なぜか起業とか経営の話になると「マインド」って言葉が飛び交う。
特に、ネットや書籍など、文章媒体で語られることが多い。
直接誰かと会って話すときには「マインド」なんて言葉はあまり聞かないけど、ブログや宗教っぽい本ほど「マインド」という言葉を使うようです。
うさんくせぇっすね。
さて、今日はこの「マインド」について語ります(笑)
起業のマインドについて知りたいって人は、おそらく「どういう考え方をすれば成功できるのか?」、または「どんなことを心がければ儲かるようになるか?」みたいな行動指針が欲しいんだと思います。
自分の考えで突き進むと失敗するかもしれないから、確実に成功するにはどんな基準で行動を選択すればいいのかってことですよね。
つまりですね、マインドマインドって言われてるその曖昧な概念はきっと、
「起業して成功するための行動指針」
ってことですよね。
それならありますよ!具体的に解説していきます!
世間一般で言われる「起業家マインド」(笑)
起業家マインドとか、オーナーマインドなんて話がよく出回りますね。
「金持ち父さん貧乏父さん」なんかもその類の話でした。
ぶっちゃけその辺の話って枝葉(細かくて後回しでもいい)の話なので、そんなこと始めから気にしても成功できません。
投資して事業を持って、自分がいなくても収入が入るようにして…みたいな。
それがオーナーだ!…みたいな。
ほんと、うさんくせぇ(笑)
人それぞれ価値観違いますからねぇ。
生涯現場に出て身体動かしたいって言って、うまく行ってる社長とかもいますから鵜呑みにすると自分に合ってないことに注力することになって無駄な時間を過ごします。
しかも、起業家マインドとか、オーナーマインドって話になると、すぐ不労所得やら権利収入みたいな話するじゃないですか。
ネットワークビジネスなんか、もう「権利収入」って何回言ったかで収入決まるかみたいなことやってるじゃないですか(笑)
それは忘れてください。
起業におけるマインドは、
「起業して成功するための行動指針」
という定義にしましょう。
簡単に言えば、「自分で事業起こして効率よく稼ぐにはどうしたらいいか」って単純な話です。
無駄に精神世界に行ったり、すごい夢物語に美化しないでやっていきましょ。
私が確信する起業に必要な4つのマインド
結論から言いますね。
起業に必要なマインドは以下の4つです。
- できることを把握する
- 需要に応えようとする
- 需要を生み出そうとする
- 毎日短時間、1つに集中する
これだけ。覚えちゃってください。
「マインド」って考え方とか、性格、精神力的な意味が強いけど、大事なのは知識です。
これを知っていれば上手く行く、知らないと行動指針がなくて不安になる、それだけ。
ただ、不安がなくて自分で決めてやっていける人は、自然とこの4つに収まって上手くいくようにもなってます。
マインドなんて言い方すると何かすごいもののように感じますが、ただの知識です。
この4つの行動を積極的に取っていけば、独立起業は成功します。
1つずつ具体的にみていきましょう。
できることを把握する
あなたが起業して成功するのは、あなたにできることのみです。
できることをやるから、お客さんはあなたに依頼します。
できることをやるから、経営のシステムを作ることができます。
できないことを頑張っても、それは練習・勉強の類です。
仕事ではないですよね。
だから、できるようになるまでは稼げません。
稼ぎたいという欲求があるなら、できないことから始めるのは避けてください。
というわけで、自分にできることは把握しておきましょう。
紙に書いてリストアップするくらい、明確に把握しておいた方がいいです。
できることを複合的に使ったりして、後で説明する需要に応えることができたら、それは仕事になります。
つまり、起業に成功できます。
また、「需要があって今すぐできること」に集中できると、意外とたくさん稼げます(笑)
お金を稼いだり、顧客(フォロワー)が増えたり、影響力が増していくと、できることはどんどん増えていきます。
なので、できることが増えたの見逃さずに、またリストアップするなりして把握してください。
上位の「できること」はさらに大きく稼げる可能性を秘めていますよ^^
需要に応えようとする
やりたいことばっかり探してませんか?
