今回は起業するメリットについて書こうと思います。
が、ちょっと他のサイトで語られている一般的な起業のメリットとは離れています。
結論から言うと、起業のメリットって利益が出せてなきゃ何も無いんです。
しかも独立したほとんどの人が利益出せずに辞めてしまうということなので、多くの人に言えることは
「起業にメリットはありません!」
なんですよね。困ったことに。(笑)
※ちなみに私は起業をおすすめしています
利益が出ている前提での起業のメリット
とりあえず、起業して上手く行った身として、先に私が感じるメリットを語っておきます。
これは利益が出ている前提でのお話です。→後で利益を出すために必要なことを簡単に解説します。
起業した場合のメリット(就職と比べて)は大きく分けて3つあります。
①収入UP
②時間の自由
③やりがいと楽しさが段違い
です。詳しく話していきますね。
①収入UP
これは原理的に考えて当たり前ですね。
会社で働けば利益の数%は会社のものとなります。
厳密には、会社が儲かる仕組みを作っていて、その仕組みの中で働いている以上「仕組み利用料」が発生しているようなものです。
一方、起業した場合は利益が100%自分に入ってきます。
利益が入ってくるまでの仕組みづくりを自分でやらないといけませんが、一度作った仕組みは長期間そのまま利用できるます。
つまり、労働に対する収入の大きさは起業したほうが大きいということです。
だから収入UP。
まぁ、雇用やITで自動化ができれば、労働に対する対価という概念もなくなります。
そうすると時給30万みたいなことも普通にあり得ます。
ちなみにわたしは最大で時給50万とかになります。
1か月の仕事が2~3時間経理やって終わり、みたいことがちらほらありますので。
利益が出ている前提ですが、就職して働くよりも収入は大きくなります。
②時間の自由
時間もかなり自由になります。
仕組みの作り方次第ですが、雇用やITにより自分がいなくても回り会社を作ることができます。
私の場合は数字が好きなので経理だけ自分でやってます。これは管理も含めて意味があると思っています。
ただ、それ以外の仕事は完全に自分は蚊帳の外です。
たまにWEBサイトやブログ記事の内容を変更することはありますが、お客さんから指摘があった場合のみです。
会社員でも役職ついて、自分が何もしなくていい環境を作ればあり得るのかもしれないけど…、いや無いか(笑)
最高の環境が作れれば月の労働時間を10時間以内にすることが可能です。
③やりがいと楽しさが段違い
これも仕事選びでミスってないことが前提です。
スタートアップして開発競争するみたいな大規模な起業だと話は変わりますが、年商1億くらいまでのスモールビジネスであれば自分の好きなように仕事をカスタマイズできます。
自分の「〇〇したい」「〇〇が欲しい」という欲求が明確であれば、起業したほうが断然やりがいがあって楽しい仕事ができます。
逆に、「儲かるなら何でもいい」とか「稼げるなら何でもする」という考え方の場合は、逆に起業すると辛いです。
欲求がはっきりしていない状態で起業すると、自分が何をしたいのかわからずに右往左往して結果が出ません。
欲求がはっきりしていなかったり、明確にする気がないのであれば就職したほうが楽しいかもしれません。
…どっちにしても欲求は明確にした方がいいです。
人生の質にかかわってくるし、お金の欲求しか把握していないと本当に何をしたらいいのか判断つかないです。
余談ですが、最近気づいたのが「お金の欲求」が強すぎて何も見えなくなる人って、かなりの心配症です。
そして考えすぎな面が強い。
考えすぎて、しかも不安ばかりなので、どんどん人生が怖いものに見えてきて、「お金があれば不安は消える」みたいな考えにとらわれているという感じです。
皆さんもご注意。
考えない方が行動力は出ます。
起業することのデメリット
上で話した「何をしたらいいかわからない」というのが起業のデメリットです。
①知識がないと何をしたらいいかわからない
②強制されないので行動力とモチベーションの管理が必要
この2点を詳しくお話します。
①知識がないと何をしたらいいかわからない
起業したらずーっとコレです。問題が起こって何をしたらいいかわからない。
理想の状態にならないから何とかしたいけど、何をしたらいいかわからない。
実際は起業する前から続いているんです。
「儲かるなら何でもいい」の「何でもいい」ってのは、裏を返せば「何をしたらいいかわからない」から「何でもいい」って言ってるだけです。
で、だいたい儲かりそうなものを選んでやってみて、途中で挫折してやめてしまう。
もしくは、やりたいことが見つからなくて起業したいなぁって思いつつ最後まで何もしないというのが普通じゃないでしょうか。
行動の根拠は欲求です。欲求が無ければ人は行動しませんからね。
なので、欲求の無い「何でもいい」の部分は行動を引き起こさない仕事を選ぶ可能性が高くなり、次で話す行動力とモチベーションの低下につながります。
欲求の洗い出し方も、仕事の選び方も知識です、メルマガで解説してるのでよかったら登録してください。
また、商品開発、マーケティング、セールス、全部知識です。
新しいアイディアとかでスタートアップして、しかも世界のトップを狙うならほぼ芸術ですが、一人で1億稼ぐという話であれば知識でどうにかなります。
つまり、勉強し続けないといかん、しかも行動しながら、さらに欲求は明確にね。
