ここから仕事を決める段階に入っていきます。
今回の目標は、あなたが人生でどんなふうに価値を生み出すか、方向性を決めることです。
具体的にはあなたが目指す、
・理念
・行動指針
・価値
をと決めていきます。
大事なことは「ざっくりと決める」ということです。
時代とともに人のニーズは変わりますし、それに合わせて仕事に必要な知識やスキルも変わっていきます。
上手に仕事をしていくには、課題や問題点を積極的に見つけて、いくつもの対策を試して解決を試み続ける必要がありますので、抽象的な仕事の方向性を決めるのが大事になります。
ちなみに、理念や価値なんて言うと起業するような感じになりますが、就職する人にも使えます。
もちろん起業する場合には、参入する市場や商品開発にもつながる大事な考え方です。
本題に入る前に、どうしてライフスタイルを決めるだけではダメで、他人に貢献する時間を取らないといけないのかについて簡単にお話します。
自分では満たせない2つ欲求「お金」と「気持ち」
どうして仕事をするのかについて簡単に説明します。
自己貢献リストのうち「お金」と「他人からの気持ち」に関する欲求は、自分では満たせないからです。
たとえ自分の手のひらから札束が無限に湧いてくる特殊能力を持っていても、それをスーパーに持って行って牛乳買ったら犯罪になります(笑)
また、誰かから「ありがとう!」と感謝されたり、「君がいると楽しい!」と言ってもらったりというのは、自分1人では絶対に得ることができない経験です。
他人からの「尊敬」「感謝」「信頼」「愛情」などを受け取ることは、絶対に自分自信で満たすことができません。
つまり、欲求には他人からもらうことでしか得られないものがあり、仕事とはそれらを得るための行動だということです。
また、自己貢献リストを自分で全部満たしていくよりも、それぞれの項目について得意な人に代わりに満たしてもらったほうが楽ですよね?
逆に自分が得意なことは他人の分も満たしてあげて、お互いに欲求を満たし合うことができたらみんなが幸せです。
「お金」はこの流れをスムーズにするために生まれました。
毎回物々交換をしていては適した人を探すのが面倒なので、お金という共通価値を作ったということです。
だから、今あなたが持っている「お金」は誰かがあなたの自己貢献リストを満たすためにくれたものだと考えるのが妥当です。
お金が欲しい場合は、「あなたの〇〇という欲求を満たします!」と宣言して、妥当な値段をつけておけばいいわけです。
誰かの「自己貢献リスト」を満たしてあげることで、その人はあなたの自己貢献リストを満たすために「お金」をくれます。
あなたが買い物をするときには、あなたの自己貢献リストを満たすために「お金」を使います。
買い物をしたお店側は、あなたの自己貢献リストを満たすことであなたから「お金」をもらいます。
簡単に言えば、みんなで自己貢献リストを満たし合うほうが楽に幸せになれるってことです(笑)
そのために仕事をするわけですね。
これも欲求どうしが満たし合う性質のひとつだと思います。
特定の欲求を楽に満たすことができる人どうしが協力してお互いの欲求を満たすということです。
ちなみに、自給自足をする人にとっては、自分の自己貢献リストを満たすことを仕事と言ったりもします。
畑仕事をしたり、家を修繕したり。
だから、仕事をした方が楽しく生きられます。
もし楽しくないと感じるのであれば、仕事が自分の得意なことや欲求に合っていないか、働く時間が長すぎるか、やっていることが他人の欲求リストに無いor小さいか、会社のピンハネがでかくて給料が少ないかです(笑)
逆に、自分のライフスタイルに合った仕事をして、適度な労働時間で、他人の自己貢献リストの「誰もやってくれないこと」を満たしてあげるのが良いです。
私が起業をおすすめしているのは、これらの条件を自分に合った状態に整えることができるからです。ピンハネもありませんしね(笑)
起業は簡単ではありませんが、合ってない仕事をするよりだいぶ結果は出やすいです。※自発的に動かなきゃいけないので、自分管理が難しくはあります
というわけで、仕事をする理由が伝わったでしょうか?
ここからが本題です。
自分が取り組む仕事の方向性をぼんやりと抽象的に決める
ライフスタイルを活かして、誰を助けることができるか、どんな状況を改善できるか、どんなふうに人を喜ばせることができるかを考えて、方向性だけ決めておきましょう。
実際には、ぼんやりとした方向性の中であなたが変えられることを探し、周囲の人の問題や悩みの解決を「試す」という行動を続けることになります。
以下の3つを決めていきましょう。
①理念
→どんな仕事をするのかを決めます。私の場合は「仕事にもっと幸せを」です。ざっくりしてますね(笑)これくらいざっくりしておくと、行動に制限がかかりませんので自由に活動できます。ただ方向性はしっかりしていますので、お客さんを見失うことはありません。
②行動指針
→理念を達成するためにどんな行動を取るかです。私の場合は「どうすれば働くことが幸せにつながるかを考え、その方法を磨き続け、届ける工夫をする」です。
③価値
→これはどんな価値を持った存在になるかですね。私の場合は「仕事に違和感を持った時に相談できる頼れる人」です。
こんな感じで、かなりざっくりと仕事の方向性を決めて目標にします。
で、これらの目標を達成するために何をすれば良いかというと、「ライフスタイルを全力で楽しむ!」ということです。
ライフスタイルを活かせるような仕事の方向性になっているのであれば、ライフスタイルを楽しむことによって成長できるということですよね。
今すぐ満たすことができる欲求からどんどん行動して満たしていき、影響力を広げていくと与えられる価値も大きくなっていきます。
今回は短いですが以上です。
次回は、ライフスタイルと仕事の方向性を考慮して、具体的に何をしていけば良いのかをご説明していきます!