需要が無いことをやっても、仕事にはなりません。
これ、ふっつうの話なんです。
だけど多くの人が「需要の無いこと」を頑張ってしまう。
理由としては、
「こういう風なサービスをしたら、儲かるかもしれないな」
という考えでビジネスを始めてしまうからですね。
自分が儲かるかどうかしか考えて無かったら、それが利用されるかどうかはギャンブルでしかありません。
そうではなくて、上記の「できること」を使って、目に見える需要に応えられるかどうかを考えるのが成功するマインドです。
新しい見たことも無いサービスを立ち上げるのもいいかもしれませんが、まずは目に見える需要に応える方がずっと簡単に成功できます。
〇「あ、この地域とんかつ屋さんがない。おれウマイの作れるから店出そう」
この考えなら失敗しようがありません。※集客、品質などは最低限頑張る必要がありますけどね
〇「最近とんこつラーメンが流行ってて、店も増えている。儲かりそうだから始めよう」
これ失敗する可能性高いです。
もしかしたら、ブーム去りそうになっているかもしれないですし、その地域にとんこつラーメン屋が増えてるなら、もう必要ないじゃないですか。
飛びぬけておいしいもの作って、集客も頑張らないと成功しません。
超難しいことやろうとしてますね。
需要を考えて無いからです。
まずは目に見える需要に応えることを心がけてください。
これさえできれば失敗することは無いはず。
需要を生み出そうとする
少しステップアップして、目に見えない需要を生み出すというのも考えてみましょう。
例えば、12年前に発売されたiphoneとか。
当時は携帯が小さくなって、安く買えるようになって、普及してきたわーいって言ってました。
スマホなんて必要なん?的な状態ですね。
目に見える需要はなかったわけです。
しかし、今となっては目に見える需要になりました。
iphoneほしー、iphone便利~、iphoneひっす~、ってこれ需要になってますよね。
アップルの場合、パソコン作れる、ミュージックプレイヤー作れる、デザインできる、って上位のできることいっぱい持ってて、それを組み合わせて需要を生み出したということです。
ここまですごいことを個人でやろうってわけにはいきませんが、できることを増やしていき複合させたときにとんでもなく大きな需要を生み出せる可能性にぶち当たることがあります。
できることを把握して、目に見える需要に応えて小金稼いで、できることが増えてきたら複合して「誰も気づいていない需要」を生み出すということです。
単純に思い付きのアイディアで、自分にできるできない関係なくお金の力でビジネスを成功させるなんてことをやっている人はいません。ってか成功しませんそれ。
手持ちのカード(できること)を基準に考えて、組み合わせたりいろいろやってるうちに「あ、これできるじゃん」「みんなこれあったら超喜びそうだ!」と気づくんですね。
起業はアイディアじゃないっす。
毎日短時間、1つに集中する
最後です。
どんなにできることがあっても、需要に応える気持ちがあっても、誰にも見えて無い需要に気づけても…
行動しなければ、何の意味もありません。
集中力については必ず勉強してください。
いろいろ本をあさっていると、集中力なんていらないとか言う人がいますけど、嘘ですよ。集中力いります。
集中力って言い方をされるのが普通なんですが、「力(ちから)」として考えないで、知識として考えてください。
以下のことを知っているのと知らないのでは、行動量に大きな差が付きます。
これが成功と失敗を分けると言っても過言ではありません。
- どうすれば集中できるのか
- 1日にどれくらい集中できるのか
- 集中する時間を延ばすにはどうしたらいいのか
- 「ダラダラ長く」と「短時間集中」の生産性の差は?
結論だけ言っておきます。
①ダラダラよりも集中した方が生産性は高い
→目標達成率が高いと言い換えてもいい
→つまり、成功しやすい
②週5日、1日3時間~4時間くらいが限界
→1週間に2日は休みましょう
→午前中の3~4時間が大事
③外部からの刺激を完全にシャットアウトしましょう
→携帯電源切る
→ご飯食べて、飲み物飲んで、トイレ行ってから集中
→室温OK?うるさくない?なんなら耳栓して!
