起業するタイミングについて解説していきます。
まず、はじめにお伝えしたいのは「お金が欲しいから起業したい」と考えているうちは絶対に起業しない方がいいです。
あなたの中にある、お金以外の欲求を犠牲にするような仕事を選ぶと失敗する可能性がぐんと上がります。
確実に成功する起業タイミング
登記して法人化したり、開業届を出していなくても、大きな目標ができると「あれ、いつの間にか起業してた」という状況になることもあるくらい、マインド面が重要です。
それくらいの行動力を身につけるためには、まず「お金」や「ステータス」への欲求では足りませんので、もっとたくさんの欲求を満たすことができるようなでかい目標を立ててしまいましょう。
自分のことを知らない人が起業に失敗する
仕事でうまく行っていない人や、何事もやり遂げることができずにコロコロ仕事を変える人には「自分のことを知らなすぎ」という共通点があります。
「お金欲しい」「ステータス高めたい」「楽がしたい」などのありきたりで表面的な欲求ばかりが先行して、自分の強みや面白いところ、好きなものや興味を持つことを把握していません。
例えば、「お金が欲しい」という欲求は「車が欲しい」「将来の家族のために十分な生活費が欲しい」「海外旅行がしたい」などなど、たくさんの欲求に分解することができます。
細かく分解した中に自分の個性が見えてきます。車が好きなんだ、家族との時間が重要なんだ、海外行きたいんだ、などの自分が興味を持つ部分を知ることができます。
まだまだ細かく分解できます。海外だったらどこに行きたいのか、その国のどこが魅力なのか、旅行で何がしたいのか。
しかし、自分のことを知らない人はお金を何に使おうとしているのかすら把握せずに「お金が欲しい」と言います。
これでは欲求が抽象的すぎて、自分が何をしたらいいかがわかりません。仕事を選ぶ根拠が少なすぎます。
この状態で焦って、なんでもいいからと仕事を選んで起業すると行動力不足で失敗します。
つまらない、辛い、面倒くさい、続けたくない→挫折です。
マインドがブレる状態では絶対に起業しない方がいいです。
ほとんどの仕事が「圧倒的な行動量」で成功させることができる
起業の成功に必要なものは「行動力」です。
…というと、「じゃあ、頑張っていこう!」という人がいますが、そりゃ無理です(笑)
人間が意図的に頑張ることができるのであれば、文明はもっと早く発展しています。
あと、頭の仕組みが「やりたくないことを続けられる」ようになっていたら、たぶん若いうちに精神的にやられてしまうでしょう。
やりたくないことが続かないのは正常です。「頑張ろう!」で頑張れないのは、ちゃんと心が働いて守ってくれてるからです。
というわけで逆に考えれば、頑張ろうとしなくても行動力が出てくるような仕事を選べば成功するということです。
好きでやってるだけなのに周りから「よくそんなに頑張れるね」と言われるような状態が理想です。
仕事の作業だけではなく、何かわからないことにぶつかった時に勉強したり、先に成功している人に質問をしてみたりと、行動力はすべてを解決してくれます。
頑張らないでも行動力の出る、自分に合った仕事を見つけることが成功のカギです。
それさえ見つかればすぐにでも起業してOKです。
人間の行動はすべて「欲求」から生まれる
見出しが宗教みたいになってますが、起業のタイミングの話なので安心してください(笑)
何か行動しようと思う時は、何か欲求があるときです。
「〇〇したい」という欲求が無ければ人は動きませんね。
つまり、「起業したい」という感情も、何か欲求からきているわけですが、ほとんどの場合「お金」と「ステータス」が欲しいというところでしょう。
これでは起業を成功させるにはちょっと欲求が少なすぎます。行動力が生まれません。
解決するための考え方としては、「起業したい」という目標自体を変えてしまうほうがいいです。
そもそも、起業は手段でしかありません。何か大きな目標を達成するために、社会のルール上有利だから起業するというのが自然です。
大事なのはその「何か大きな目標」の方です。
自分の欲求のほとんどすべてを満たしてくれるような目標。これさえ決まれば起業に成功したも同然です。
大量の欲求を満たすような「何か大きな目標」を立てる
まずは自分の欲求を明確にして把握しておきましょう。
・好きなこと
・興味のあること
・解決したいこと
などの感情から、「〇〇したい」という欲求をできるだけたくさん書き出しましょう。
1回目に書き出したことで満足せずに、書き出したものをさらに細かく分解して具体的にしていきます。
絶対に覚えていられないくらい大量になるはずです。これを紙に書いていつでも見ることができるようにしておきましょう。
そして、そのたくさんの欲求をできるだけたくさん満たすことができる目標を設定しましょう。
欲求の中には「誰かの役に立ちたい」とか「喜ばせたい」というような「貢献欲」もあるはずなので、その目標は必ず仕事として機能します。
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確実に成功する起業のタイミング
人生をかけても良いと思えるような目標が見つかれば、圧倒的な行動量で成功します。
そして、大きな目標が見つかって、何か調べ物でも始めた瞬間、それはもう起業しているも同然ですね。
これが起業のベストタイミングです。
登記して法人化していなくても、開業届を出していなくても、目標に向かって作業を始めていて、その中に「貢献欲」を満たそうという気持ちがあるならば事業としてすでに成り立っています。
売り上げや利益が大きくなったら法人化して節税すれば良いですし、1人では対応しきれなくなったら人を雇ってもいいです。
大きな目標を達成するために、自分ひとりでもできることから行動していくんだという気持ちがあれば、必ず成功するでしょう。
つまり、形式的な起業は「起業したいので、します!」と言ってするようなものではないということです。
大きな目標を達成するために、手段として起業したほうがいい、というところで起業します。
本質的な起業、事業の立ち上げと言う意味では、目標を持った瞬間すでに起業しているということを頭に入れておいて、「大きな目標を達成したい」と思う気持ちが一番大事だということを覚えておいてください。
それさえあれば勉強も、作業も、起業に関わる全てを圧倒的な行動量でねじふせ、成功することができるはずです。
まとめ
・「お金が欲しいから起業したい」と考えているうちは絶対に起業しない方が良い
・自分のことを知らない人が起業に失敗する
・起業の成功に必要なものは「行動力」
・自然に圧倒的な行動量が出てくる仕事を選ぶ
・自分の欲求をすべて明確にして、できるだけ多く満たせる仕事を選ぶ
・人生をかけても良いと思える目標を持った瞬間、すでに起業している
・勉強も、作業も、起業に関わるすべてを圧倒的な行動量でこなす→成功