今回は0円でできる起業のアイデアのお話をしていきます。
まずは前知識として、2種類の起業方法「スタートアップ」と「スモールビジネス」の解説をします。
その後、0円の起業アイデアを見つける方法をお伝えします。
自分が納得できて、やりがいがあって、やってて楽しい活動の先にある「大きな目標」を定めることが重要です。
大きな目標に、今すぐにできる活動で小さな貢献をするというアプローチのイメージができれば、今後アイデアで困ることはなくなります。
また、リスクの取りすぎで失敗をしたり、儲けることを意識しすぎて面白くない仕事を選んで挫折したりすることもなくなるはずです^^
2種類の起業、「スタートアップ」と「スモールビジネス」
起業には2種類の方法(かたち?)があります。
1つは「スタートアップ」、もう1つは「スモールビジネス」です。
スタートアップとは
「スタートアップ」とは、よくメディアが取り上げる起業です。
社会の常識を覆して、市場そのものを作り上げてしまうような革新的なプロジェクトをこなすときの起業がスタートアップと呼ばれます。
今までにない製品やサービスを作ってしまうため、それまで商売が行われていた市場が無くなってしまうような爆発的な変化を目標としています。
技術力のある人たちが集まって、ベンチャーキャピタルなどから資金援助を受けて、短期間でものすごい勢いで事業を立ち上げます。
通常2~7人くらいの初期メンバーで始めて、ついてこれなくなる人がいたりして最終的に1~3人くらいに減ったりします(笑)
まずアイデアが重要で、さらにアイデアを製品レベルにまで昇華される磨き上げがさらに重要です。
アイデアをお客さんが喜ぶレベルにまで磨いたり、お客さんにわかりやすく伝わる方法を考えたり、製品そのものの使い勝手を良くしたり、すべてが0から1を生み出すような活動です。
この記事でお話する起業方法はスタートアップではありません。
1人でもできて、資金0円でもできる起業アイデアですので、次で説明する「スモールビジネス」です。
※すこしだけスタートアップの要素も混ぜますが、大部分はスモールです
スモールビジネスとは
すでにある市場で起業するのは「スモールビジネス」と呼びます。
「北千住で席数7つのラーメン屋を開きたいです」と言ってもベンチャーキャピタルは資金援助してくれませんね(笑)
ラーメン屋をやりたいなら、50~100万円ほど自己資金をためて、金融公庫や信用金庫から300~500円の融資を受けて開業するのが普通でしょう。
ちなみに、スモールとはスタートアップ起業から見た蔑称的なニュアンスがあるだけで、本当に「スモール=小さい」というわけではありません。
スモールビジネスに分類される企業でも上場する会社はありますので、呼び方についてはあまり気にしないでください。
はっきり言ってスモールビジネスはアイデアは無くてもできます。
どれだけ効率よく仕事を進めるかが重要です。
私を例にしても、なんの変哲もない運送業をはじめて3か月ほどで月商100万円を突破し、1年で月商250万円・利益率70%の仕組みを作ることができました。
今すでにあるビジネスに、新しいマーケティングとセールス(コピーライティング)のスキルを加えてあげるだけで、時間をかけてあげれば上手く行きます。
スモールビジネスを1人で立ち上げても、1年~3年ほど勉強しながらのんびり行動をすることで年収1000万円~1億円は達成できるはずです。
センスのがある人は3人で年商5億という人も知っていますが、そこまでやらなくても焦らず自分のできる範囲でやっていけば年収1000万円はいけるはずです。
0円で今すぐできる起業のアイデアを見つける方法
さて、本題です。
0円で起業するならスモールビジネスで、すでにある市場に資金のかからない方法で参入するばいいということはわかってもらえたと思います。
ただ、それだけじゃつまらないのでちょこっと工夫して「自分しかやってないぜ!」ってちょっと自慢できるくらいの事業をやりたいですよね。
例えば、「起業 アイデア」と検索して調べればたくさんアイデアは出てきます。
起業アイデア51選!あなたも1年で成功できるおすすめビジネス一覧
起業したい!起業アイデア33選から分かるあなたに合った起業方法は?