④はじめは30分できたら上出来。徐々に時間を伸ばしていこう
→どんなに伸ばせても1日4時間が限界
→ほかの時間は体を休ませよう
これは統計的な研究で分かったことなので、個人差はあっても信用できる内容だと思います。
最低限、上記の結論だけは覚えて、行動量を確保してビジネスに取り組んでください。
起業成功したけど、「隠された秘密の技」なんて無かったョ。
私は4年前くらいに運送業がうまく行って経済的に成功しまして、3年前には自分がいなくてもビジネスの仕組みを作りました。
それまでは鳴かず飛ばずで、何をやってもあまりうまく行かなかったんですよね。
で、少しずつ上記の4つのマインドが整理されていって、気づいたら成功していました。
しかも運送業においては、①②④のマインドだけですね。③は使ってないです。よくあるビジネスなので(笑)
需要に応えて、できることを集中してやる。
その行動に何か「隠された秘密の技」なんてものはありませんでした。
私は「大きな成功をしている人ってなんか自分がしらない情報を持っているんじゃないか…!?」って思っていました(笑)
なんかもっと簡単な方法があるとか、コネや人脈で稼げているだけなんじゃないかとか、そういう都市伝説的なことを自分ができないことの理由にしていたんでしょうね。
ないですよ~そんなものは(笑)
しかもですね、「今すぐできることを把握して目に見える需要に応える」って心がけると、意外とすごい早さで成功します。
ホント意外ですよ。びっくりするくらいに稼げる瞬間がすぐきます(笑)
これには理由がありまして、「できること」ってのがミソです。
みんな「できること」をないがしろにしています。
「やりたいこと」ばっかりやってて、難しいこと、できないことに挑戦しつづけているんですよね。
次の項で詳しく解説します。
有名人の「やりたいことをやれ!」は条件付きですよ
「やりたいことに集中しよう!」ってめっちゃ前提条件あるんで注意してください。
本当に純粋に、「やりたい」っていう欲求だけで仕事を選ぼうとしたら、
「じゃあおれはパチンコがやりたいからパチプロになろう」
みたいなこと言って、ビジネスにするまでもなく借金作って滅亡します。
じゃあ「やりたいことをやれ!」って何なんだって話ですよね。
やりたいことやって上手く行ってる人ってなんで上手く行くんだって。
もう一度おさらいですが、起業して成功するマインドは4つです。
- できることを把握する
- 需要に応えようとする
- 需要を生み出そうとする
- 毎日短時間、1つに集中する
で、これが前提条件にそのまま該当します。
この条件が揃っていて、その中でやりたいことを選んだら100%成功します。
つまり、やりたいことやって成功している人ってのは、この前提条件がそろっているものを「やりたい」って感じているだけなんですよ。
逆に、この前提条件に当てはまらないものを「やりたい」って感じる人はやりたいことをやっても成功しません。
「パチンコがやりたいからパチプロになりたい」は失敗。
「パチンコの知識を持っていて、勝ち方を知りたいって需要があるから、パチンコ攻略雑誌を作りたい」は成功です。
もう根本的に考え方が違いますよね(笑)
後者に魅力を感じて打ち込める人は、やりたいことをやっているだけで自然に成功します。
おそらくですが、こうした考え方の違いが、起業家マインドなんでしょうね。
間違っても「自分は働かずに収入を生み出す、それがオーナーマインドだ!」みたいなちっさい話はマインドでも何でもないです。
ただの願望。
自由な時間を確保しながらビジネスの仕組みを作るってことを心がけるってんならいいですけどね。
さもそれが正しく、起業家やオーナーに必須みたいな言い方はどうかと思います。
「考え方や性格がダメだから起業できない」って考えは捨てよう
考え方や性格、他にも学歴、成績、家の環境、もろもろもろもろ…
自分ができない理由を考えるのはもうやめましょう。
あなたはもう知ったはずです、起業して成功するために必要なマインドを。
4つ知ってればいいんですよ。
起業がうまく行かないのはこの4つを知らなかったから、それだけ。
性格がだめとか、顔が悪いとか、口が臭いとか、そんなもんは成功&失敗に関係ありません。
上手く行かない時って、とにかく先天的なものを理由にしたくなりますよね。
そうすれば「じゃあ、しょうがないか」ってあきらめられますもん。
あと「顔がいいからだろっ!」って怒ったりもできますし(笑)
でも、起業の成功、特に個人の独立起業なんて、知ってるか知らないかの違いのみです。
もともと起業したいなんて欲求は稼ぎたい!とか偉くなりたい!とか有名にないたい!とか勝ちたい!みたいな私欲的な動機だと思うんです。
だから、4つのマインドにたどり着くまでに時間がかかるのは当然だと思ってます。
「人よりもすごいことをやってやろう…グヘヘ」って思っている人が、律義に「自分にできることを把握しよう、できないことは我慢」なんて考えないでしょ(笑)
で、うまく行かないと自己否定のパレードが始まるんですが、それはやめましょう。くその役にも立ちません。
知らなかっただけ。誰も教えてくれなかっただけです。
4つのマインド(行動指標)を守れば、起業の道は見えてくる
4つの行動指針、見えましたでしょうか。
自分の身の丈を知って、できる範囲で頑張って、結果が出たら身の丈も伸びるからできる範囲も広がると。
そんな感じでどんどん強く大きくなっていくのが起業です。
そして、その流れを作るための考え方が今回お話した4つのマインドです。
③のマインドは、はじめは無視してもいいと思います。
まとめると、起業して成功したいなら、
「今自分にできることで、目に見える需要に応え、その仕事だけに毎日短時間集中する時間を作る」
というマインドを持ってください。
「できること」を軸に仕事を見つけてくださいね。
「やりたいこと」から考え始めるとだいたい失敗しますからね。
今回は以上です!