という結構面倒な生活がずっと続くんです。
これが楽しいと思えないと、知識不足による「何をしたらいいかわからない」のまま成長しないということです。
欲求を明確にしたらたのしんですけどね。
②強制されないので行動力とモチベーションの管理が必要
就職して働くのと違って、強制力が全くありません。
起業するって言って、例えばアフィリエイトとかやり始めて、1か月してもう何もしてないなんてことはザラです(笑)
起業(ここでいう起業は自分でビジネス始めること)してから1年後にやっていない人は、ネット上で調べることができる確率よりもずっと高いと思います。
これは何度も言いますが欲求の明確化で解決できます。
ってか、欲求明確にしないとほぼ何しても途中挫折します。
やることが面白くなかったり、目標や理想がしっかり見えていないとどうしても行動力は減ります。
全てのことが自分の自由にできるというのは言い換えると、すべてのことを自分で決めないといけないということです。
これは欲求が明確になっていて、しかも大量の欲求を把握していないとすべての行動に根拠を持たせることはできません。
相当面倒ですよね(笑)
だから、最初の段階で自分の中から大量の欲求を出しておいて、それに基づいて行動を決めて行けばOKです。
欲求のリスト(自己貢献リストと呼んでいます)があると、他人の行動原則を学び続ける必要はなくなりますし、自分だけの行動選択ができるので芸術性も出てきます。
この芸術性が大事なんですよね。自己実現(←言い方が胡散臭くて嫌いw)をするには、この工程は避けて通れません。
常識で考えるすごい人、かっこいい人ってのはあんまり自分に当てはまっていなかったり、足りていなかったりすることが多いです。
それよりも自分の欲求をすべて叶えることができている状態になるほうが、本当の自己実現だと言えます。
自分が持っている欲求が満たされているので当然ですよね。
というわけで、自己貢献リスト作って、それを満たすような仕事を選んで行動していくことが行動力とモチベーションにもつながります。
この管理ができていないと、起業しても前に進みづらくなるので注意です。
①+②=結果が出るまで難易度高め!
まとめると、
「①知識がないと何をしたらいいかわからない」
「②強制されないので行動力とモチベーションの管理が必要」
という2つの理由で、結果が出てくるまで難易度高めです。
行動しながらピンポイントで知識を学びつつ、その活動を止めないようにするために行動力とモチベーションの管理です。
ただ、これを半年~1年続ければ仕組みが出来上がりますので、そうなったらもう春です。花咲きます。
これを多くの人が経験したことのある何か例えるならば、
・受験
・期末試験
ですね。
勉強したら結果が出ることは何となく理解できるけど、勉強したくねぇ~、って感じです。
期末試験なら勉強しなければ期限が来て赤点だなんだと評価が下されるわけです。
問題は起業には期限もないし、強制力も無いので、行動力キープできなかったら結果がでないので、「失敗」がありません。
計画をやり通さないと「失敗」が無いのでなんか変な自信を持ったままになってしまったり、何もしていないのに夢だけ見てるような状態になる人もいます。
だから、欲求を明確にして行動することを心がけてください。
また考えすぎ注意です。こうしないとダメだとか、ああしないといけないとか考えすぎて行動が止まったら逆効果です。
行動第一、勉強や調整は二の次です。
行動すれば学ぶべきことがピンポイントで見えてきますので、行動が先です。
若いうちに起業するメリットとデメリット
最後に若いうちに起業することのメリットとデメリットを少しお話します。
先に言っておくと、もう起業すること自体に年齢は関係ないです。
人と顔合わせなくてもできる商売もありますし。
大事なことは、自分が何をするか、どんな課題をもつか、目標をどこに設定するか、です。
例えば、トークの技術磨いて、人と楽しくコミュニケーション取りながら営業や交渉の世界で活躍したいという場合は、まずは就職して人脈形成した方が早い場合もあります。
かなり大きな市場を標的にして、業界的に名前を広めたいとかね。
いきなり起業して、法人登記して、政治で保護されてる産業で仕事しようとしても厳しいところがあるでしょうし。
こういう場合は若いうちに起業するのはデメリットが大きいと思います。
逆に、目標が個人でも達成できることだとか、その目標に対して就職しても何もプラスになるものが無いという場合は、いますぐ起業して行動しながら学び始めた方がいいって場合もあります。
「起業したい!」が強いなら、さっさと起業して、方法論いっぱい学んで、どんどん行動していきましょう。
お金かけないでどんどん失敗していけば、センス磨かれますよ。
その方が人生的にもメリットが高いです。
まとめ
起業のメリットデメリットについては語りきれたと思います。
はじめにも言いましたが、起業のメリットは全部、利益が出ていることが前提です。
利益を出すには、行動を先にして、ピンポイントで学び続けるという活動が必要ですし、それが作業的にはひたすら面倒なので、ちゃんと面白い仕事を選んでやってかないと行動力とモチベーションが出なくて、行動量不足で結果が出ません。
まずは欲求を大量に洗い出して把握して、それからスタートを切らないと起業のメリットは受け取れないことを念頭に置いて、起業の準備を進めてください。
以上!