この中からやりたいのが見つかって、しかも行動に移せるならこの記事は読まなくてもOKです(笑)
でも、やっぱり検索で見つけたような仕事で起業しようという気にはなれないって人がいると思うんです。
また、「儲かるなら何でもいい」と言ってアフィリエイト始めて挫折した人とか、マルチビジネス始めて結果を出せずに人間関係だけ悪くした人はたくさんいます。
そういう経験をしてしまったことが理由で、なんか宗教っぽいボランティア活動に傾倒して、本当にそれがやりたかったんだろうか?という感じの人もいます。
私はそうなりたくなかったし、もっと具体的に、自分が好きだなぁと思える仕事を見つけるのが良いと思って、このブログを運営しています。
目標としては、
「自分が納得できて、楽しくて、やりがいある仕事を選んで、0円でも始められることを見つける」
ということですね。不可能ではないので、以下のような手順でやってみてください。
0円起業をするためのアイデアを見つけるための手順
①好きなこと、興味のあること、解決したいことなどの自分の欲求を書き出す
②書き出した欲求をできるだけ多く満たすことができる活動を見つける
③「貢献」をテーマに目標を定める
④目標にアプローチできる今すぐできる行動を取る
以上です。
重要なことは「自分の人生にとって重要な目標」を定めることです。
例えば、私の目標は「日本中の人がやりがいある仕事を見つけること」です。楽しんで仕事できるようになってくれるように貢献するのが目標です。
もしお金があったら大々的に広告を打ったり、人を雇ってもっときれいなWEBサイトを作ったり、芸能人に協力してもらったり、権威ある人に推薦してもらったりするかもしれません。
ただ、今できることをやるのであれば、お金をかける前にできることがたくさんあります。
こうやってブログを書くことも信念や考えを広めて目標への小さなアプローチになりますし、記事を読んで共感してくれた人が実践して効果がちゃんと出るかの検証をしたりもできます。
長く長くスキルを磨いて、提供できる価値を大きくしていく過程も、重要な目標があれば楽しくやりがいを持って進めていくことができます。
ちょっと詳しくお話していきます。
①好きなこと、興味のあること、解決したいことなどの自分の欲求を書き出す
起業に失敗したり、いつまでも「起業したいけど、何をしたらいいかわからない」と言って行動できない人は自分のことを知らなすぎます。
人間は欲求を満たすために行動します。逆に、欲求が無ければ行動しません。
しかし、欲求があるという事実だけでも人は動きます。
欲求があるから行動するんだけど、欲求が明確じゃないと理想的な結果が出てきません。
当たり前ですよね、何が欲しいのかわからないまま行動をしているわけですから。
そんな人がほとんどです。
欲求を明確に把握して、素直にそれを満たそうとしている人が少ないです。
私も以前はそうでした。
まずは欲求を把握して、自分が何を欲しがって、何のために行動する人間なのかを把握しましょう。
これさえできれば起業は成功したようなものです。
具体的には、好きなこと、興味のあること、解決したいことを洗い出して、自分が欲しいもの・やりたいことを書き出していきます。
これに関してはメルマガで「自己貢献リスト」というものを配っていますので、ぜひご登録いただき受け取ってください。
②書き出した欲求をできるだけ多く満たすことができる活動を見つける
欲求を大量に書きだしたら、それをできるだけ多く満たすことができる活動を見つけます。
①で人生で満たしたい欲求は全部出しているはずなので、それがほとんど満たされるような活動を見つけたら
「人生これだけやってりゃ最高状態」
になります。
だから、行動力やモチベーションが高いまま長くキープすることができるようになり、最後まで計画をやり通すことができるようになります。
この時点ではまだ仕事とか起業とかを考える必要はありません。
自分のライフワークとして、とにかく人生を楽しむにはどうしたらいいかだけを考えて、生き方ややることを決める感じです。
これやってれば人生楽しいって確信できるようにしましょう。
③「貢献」をテーマに目標を定める
