能力を過信している人がいると邪魔なので気を付けた方がいいことではありますね。
あとは、仕事を振る側ができるかどうかを判断してあげるようにしてください。
同じ間違いをする
同じ間違いが続いてしまう人は、多様性が低くなりやすいです。
仕事ができるようにならない、だから仕事ができないとみなされます。
怒られたり、指示されたりしたことを忘れないようにメモや注意書きをすることで解決できます。
…が。ちょっと上司や先輩目線で話を進めると、
- メモを取らない
- 注意書きをしない
- その他、間違っても何の工夫もしない
という場合、上手いことやる気を調整してますから、何度も同じミスをさせたらいいと思います。
変にストレスをかけるよりは長く続けさせて、さすがに同じミスをするのも飽きるだろうというくらいやらせればいいですね。
どうせ間違えるからという前提で仕組みを作ればいいです(笑)
たとえやる気がなくても、同じ間違いを連発しても、10年続けた人と、死ぬ気で1年頑張って辞めちゃう人だと、10年やってくれる人の方が仕事ができるようになります。
無理にやる気をだしたり、誠実まじめで頑張り過ぎてやめてしまうよりずっといいです。
だから、長い目で見てあげたり、長所を伸ばして対応するのが一番です。
ただし、「邪魔をしよう」とか「わざと言うことを聞かないで別のことをしよう」という場合は人間関係がうまく行っていないか、仕事に対する態度に問題があるので注意です。
もしくは、メモを取るという対処方法を知らないだけかもしれないので、教えてあげてくださいね(笑)
↑これらの人たちと上手く付き合う方法
仕事ができないわけじゃなくて、ちょっと人と付き合うのが苦手なだけというか、相手に嫌な印象を与えがちなだけです。
仕事上だけでなく、プライベートでも「あ、ちょっと嫌だな」と思われてしまう原因を持っているんですね。
まぁ、これって、誰でも持っているもので、どんなに仕事ができる人でも一緒にいて「あ、うざい」って思う瞬間あると思うんです。
それを「だから仕事ができない」と理由や原因のように言われてしまうんですね。
でも、仕事ができるかどうかは多様性&安定性なので、それと関係ないことで「お前は仕事ができないな」と言ってしまうと、仕事ができるってなんなのか、どうしたら改善できるかもわからなくなります。
だから、しっかりと仕事の問題なのか、性格の問題なのかは把握してあげて、適切な言葉をかけてあげないと、改善するどころか、本人的には完全に迷宮入りして、何をどうすればいいのかわからなくなってしまいます。
また上司や先輩目線になってしまいました(笑)
逆に言えば、性格の問題に惑わされずに、どんな仕事をどれだけ安定してできているのかを把握してあげれば、適切な対応ができるということです。
自分が仕事できるかできないか気になっている人は、自分がどの仕事を人並みにできるのか、いつでも同じ質・量(スピード)で仕事ができているか、この2つを考えてみてください。
いきなりやる気出したり、勉強や挑戦ばっかりしてると仕事ができないと言われやすいので注意です。
仕事ができるようになるには
だいたいお伝えしたいことはお伝え出来たと思いますが、最後に多様性と安定性の上げ方を簡単にご説明しておきます。
まとめです^^
社会に通用する能力を増やし多様性を上げる
多様性を上げるには、勉強・練習・経験・挑戦、これを続けることです。
ただし、頑張り過ぎたらダメです。
多様性を上げることばかりに集中して頑張り過ぎると、できる仕事がおろそかになります。安定性が下がるということですね。
多様性については1つでも社会に通用する能力があれば、それだけで十分です。
2つ、3つと増えていくとかなり大きな相乗効果を生みますが、それはのんびり10年越しくらいで1つずつ増やせばいいと思います。
具体的な多様性の増やし方ですが、めちゃくちゃ簡単です。
1日30分学ぶ
これだけです。
今の仕事に関係することでもいいですし、社会的に求められる能力なら何でもいいんですが、1日30分学ぶ時間に当ててください。
月に15時間、年間180時間。だいたい5年で900時間。
これだけあれば、1つのことが社会で通用するようになります。
5年で1人前になって、あとの5年は安定性を上げていけばいいでしょう。
20歳から働いて、60歳くらいまでに4つの仕事ができるようになる。
自分の興味関心に合わせて4つの仕事をできる状態になったらほぼほぼオンリーワンの存在になれるはずです。
ほとんどの人が1年もしないで新しいことを始めてしまい、価値を提供する前にやめてしまうので、これができたら超貴重な存在になれるはずですよ^^
提供できる質・量の安定性を上げる
安定性を上げるには、低速運転を心がけることです。
いつでも本気で、熱意を持って、全力疾走したい!という気持ちはすごくよくわかります。
私も本当は、漫画やアニメのように熱血で何でもバリバリこなして、超スピードで成長して、結果を出していきたいと思っています。
しかし、現実はそんなふうにできていません(笑)
どちらかというと、自分に甘い人ほど大きな結果を出します。
「辛い」「やりたくない」「嫌だ」という感情が出てくるほど頑張ってはいけません。
ちょっとでもそんな感情が出てきたら、行動に対する嫌悪感となり安定性が下がります。
頻繁に休憩を取って、世間話でもしながら、のんびりと気楽に仕事をこなしていき、できるだけ自分にストレスがかからないようにすることで安定性は上がっていきます。
頑張ってはいけません。
自分にとって「低速だ」と感じる程度で十分です。
能力が上がっていけば、自分にとって低速でも、周りから見たら速いと思われるようになります。
大事なのは主観です。自分が「低速だ」と感じること。
頑張っていない、楽している、その状態で長く続けることです。
落ち着いて同じ質・量(スピード)で仕事をこなしていると、周りからは「すごく仕事を頼みやすい人」になります。これが仕事のできる人です。
高速運転をしなければいけなくなりそうなら、仕事を断ることも必要です。
たとえ無理すればできそうでも、「嫌だ」「辛い」と感じるようなら断っていいんです。
そうすることで、あなたの行動が予測できる状態になりますから、組織全体の生産性も上がります。
まとめ
というわけで私なりの仕事できる人、できない人について語ってみました。
これ個人事業主とか、会社にも当てはまります。
安定して仕事ができない会社は社会から見放されます。
今日はできる、明日はできない、昨日はできた、おとといはダメだった…違う会社にお願いしようってなりますよね?(笑)
だったら、頑張らなくてもいいから安定性を出した方がいいです。
多様性についても頑張らないことで長く1つのことに取り組んで、一般人では扱えないことをいくつかできるようにしておくことで価値は大きくなります。
まぁ最低限1つでもできることがあればいいと思います。それより安定性の方が大事だと思いますので!
今回は以上です!