欲求の中には「貢献欲」もあります。
誰かの役に立ちたいとか、誰かを喜ばせたいという気持ちです。
この欲求から「貢献」をテーマに、活動の目標を1つ定めましょう。
これが仕事になっていきます。
先ほどもお伝えしましたが、私の仕事上の目標は、
「日本中の人がやりがいある仕事に就くこと」
です。
以前は「やりがいある仕事の選び方を日本中に広める」と言っていましたが、これは自分の承認欲求とか自己実現欲であることがわかりました。
他人とか社会に貢献することをテーマにするのであれば、目標が他人のためになっていなくてはいけません。
日本中に広めるという規模の欲求はエゴですね。
そうではなく、「やりがいある仕事に就く」という他人にとってのプラスになることを目標にするのがコツです。
この目標に関しては、②で決めた活動の延長線上にあるものを選びましょう。
②の活動を全部利用できるような目標を立てるといいです。
自分の活動全てが、目標にアプローチできるような仕組みを作っていくことができれば、何をしていても自分に納得できるようになり、行動力が増していきます。
欲求は相互に満たし合う性質があります。
1つの欲求を満たすと、他の欲求を満たしやすくなったり、同時に複数の欲求が満たされたりしていきます。
だから、目標が②で決めた活動と深く関わっているほど、自分が欲求を1つ満たすと、自動的に目標の達成に近づいていくような感覚になります。
④目標にアプローチできる今すぐできる行動を取る
今回の記事で一番言いたいポイント、0円で起業するアイデアの核心をお話します。
活動の方向性も決まった、重要な目標も決まったら、あとは目標を達成するために行動するしかないわけです。
何から始めるか、と考えたところで今の自分にできることしかできません。
つまり、今お金がなかったり、金銭的なリスクを取りたくないのであれば、重要な目標に対するアプローチの中で
お金のかからないアプローチ
をすれば良いということです。
目標を達成するためにはある程度のお金が必要かもしれませんが、お金がなくてもできることはあるはずです。
また、すぐに仕事にしたいのであれば、決めた目標に対してお金がかからない「貢献」の方法を考えれば良いということです。
お金をかけないと貢献が小さくなるとしても、それは小さいだけであって、やり方次第でお金をいただけます。
考えてみれば、体が動くだけでも「貢献」の形になっていればお金はもらえます。
コンビニでレジを打てば1000円/時間もらえます。
建築現場で働けば10000円/日もらえます。
あなたが、貢献度の大きな目標を立てて、体を動かすことができればこれ以上の価値は生み出せるということです。
今すぐにできる目標に対するアプローチで、小さな貢献から始めましょう。
そして、少しずつ貢献度を上げて収入を増やし、人を雇ったり、広告にお金をかけたりしていけば良いということです。
起業するなら「在庫を持たないビジネスが良い」なんて言われたりします。
これを聞くと「じゃあ在庫を持たないビジネスって何だろう」って探したりする人がいます。
そうではなくて、貢献をテーマにした目標を先に立てて、その目標に「在庫を持たない方法」でアプローチしたほうがリスクが少ないということです。
思考の流れとして間違っているのは、
①起業したい
②お金のかからない方法が良い
という考え方です。
正しい考え方は、
①欲求をもとにした貢献目標を立てる
②目標を達成するには起業するのが良い(または、活動内容として起業を選びたい)
③資金が不要な目標へのアプローチから始めたい
という考え方をしましょう。
目標ありきで考えれば、どうせ今すぐにできることしかできないわけですから、お金がないなら0円で起業するしかないのです。
また、起業アイデアをネットで調べても、それが自分のやりたいことである可能性はめちゃくちゃ低いです。
自分の個性(欲求)をもとにした方が、他人が考えないようなビジネスを思いつくので稼ぎやすいですしね。
目標が重要です。さらに重要なのは、自分の欲求を把握することです。
これがわかっていれば、0円で起業できるアイデアは自然に生まれます。
だってそれしか今はできないわけですからね^^
今回は以上です!